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シンプルフォン「Light Phone III」が技適を通過! |
総務省が「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」のデータベースを更新し、新たにThe Light Phoneが「TLP301」の電波法に基づく工事設計認証(いわゆる「技適」)を2025年4月25日(金)付けでKiwa Nederlandによって取得しています。認証番号は「201-250244」。
TLP30はThe Light Phoneの5Gに対応した最新シンプルフォン「Light Phone III」の型番であることが判明しており、すでに紹介しているようにアメリカの連邦通信委員会(FCC)において日本向けの認証を取得する見込みであることが明らかとなっていましたが、実際に工事設計認証を取得しました。
なお、Light Phone IIIは公式Webサイトにて予約受付を実施しており、価格は通常799ドル(約115,000円)で、以前は早期割引で599ドル(約86,000円)となっていましたが、現在は同じく早期割引で699ドル(約100,000円)となっています。また公式Webサイトでは利用可能な通信事業者にて「Japan」を検索した場合に「ntt docomo, KDDI AU, SoftBank」と案内されています。
Light Phone IIIはスマートフォン(スマホ)やパソコン(PC)などのデジタル機器から一定期間離れることによって心身の疲労やストレスを軽減する取り組みである「デジタルデトックス」を志すような人に向けて開発されている「Light Phone」シリーズの第3弾で、新たにディスプレイが電子ペーパー「E-Ink」から有機ELに変更されたほか、生体認証として本体上側面にある電源キーに内蔵された「指紋センサー」や非接触IC機能である「NFC」などを搭載するなどのスペックアップが行われています。
またカメラも搭載され、開発陣がお気に入りのコンパクトフィルムカメラからインスピレーションを得て人間工学に基づいた大きな金属ボタンを備え、中央フォーカスと固定焦点距離の専用2段階シャッターボタン(半押しでフォーカス、全押しで写真撮)影を備えており、いつでも簡単にカメラにアクセスでき、リアカメラは4つの画素を1つにまとめるピクセルビニング技術に対応した約5000万画素CMOS、フロントカメラは約800万画素CMOSとなっています。
画面はより大きな約3.92インチ1080×1240ドットAMOLED(有機EL)ディスプレイとなり、マットな質感のガラスで覆われているので自分の顔などが映り込みにくく、モノクロインターフェースの落ち着いたシンプルさを維持しており、不要な邪魔を加えずにパフォーマンスと全体的な使いやすさが大幅に向上しているとのこと。また本体左側面の上側に搭載されたホイールボタンで画面の明るさを素早く調整でき、ホイールをクリックすると緊急時にフラッシュライトが点灯します。
さらに長く使えることをめざし、ソフトウェアに関してはできる限りアップデートのサポートを継続し、現在では電池パックの取り外しや画面やUSB-C端子の交換のしやすさの向上に取り組んでおり、壊れにくいアルミニウムフレームに加え、バッテリーカバーとスピーカーグリルにはソニーセミコンダクタソリューションズが開発する環境配慮型リサイクルプラスチック「SORPLAS」を用いているとのこと。サイズは約106×71.5×12mm、質量は約124g、本体色はBlackの1色のみ。
その他の仕様は1800mAhバッテリーやQualcomm製チップセット(SoC)「Snapdragon 4 Gen 2 Mobile Platform(型番:SM4450)」、6GB内蔵メモリー、128GB内蔵ストレージ、デュアルスピーカー、マイク×2(ノイズキャンセル機能対応)、生活防水・防塵(IP54準拠)、位置情報取得(A-GNSS:GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSSなど)、Bluetooth 5.0、nanoSIMカード(4FF)スロット、eSIMなどで、利用できる携帯電話ネットワークの対応周波数帯は以下のように案内されています。
5G NR: n1, n2, n3, n5, n7, n8, n12, n14, n20, n25, n26, n28, n29, n30, n38, n40, n41, n48, n53, n66, n70, n71, n78
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 14, 17, 18, 19, 20, 25, 26, 28, 29, 30, 38, 40, 41, 42, 48, 53, 66, 71
OSはLightOSがプリインストールされており、カスタマイズできるオプションツールのメニューを中心に構築され、利用可能なツールにはアラームおよび電卓、カレンダー、ディレクトリ、ナビゲーション、ホットスポット、音楽、メモ、音声メモ、ポッドキャスト、タイマーなどがあり、今後のソフトウェア更新によって他のユーティリティーなどのツールも引き続いて追加される予定とのこと。
記事執筆:memn0ck
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