1万円ちょっとの低価格なスマートウォッチ「Amazfit Bip5 Unity」をレビュー! |
スマートウォッチはエントリーモデルでも大画面化が進んでおり、大画面ディスプレイを搭載しているスマートウォッチとしてZepp Healthが展開しているブランド「Amazfit」から新たにスマートウォッチ「Amazfit Bip5 Unity」が日本にて2024年6月11日(火)に発売されました。価格はオープンながら市場想定価格および公式Webサイト( https://www.amazfit.jp/ )内の公式Webショップでは11,900円(税込)となっています。
このAmazfit Bip5 Unityは人気のスマートウォッチ「Apple Watch」の45mmサイズと同等の1.91インチという大型ディスプレイを搭載しており、1万円ちょっとと低価格ながらも心拍数や血中酸素濃度、睡眠状態などの健康データのモニタリングやワークアウトの記録、各種の通知などのほか、Bluetoothによる通話などにも対応しています。今回、Zepp HealthよりAmazfit Bip5 Unityを提供いただきましたので、実際に使ってみた模様を紹介します。
Zepp Healthは2013年12月で創業したスマートウォッチなどのウェアラブルデバイスのメーカーで、2021年2月25日にHuamiから社名変更し、プレミアムスマートウェアラブルデバイスの独自ブランドとしてAmazfitを2015年9月から展開し、スマートウォッチやバンド、完全ワイヤレスイヤホン、スマートトレッドミル、スマート体組成計、スポーツギアなどといったスポーツや健康に関連するスマートハードウェアを提供しています。
同社ではこれまで2014年以降に全世界で2億台以上のスマートウェアラブルデバイスを出荷しているほか、日本でも大手Webストア「Amazon.co.jp」( https://www.amazon.co.jp )などにて長らく各種製品を販売しており、低価格なスマートウォッチブランドなどとして人気となっており、調査会社のCanalysによる集計では2024年通年の日本国内におけるウェアラブルデバイス(スマートウォッチおよびバンド)出荷台数では第5位を記録しています。
Amazfit Bip5 Unityは1万円ちょっとというリーズナブルな価格ながらもスタイルや機能が充実したスマートウォッチとなっており、Amazfitのエントリー向け「Amazfit Bip5」シリーズのコンセプト「Go Bigger, Go Smarter」を踏襲しながらAmazfit Bipシリーズ最大のディスプレイサイズを搭載するなど、手頃な価格ながら充実した機能を搭載することによって高いコストパフォーマンスを実現しています。
本体はApple Watchなどに近い四角いデザインの2.5D強化ガラスとステンレススチール製ミドルフレームでスタイリッシュさと洗練さを兼ね備えており、厚み約10mm、重さ約25g(本体のみ、バンド除く)と軽量・薄型になっています。なお、サイズは約45.8×37.8×10mmで、付属するシリコンバンドを含めた重さは約40g、本体色はグレーとチャコールの2色展開です。またIP68等級の防水・防塵にも対応しています。
ディスプレイは前述通りに1.91インチの大型TFT液晶ディスプレイで、解像度は320×380ドットの260ppiと視認性が高く、指紋防止コーティングが施されたタッチスクリーンによってタッチ操作がしやすくなっています。なお、ディスプレイは有機ELではないため、常時表示には非対応になっています。充電は同梱されているマグネット式の専用ケーブルにてUSB経由で行い、内蔵バッテリー300mAhをフル充電で最大11日間(日常での標準的な使用)の利用ができます。
ウォッチフェイスの種類は、無料と有料のウォッチフェイスをあわせて100種類以上用意されています。スマートフォン(スマホ)など向けアプリ「Zepp」よりウォッチフェイスをダウンロードして適用します。70以上のミニアプリもダウンロード可能です。なお、Amazfit Bip5 Unityは自社開発の最新世代スマートウォッチオペレーティングシステム「Zepp OS 3.0」を搭載し、Zeppアプリの対応OSはAndroid 7.0以上およびiOS 14.0以上となっています。
健康データはBioTracker PPG生体センサーによって心拍数モニタリングや睡眠時呼吸の質のモニタリング、ストレスモニタリング、血中酸素レベルなどに対応し、運動データは3軸加速度センサーによって100種類以降のワークアウトに対応しており、これらのアクティビティーデータはZeppアプリと同期してクラウドに保存されます。またモニタリングはアプリで設定が可能です。
またZeppアプリでは有料の睡眠サポートサービス「Zepp Aura」の利用が可能で、ヒーリング音楽の再生、パーソナライズされた睡眠健康分析機能を活用して、睡眠時無呼吸、不眠症、または日中の眠気などの障害に対してリスク度合いを評価できます。
その他、マイクとスピーカーが搭載されており、ペアリングしているスマホ経由でBluetooth通話が可能です。Amazon Alexaに音声コマンドによってアラームやタイマーの設定、天気のチェック、スマートホームデバイスのコントロール、買い物リストの作成、質問、翻訳の操作が可能です。なお、BluetoothはLow Energy(LE)に対応したVersion 5.2となっています。
同梱品はスマートウォッチ本体(標準バンド含む)およびマグネット式充電ケーブル、取扱説明書となっています。このようにAmazfit Bip5 Unityは手頃な価格ながらも1.91インチ大型ディスプレイを搭載し、ステンレススチールのメタルフレームによるスタイリッシュなデザインとなっており、エントリーモデルながらも充実した機能でこれからスマートウォッチを使ってみようという人をはじめとして多くの人にオススメできると感じました。
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記事執筆:伊藤浩一
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