COMPUTEX TAIPEI 2016にて展示されていた6.8インチ大型スマホ「ZenFone 3 Ultra」を写真と動画で紹介!

5月30日~6月4日にかけて台湾・台北市で開催された世界最大級のITトレンドショー「COMPUTEX TAIPEI 2016」。既報通り、地元メーカーの台湾・ASUS(エイスース)がこのイベントに合わせて次期フラッグシップスマートフォン(スマホ)「ZenFone 3」シリーズ3機種を発表しました。

COMPUTEX TAIPEI 2016の会場内には3機種の実機を実際にタッチ&トライできる展示ブースが設けられており、筆者もいちはやくその魅力を感じるべく、台湾に行ってきました。

そんなASUS最新モデル3機種についてすでに写真と動画で「ZenFone 3(型番:ZE552KL)」とZenFone 3 Deluxe(型番:ZS570KL)について紹介してきましたが、今回は6.8インチディスプレイを誇るハイエンドファブレット「ZenFone 3 Ultra(型番:ZU680KL)」についての外観や気になるポイントを紹介していきます。

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ZenFone 3 Ultraの本体色「Titanium Gray」

ZenFone 3 Ultraは約6.8インチフルHD(1080×1920ドット)液晶を搭載した大型スマホ、いわゆるファブレット(「Phone」と「Tablet」の造語「Phablet」)です。まず外観を見ていくのはTitanium Grayの本体カラー。

ディスプレイサイズが6.8インチと、小型のタブレットと比べてもサイズは大きく変わりません。強いて言えば、ディスプレイ左右の縁(ベゼル)が狭額縁の"攻めた"仕様となっており、その分気持ち手にとった際のサイズは小型のタブレットと比べると随分小さく感じます。

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ディスプレイ上部には約800万画素のフロントカメラ

標準モデルのZenFone 3のフロントパネルはつや感の強い印象、最上位モデルのZenFone 3 Deluxeのフロントパネルは光沢あるキラキラとした印象でした。一方、大型モデルのZenFone 3 Ultraは、フロントパネルにガラスが用いられているものの、つや感はだいぶ控えめ。他の2機種のどちらとも異なる、より落ち着いた印象に仕上がっています。

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ディスプレイ下に物理式のナビゲーションキーを搭載。ホームキーはクリックタイプ

ナビゲーションキーはこのZenFone 3 Ultraも物理式のものを採用。ここでポイントとなるのは、ZenFone 3やZenFone 3 Deluxeは静電式でしたが、ZenFone 3 Ultraのホームキーは指紋センサーが内蔵されたクリック式になっているということ。

サイズ的に両手での操作が基本となるであろう機種だけに、大型ディスプレイの下に指紋認証センサーを配置したほうが使い勝手がよいとの判断と思われます。しっかり押した感触が指先に伝わり、クリック感は◯(丸)といったところ。

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ZenFone 3 Ultraは板感の強いフォルムに

側面フレームは金属製。またフロントパネル~サイドフレーム~リアパネルと全体で丸みを帯びた形状になっており、片手でフレームを鷲掴みしても指あたりには優しさが感じられます。

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右面には電源キーとSIMカードおよびmicroSDカードスロットを配置

他の2モデルでは右面に配置されていた音量上下キーがZenFone 3 Ultraでは同じ位置に見られません。代わりにこちらの面にはSIMカードスロットとmicroSDカードスロットが並んでいます。

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下面にはスピーカー、マイク、外部入出力端子

今回、直接端子部は確認はできませんでしたが、外部入出力端子には新規格の表裏どちらでも挿せるUSB Type-C端子を採用。また7.1chサラウンドに対応するスピーカーもこの下面に配置されています。ハイレゾ音源の再生にも対応する今シリーズですが、このZenFone 3 Ultraについては音楽再生機能の高さをアピールする展示もされていました。

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特に何もなく、すっきりとしたZenFone 3 Ultraの左側面

SIMカードおよびmicroSDカードスロットが右側面に搭載されたことで、左側面は何もないスッキリとした見た目に。

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ZenFone 3 Ultraのリアパネル。マットな質感に大型の音量キーが印象的

リアパネルも素材は金属で、いわゆるフルメタルボディ―。つや消しが施されて落ち着いた印象で、その中央に配置された大きな音量上下キーがかなり目立ちます。またリアカメラは左上隅に詰めて配置されています。

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大きな音量キーにはスピンデザインが施されている

全体的にマットな印象を受けますが、1点だけキラキラとしているのが音量上下キー。ここにZenFoneシリーズの特徴であるスピンデザインが施され、シンプルなリアパネルへのアクセントとして映えています。

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リアパネル中央下部にはZenfoneのロゴが小さめにデザイン

リアパネルは形状もフラット。指ざわりで金属削り出しのザラザラとした感触も感じられ、手にとった印象はまさに”板”。このサイズだと置いて動画などを視聴するといった使い方もより増えそうなため、その際の安定感もある平らな形状は魅力的に思います。

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設定画面では技適マークなどは確認できず

念のため設定画面をチェックしてみましたが、このZenFone 3 Ultraに関しても技適マークは確認できず。

なおその他、外観デザインと基本的なソフトウェアの中身、動作の印象は以下の動画からもご覧いただけます。


動画リンク:https://youtu.be/y6Ft98aplZY


動画リンク:https://youtu.be/s70XYTCV3yI

ファブレットというと、その大部分は6インチ台前半までのディスプレイサイズものが多め。一方、ZenFone 3 Ultraは7インチタブレットとも大きくサイズが変わらないため、普段手持ちで持ち歩くにはやや大きいものの、他社製品も含めて差別化の感じられるモデルといえそうです。

またこのサイズにしては珍しく、有効画素数2300万画素を誇る高画素カメラを搭載している点に魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。音楽再生機能も含め、マルチメディアに活躍する1台として期待できそうです。

◯主な仕様
商品名ASUS ZenFone3 Ultra ZU680KL
カラーGlacier Silver、Titanium Gray、Rose Gold
サイズ・重量約93.9(W) x186.4(H) x6.8(D) mm、233g
OSAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)with ZenUI 3.0
プロセッサーCPU:Qualcomm Snapdragon 652 1.8GHz オクタコア
GPU:Adreno 510
ディスプレイ6.8インチフルHD(1080×1920ドット)
IPS液晶
メモリー(RAM)3GB、4GB(LPDDR3)
ストレージ内部(ROM):32GB、64GB、128GB
外部(microSD):最大200GBまで
電池容量4,600mAh
無線LAN規格IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4GHz/5GHz)
BluetoothVer.4.2
カメラリアカメラ:有効画素数2300万画素
フロントカメラ:有効画素数800万画素


記事執筆:そうすけ


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