ドコモ絵文字がついに終了!26年の歴史に幕

NTTドコモは21日、同社が販売するスマートフォン(スマホ)などの携帯電話端末に搭載されている独自の「絵文字」(以下、ドコモ絵文字)を2025年6月下旬以降に発売する機種から終了するとお知らせしています。同社では昨今の端末の絵文字の利用状況を鑑みて提供を終了することにしたということです。なお、利用機種によって提供終了時期および継続利用可否が異なるとのことで、2025年6月下旬以前に発売された機種は継続してドコモ絵文字を利用可能だとのこと。

対象機種および提供終了時期はSamsung Electronic(以下、Samsung)製の「Galaxy」ブランド以外の同社が販売するAndroid搭載製品およびドコモケータイでは2025年6月下旬以降に発売する機種からドコモ絵文字を搭載しておらず、利用できないので、Googleが提供する絵文字(Noto Color Emoji)を利用するように案内されています。またGalaxyでが2025年7月以降に発売する機種からドコモ絵文字を搭載せず、Samsungが提供する絵文字を利用することになります。

加えて一部の2025年7月以前に発売した機種において2025年10月以降に提供するソフトウェア更新によってドコモ絵文字が利用できなくなるとのことで、ソフトウェア更新によってドコモ絵文字が利用不可となる製品や時期については別途、同社の公式Webサイトにてお知らせするとしています。NTTドコモではドコモ絵文字の長らくの愛顧に感謝し、今後も利用者への一層のサービス向上に取り組んでいくとしています。

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NTTドコモではフィーチャーフォン(従来型携帯電話)向けサービス「iモード」の開始に合わせてよりインタラクティブなコミュニケーションを行うために絵文字を開発して提供してきました。後に絵文字は一般的になって各社が提供を開始して相互利用できるようになり、さらに共通化やUnicodeへの登録などを経てた上で見た目もより最新の絵柄・風潮に合わせられてきました。

そうした中でもNTTドコモでは一貫して当初に開発したiモードにおける絵文字をドコモ絵文字として提供しつづけてきましたが、見た目が古臭かったり、他社の共通化した最新の絵柄とのギャップがあって意味が変わってしまうなどといった理由から一部で不評となっていたこともあり、ついにドコモ絵文字が提供終了となります。なお、現在はドコモ絵文字は698個あり、共通絵文字などとの変換表も公開されています。



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記事執筆:memn0ck


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