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秋吉 健のArcaic Singularity:これからはディスプレイ品質でスマホを選ぶ時代!密かなトレンド「OLED+高リフレッシュレート」の技術について解説【コラム】


スマホのディスプレイのリフレッシュレートについて考えてみた!

みなさんはスマートフォン(スマホ)の購入を検討する際、何を重視するでしょうか。価格、処理性能、バッテリー持続時間、画面の大きさ。その基準は人ぞれぞれだと思います。しかし、あえてそこで「画面のリフレッシュレート」と答える人はあまり多くないと思います。そもそも「リフレッシュレートって何?」という人も少なくないでしょう。

実はここ1~2年の間に、スマホの世界では「高リフレッシュレート・ディスプレイ」というのが密かなトレンドとなりつつあります。リフレッシュレートとは、簡単に言えば「画面の書き換え性能」のことです。スマホの画面は一般的に、1秒間に60回書き換えられていますが、これをさらに速い120回/秒や、もっと速い240回/秒で書き換えるスマホも登場してきています。

なぜそのような「画面の高速書き換え」がトレンド化しているのでしょうか。またユーザーである私たちにはどのような恩恵があるのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はスマホの高リフレッシュレート・ディスプレイのトレンドについて解説します。

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秋吉 健のArcaic Singularity:LTPOってなんだ?Apple Watch Series 5の画面常時表示を実現させた新素材についてディスプレイの歴史を振り返りつつ未来の展望を考える【コラム】


省電力ディスプレイを実現する素材「LTPO」について考えてみた!

9月20日に発売されたApple(アップル)製新型スマートウォッチ「Apple Watch Series 5」は、みなさん購入されたでしょうか。5世代目となる本機には、1つの大きな進化がありました。それは時計や通知情報の「常時表示」です。

それまでのApple Watchシリーズでは、何も操作をしない状態では画面表示が消え、手首を返したり上に持ち上げる動作をすると、内蔵された加速度センサーなどが動きを検知して画面表示を行う仕様でした(Apple Watch Series 5でも同様の動作へ設定可能)。

ディスプレイを常時表示するとなると、気になるのはバッテリー駆動時間です。普通なら「常に画面を表示していたらバッテリー駆動時間が極端に短くなってしまうのでは?」と考えてしまうところですが、常時表示に対応していない前機種である「Apple Watch Series 4」と同じ18時間駆動を実現しています。

これは従来のスマートフォン(スマホ)やケータイのディスプレイ技術を知る人ほど不思議に感じてしまう、まるで魔法のような技術です。種明かしをすれば、「LTPO」というディスプレイ駆動素材と高効率な電源管理IC、そして環境光センサーによる見事な連携プレイによって実現したものですが、その中でも特筆に値するものと言えば、ディスプレイ技術に用いられたLTPOでしょう。

LTPOとは一体どのような素材なのでしょうか。また今後他の機器への投入はあるのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はディスプレイの省電力化を実現する素材「LTPO」について解説します。

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シャープが折り畳み可能な「フォルダブルスマホ」のコンセプトを展示!IGZO技術を応用して焼き付きしにくい有機ELなどの最新技術も披露【レポート】


シャープも折り畳んだり曲げられたりする有機ELディスプレイを開発!

シャープが都内にて報道関係者向けに新技術・製品展示を4月10日に行い、新たにフォルダブルスマートフォン(スマホ)などに利用できる折り畳んだり曲げられたりするOLED(有機EL)パネルなどの最先端技術を披露した。

フォルダブルスマホに関してはサムスン電子製「Galaxy Fold」(日本での発売は未定)の試作機に発生したディスプレイの不具合によって発売日が延期となったこともあり、その折りたたみ構造に対しての期待と不安があるのが現状だ。

一方で今回、シャープのフォルダブルOLEDはあくまで利用例としての展示であり、同社では「フォルダブルスマホを実際に発売するというわけではない」としているが、こうした動きを受けて部品の耐久性はより厳しいチェックが必要になることは間違いないだろう。

今回はシャープの新技術・製品であるフォルダブルOLEDをはじめとする、同日に展示されたさまざまなOLEDデバイスを写真と動画で紹介していく。

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秋吉 健のArcaic Singularity:スマホの次のトレンドは有機EL?モバイルデバイスにおけるディスプレイ表現力の新たな次元を開くOLED技術について考える【コラム】


ポスト・液晶ディスプレイの筆頭技術「OLED」について考えてみた!

既報通り、ソニーは8月30日(現地時間)にドイツ・ベルリンにて開催されてた家電見本市「IFA 2018」にて新しいスマートフォン(スマホ)「Xperia XZ3」(ソニー・モバイルコミュニケーションズ製)を発表しました。本機ではディスプレイ素材として「Xperia」シリーズ初となる有機EL(OLED)が採用され、ようやく分かりやすい形でモダンなスペックになってきたと感じている方もいらっしゃるかと思います。

ディスプレイ素材にOLEDを採用するスマホは既に他社から多数発売されており、有名なところではサムスン電子の「Galaxy」シリーズがあります。同シリーズにおける日本向けの製品としては2010年にNTTドコモより発売された「Galaxy S」以来脈々とOLEDを採用した製品を販売し続けており、スマホにおけるOLED採用の先駆者的位置付けとも言えます。

またアップルが「iPhone X」でOLEDを採用したことも大きな話題となりました。ホームボタンも排した「全画面」デザインとともにその発色の美しさが話題を呼び、同端末の高級感を一層引き立てたことは間違いありません。

このようにスマホベンダー各社が高級モデルへOLEDを採用する理由は一体どこにあるのでしょうか。またOLEDとはどのような特性を持ったディスプレイ素材なのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する「Arcaic Singularity」。今回はOLED技術やその歴史について解説します。

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シャープがスマホ向け有機ELパネルを量産に!2018年夏以降の「AQUOS」シリーズのフラッグシップモデルに搭載予定――欧州での発売も検討中で完全復活へ


シャープがスマホ向け有機ELパネルを今春から量産!写真は現行フラッグシップスマホ「AQUOS R」

シャープが2018年春にもスマートフォン(スマホ)向け有機ELパネルの量産を開始し、夏にも自社製の「AQUOS」シリーズにおける高級機種の一部に採用すると報道されています。

同社の堺工場や三重工場に数百億円を投じて有機ELの小規模生産ラインを立ち上げており、すでに昨年末にサンプル出荷をはじめ、このほど量産技術にめどを付けたとのこと。

本格稼働を2018年4〜6月に始め、商品化に必要な明るさや画質を調整し、順調に行けば「2018年夏モデル」以降に発売する予定だとのこと。日本向けであればフラッグシップスマホ「AQUOS R」の後継機種「AQUOS R2」(仮称)に搭載されそうです。

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