今どきのdocomo with対象スタンダードスマホ「LG Style L-03K」を写真と動画でチェック!

既報通り、NTTドコモは5月16日に「2018年夏モデル」としてアスペクト比9:18の縦長な約5.5インチフルHD+(1080×2160ドット)TFT液晶「FullVision Display」を搭載したAndroid 8.1(開発コード名:Oreo)採用のエントリースマートフォン(スマホ)「LG style L-03K」(LG Electronics製)を発表しました。

発売時期は2018年6月下旬を予定し、ドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が実施されており、価格(税込)は新規契約・機種変更・他社から乗り換え(MNP)ともに本体価格が40,176円(1,674円/月×24回)。なお、月々サポートや端末購入サポートといった購入補助割引が付かない代わりに毎月の利用料から1,500円(税抜)が割り引かれる新料金プラン「docomo with」の対象機種となっています。

今夏のラインナップでは富士通製「arrows Be F-04K」と並んでdocomo with対象機種の本機はライト層を中心とした幅広いユーザー層に訴求することを目的とした普及価格帯モデルで、全般的にデザインや性能も大きな不満のない満足できるレベルに仕上がっており、「迷ったらコレ」という第一印象でした。

本記事では発表会場に併設されたタッチ&トライコーナーにて実機にLG style L-03Kに触れる機会がありましたので、写真や動画とともにご紹介します。

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本体カラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色


■「今どき」スタイルのスタンダードスマホ
LG style L-03Kを手に持ってまず感じるのは「お、今どきだな」という見た目です。アスペクト比9:18の縦長ディスプレイは筐体の横幅を69mmに抑えながらも5.5インチという大画面化に成功しており、上下のベゼル部分を狭くした“ほぼ全画面”感覚があります。

またディスプレイ自体の四隅を丸くカットしているのも「今どきのスマホ」を感じられる大きなポイントです。上下のベゼルが狭くディスプレイ自体の角を丸くするというデザインは「Galaxy」シリーズなどが代表的ですが、こういった細かなデザインへのこだわりが新世代感を感じさせ、買い替え需要を喚起することもありそうです。

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普及価格帯のスマホで新しいスタイルを楽しめるのは嬉しい


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超縦長ディスプレイなのでディスプレイ自体の角が丸くても16:9の動画コンテンツなどを再生する際に映像の端が切れることがないのも良い


本体カラーはブラック、ブルー、ホワイトの3色が用意されますが、このうちブルーとホワイトはNTTドコモの専用色となっています(説明員談)。

カラーによって塗装の加工が違い、ブラックは光沢感のあるクリア塗装に、ブルーとホワイトはサラサラとして指紋が目立たないマット塗装となっており、派手さや高級感を好む海外向けと違い、スマホの触り心地や見た目の優しさ、そして使いやすさにこだわるNTTドコモらしさを感じます。

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ブルーモデルも派手な青ではなく淡いラベンダーブルーとなっている


■広く満足感を得られる基本性能
性能面ではチップセット(SoC)にクアルコム製「Snapdragon 450」(1.8GHz/オクタコアCPU)を搭載、内蔵メモリー(RAM)は4GB、内蔵ストレージは64GBと余裕のある構成で、価格比でもコストパフォーマンスの良さを感じます。

外部ストレージは最大400GBまでのmicroSDXCに対応、IPX5、8対応の防水性能、IP6X対応の防塵性能、約2890mAhのバッテリーと拡張性や生活利用でも安心のスペックです。カメラはリアカメラが約1620万画素・裏面照射型CMOS(F値2.2)、フロントカメラが約800万画素・裏面照射型CMOS(F値1.9)と、こちらも大きな不満のないスペックに収まっています。

本体重量も約146gと大型化が進む昨今のスマホの中ではかなり軽く、日常利用において疲れず飽きないサイズ感を達成しています。

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アウトカメラの下には指紋認証センサーがある


側面パーツにはメタルフレームを採用していますが敢えて金属感を目立たせず本体カラーに合わせた塗装と質感を維持することで派手さを抑えています。側面から背面に向けてなだらかなアール(曲面)を描くデザインにすることで、持ちやすく手に馴染むデザインとなっていることも使いやすさを感じられるポイントです。

指紋認証センサーの位置も背面中央ではなく若干上方についているため手に持った時に指が自然と当たる位置になっており、細かな使いやすさへの配慮を感じます。

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指紋認証センサーの色が本体カラーに合わせてある点やセンサー周囲のさりげない金属ベゼルもデザイン面で美しさを生んでいる


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上側面はアンテナ干渉を防ぐためにメタルフレームが樹脂パーツで分割されている


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下側面にある外部接続端子はUSB Type-C


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左側面には音量調節キーと各種SIMスロット。UIMスロットはnanoSIMサイズに対応し購入時にはドコモの「nanoUIM」が付属する


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右側面には電源キー。左右側面の各種キーが上方に寄っているため手に持った時に邪魔にならない


■SNS時代に合わせた遊び心満載のカメラ機能
アプリではカメラ機能の充実が光ります。カメラの撮影メニューには複数の写真を正方形のグリッド上に配置する「グリッドショット」、同じく正方形の写真を上下に並べて保存する「スナップショット」、そして3秒毎に連続で撮影した写真をストップモーションのように並べてGIFアニメーションを制作できる「フラッシュジャンプカット」などがプリインストールされており、撮影した写真を楽しく加工できます。

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カメラ機能の撮影メニュー


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グリッドショットはいわゆる「インスタ映え」を狙える良い機能だ


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スナップショットも正方形の写真を縦に2枚並べられる18:9の画面を活かした面白い機能


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フラッシュジャンプカットでGIFアニメを作成しSNSへアップロードするのも楽しそうだ


スペックやカメラ機能の解説などは以下の動画からもご覧いただけます。


S-MAX:NTTドコモ「LG Style L-03K」ファーストインプレッション

動画リンク:https://youtu.be/65AhmlFLV48

■バランスの良さが光る品の良い1台
約4万円という手頃な本体価格やdocomo with対応によるランニングコストの安さ、一般利用では十分に余裕を感じられる本体性能、持ちやすいサイズと使いやすい軽さ、そして今風な本体デザイン&ディスプレイサイズと遊び心満載のカメラ機能など、本機の完成度はすべての面で非常に高いと感じます。

突き抜けたハイエンド性能こそありませんが、カメラ性能やゲーム性能にこだわりを持つユーザー層でなければ本機で不満が出ることはほぼないでしょう。SNSに便利に使える高いレベルでバランスの整った一台としてオススメできる品の良い機種に仕上がっているのではないでしょうか。

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一度は実機を手にとってもらいたい機種だ




記事執筆:秋吉 健


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