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早くも次期フォルダブルスマホ「Galaxy Z Fold7」の日本向け製品が認証通過!写真は既存のFold6 |
IEC(国際電気標準会議)の電気機器安全規格適合試験制度を運営するIECEEにてデンマークの認証機関「DEMKO」における検査をSamsung Electronics(以下、Samsung)の未発表な製品「SM-F966N」および「SM-F966B/DS」、「SM-F966D」、「SM-F966U」、「SC-56F」、「SCG34」、「SM-F966Q」、「SM-F9660」、「SM-F966J」、「SM-F966Z」、「SM-F966W」、「SM-F966B」、「SM-F966U1」が2025年4月30日(水)付で通過したことが公開されていました。認証番号は「DK-165806-UL」。
型番規則から「SM-F966*」は現行のフォルダブルスマートフォン(スマホ)「Galaxy Z Fold6(型番:SM-F956*)」の次期モデル「Galaxy Z Fold7」であると推察され、さらにこのうちのSC-56FはNTTドコモ向け、SCG34はKDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」向け、SM-F966Zはソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」向け、SM-F966Qはオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)であると考えられます。
そのため、Galaxy Z Fold7が日本にてNTTドコモ版「Galaxy Z Fold7 SC-56F」およびau版「Galaxy Z Fold7(型番:SCG34)」、SoftBank版「Galaxy Z Fold7(型番:SM-F966Z)」、メーカー版「Galaxy Z Fold7(型番:SM-F966Q)」として今夏以降に登場すると予想されます。なお、Galaxy Z Fold7は認証情報からGalaxy Z Fold6と同様に最大25Wまでの「超急速充電」に対応しており、プレミアムスマホ「Galaxy S25 Ultra」などが対応する最大45Wまでの「超急速充電2.0」には対応してない模様です。
Galaxy Z Fold7はSamsungが展開している「Galaxy」ブランドにおけるフォルダブルスマホのうちの閉じた状態ではスマホのようで開くとタブレット並みの大画面になる“横開き”タイプの次期モデルで、詳細は不明ですが、噂では基本的にこれまでのGalaxy Z Foldシリーズの外観や仕様を踏襲すると思われ、恐らくは新たにチップセット(SoC)としてQualcomm製「Snapdragon 8 Elite Mobile Plaform for Galaxy」を採用して高性能化すると思われます。
すでにベンチマークアプリ「Geekbench 6」にもGalaxy Z Fold7のモデルの1つであるSM-F966Bの結果がいくつか掲載されており、SoCの開発コード名がSnapdragon 8 Elite Mobile Plaform for Galaxyを示す「sun」となっており、CPUは4.47GHz×2+3.53GHz×6のオクタコアで、内蔵メモリー(RAM)が12GB(実効10.72GB)であることが示され、スコアとしてはCPUのシングルコアで3022、マルチコアで9307、GPUのOpenCLで18143となっています。
また噂ではこれまでのGalaxy Z Foldシリーズと比べてかなり薄くなるとされ、開いたときのサイズは約158.4×143.1×3.9mmと、Galaxay Z Fold6の約153.5×132.6×5.6mmと比べてかなり薄く、閉じた状態でも普通のスマホと同程度の厚みとなるようで、これには新たに採用されるカバーディスプレイを覆う強化ガラス「Glass Victus Ceramic 2」(Corning製)などが寄与しているとされています。
また画面は開いたときのメインディスプレイは約8.2インチに、閉じたときのカバーディスプレイも約6.5インチにそれぞれ大型化され、リアカメラもメインセンサーが約2億画素CMOSに強化されるとされています。一方で薄型化に注力していることもあり、バッテリー容量は据え置きの4400mAhとなるとのこと。他には引き続いて防水・防塵(IP48準拠)をサポートし、OSは次期バージョン「Android 16」ベースの「OneUI 8」がプリインストールされる予定です。
なお、Galaxy Z Fold6のグローバルでの発表時期は7月と噂されていますし、そう遠くないタイミングでグローバルモデルについては正式発表がありそうで、ここ最近では日本でもグローバルモデルと同時に発表されるようになっているため、昨年のGalaxy Z Fold6の2024年7月31日(水)に発売されていましたし、日本でも7月中に発売される可能性は高いと予想されます。
記事執筆:memn0ck
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