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新ミッドハイレンジスマホ「POCO X7」シリーズが登場! |
Xiaomiは9日(現地時間)、傘下のPocoが展開している「POCO」ブランドにおける新商品として5G対応ミッドハイレンジスマートフォン(スマホ)「POCO X7」および「POCO X7 Pro」(Xiaomi Communications製)を発表しています。すでに1次販売国・地域では販売を開始しているほか、POCO X7 Proは日本でも発売されることが案内されています。
販売されるモデルは内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージの違いによって複数あり、POCO X7は8GB RAM+256GBストレージおよび12GB RAM+512GBストレージ、POCO X7 Proは8GB RAM+256GBストレージおよび12GB RAM+256GBストレージ、12GB RAM+512GBストレージがラインナップされ、本体色はPOCO X7がSilverおよびGreen、Blackの3色、POCO X7 ProがBlackおよびGreen、Yellowの3色展開となっています。
価格は欧州ではPOCO X7の8GB RAM+256GBストレージが299.9ユーロ(約49,000円)、12GB RAM+512GBストレージが349.9ユーロ(約57,000円)、POCO X7 Proは8GB RAM+256GBストレージが369.9ユーロ(約60,000円)、12GB RAM+256GBストレージが399.9ユーロ(約65,000円)、12GB RAM+512GBストレージが429.9ユーロ(約70,000円)となっています。
またPOCO X7 Proにはマーベルとコラボレーションしたアニメ「アイアンマン」がモチーフの限定モデル「POCO X7 Pro Iron Man Edition(Red)」(12GB RAM+512GBストレージ)も用意されており、価格は欧州では449.9ユーロ(約73,000円)で、背面パネルにアイアンマンの象徴的なヘルメットとアーク・リアクターが描かれ、メタリックゴールドのアクセントと深紅の色合いが印象的な外装で、プラチナのディテールで強調された3Dレリーフが施されています。
POCO X7およびPOCO X7 ProはPOCOブランドにおいてコストパフォーマンス(コスパ)の高いミッドハイレンジクラスの「POCO X」シリーズの最新機種で、新たにチップセット(SoC)にはPOCO X7がMediaTek製「Dimensity 7300-Ultra」、POCO X7 ProがMediaTek製「Dimensity 8300-Ultra」を搭載し、ベンチマークアプリ「AnTuTu Benchmark」ではPOCO X7が70万程度、POCO X7 Proが150万程度と高性能ながらも価格を抑えた製品に仕上がっています。
機種 | POCO X7 | POCO X7 Pro |
SoC | MediaTek Dimensity 7300-Ultra | MediaTek Dimensity 8300-Ultra |
CPU | オクタコアCPU (2.5GHz Cortex-A78コア×4+2.0GHz Cortex-A55コア×4) | オクタコアCPU (3.25GHz Cortex-A725コア×1+3.0GHz Cortex-A725コア×3+2.1GHz Cortex-A725コア×4) |
GPU | デュアルコアGPU (Mali-G615 MC2) | ヘプタコアGPU (Mali-G720 MC7) |
またアップグレードされた「WildBoost Optimization 3.0」を搭載しており、独自アルゴリズムによってより安定したフレームレートや安定したネットワーク接続、臨場感溢れるサウンド効果、1.5K解像度のAIディスプレイなどで「原神」のような要求の厳しいゲームでも見事なグラフィックスを提供してゲーム体験を新たなレベルに引き上げてくれるるほか、最新のAndroid 15ベースの独自プラットフォーム「Xiaomi HyperOS 2」をプリインストールし、ハードコアゲーマーの要求にさらに応えるために刷新されたユーザーインターフェース(UI)となっているということです。
さらに高負荷時でも本体温度の上昇を防いでくれる冷却システム「LiquidCool Technology 4.0」が搭載され。5000mm2の超大型冷却エリアを備えた「POCO 3D IceLoop System」によって蒸気と液体を効率的に分離し、CPUの周囲に特別に設計された3D構造によって熱をより効率的に放散して従来のベイパーチャンバーよりも3倍の効果が得られるようになっています。他にも最大24GBのRAM拡張もサポートしており、よりスムーズなマルチタスクとパフォーマンスの向上を実現します。
画面はともに上部中央にパンチホールを配置した約6.67インチ1.5K(1220×2712ドット)CrystalRes AMOLED(有機EL)ディスプレイ(約446ppi)を搭載し、最大120Hzリフレッシュレートや最大480Hzリフレッシュレート、コントラスト比500万:1、12bitカラー(680億色表示)、1920Hz PWM調光、HDR10+、Dolby Visionなどとなっており、ゲーミング機能「Game Turboモード」時には最大2560Hzインスタントタッチサンプリングレートと超解像度16倍タッチ操作にも対応し、明るさはPOCO X7が最大1200nits(ピーク時3000nits)、POCO X7 Proが最大1400nits(ピーク時3200nits)で屋外でも見やすくなっています。
パンチホール部分には約2000万画素CMOS/広角レンズ(F2.2、4P)のフロントカメラが内蔵され、顔認証に対応しているほか、生体認証としては画面内指紋センサーも搭載し、画面を覆う強化ガラスはPOCO X7が「Gorilla Glass Victus 2」(Corning製)、POCO X7 Proが「Gorilla Glass 7i」(Corning製)となっており、背面パネルは本体色によってプラスチック製またはポリウレタン(PU)製のフェイクレザー仕上げの2種類があります。また防水・防塵(IP68等級)に対応しているほか、一部国・地域で販売されるモデルは高圧・高温の防水と防塵に対応したIP69等級となっているとのこと。
外観はPOCO X7はPOCOブランド初の3D曲面ディスプレイとなり、水平方向と垂直方向のグリップ体験を向上させ、POCO X7 Proはパワフルであると同時にスタイリッシュなデザインで、ミニマリストのエレガンスとレーストラックにインスパイアされたラインによって流れるようなベジェ曲線を融合し、デュアルターボリングデザインがそれを引き立てています。サイズはPOCO X7が約162.33×74.42×8.4mm(PUは約8.63mm)、POCO X7 Proが約160.75×75.24×8.29mm(PUは約8.43mm)、質量はPOCO X7が約185.5g(PUは約190g)、POCO X7 Proが約195g(PUは約198g)。
電池容量はPOCO X7が5110mAh、POCO X7 Proが6000mAhで、最も要求の厳しい使い方に応えるように設計されており、1日中使っても安心の長持ちバッテリーで、POCO X7 ProはPOCOブランド史上最大容量となり、最大14.5時間の連続使用を実現しています。充電もPOCO X7が最大45W、POCO X7 Proが最大90Wの急速充電「Xiaomi HyperCharge」に対応し、POCO X7 Proはわずか42分で0から100%まで充電可能です。
さらにどちらも長寿命設計の電池パックで、1600回の充電サイクル後でも80%以上のバッテリー容量を維持し、長期的な信頼性とパフォーマンスを実現し、スマート充電エンジンによってより安全でインテリジェントな充電体験を提供することをめざしており、新しいパーセプティブ充電は使用状況に応じて充電速度と温度制御を自動的に調整できるほか、日常使用を超えた過酷な条件に耐えられるように設計され、POCO X7 Proは-25°Cの低温での充電をサポートし、POCO X7も-10℃で最大24時間の音声通話と66時間のスタンバイが可能です。
リアカメラは以下の構成で、高度なカメラ設定によって写真撮影のレベルを高めており、メインとなる広角カメラのセンサーはフラッグシップ品質の光学手ブレ補正(OIS)を備えたSony製1/1.95型センサー「IMX882」を採用しており、従来の機種よりも65%多い光量で暗い場所でもより鮮明で鮮やかな写真を撮影できます。一方、POCO X7は複雑なクローズアップ撮影に最適なマクロカメラを搭載して写真撮影の多用途性も高めています。
<POCO X7>
・約5000万画素CMOS(1画素0.8μm、4in1)/広角レンズ(F1.5、6P、OIS)
・約800万画素CMOS/超広角レンズ(F2.2)
・約200万画素CMOS/マクロレンズ(F2.4)
<POCO X7 Pro>
・約5000万画素CMOS(1画素0.8μm、4in1)/広角レンズ(F1.5、6P、OIS)
・約800万画素CMOS/超広角レンズ(F2.2)
その他の仕様は両機種共通のUSB-C端子やデュアルスピーカー、Dolby Atmos、NFC、位置情報取得(A-GNSSなど)、近接センサー、環境光センサー、加速度センサー、フリッカーセンサー、電子コンパス、赤外線リモコン、X軸リニアバイブレーションモーターなどで、SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが2つで、携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下の通り。POCO X7がWi-Fi 6およびBluetooth 5.4、LPDDR4X、UFS2.2、POCO X7 ProがWi-Fi 6EおよびBluetooth 6.0、LPDDR5X、UFS4.0となっています。
[POCO X7]
5G NR: n1, 2, 3, 5, 7, 8, 20, 28, 38, 40, 41, 66, 77, 78
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 18, 19, 20, 28, 38, 40, 41, 42, 48, 66
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VI, VIII, XIX
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz
[POCO X7 Pro]
5G NR: SA n1, 2, 3, 5, 7, 8, 20, 26, 28, 38, 40, 41, 48, 66(NarrowBand), 77, 78 / NSA n1, 3, 5, 7, 8, 28, 38, 40, 41, 77, 78
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 18, 19, 20, 26, 28, 38, 40, 41, 42, 48, 66(NarrowBand)
3G W-CDMA: Band I, II, IV, V, VI, VIII, XIX
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz
記事執筆:memn0ck
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