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Qualcomm、スマホなど向け新SoC「Snapdragon 6 Gen 1」と「Snapdragon 4 Gen 1」を発表!2022年9月より順次搭載製品が発売



QualcommからSnapdragon 6 Gen 1とSnapdragon 4 Gen 1が登場!

Qualcomm傘下のQualcomm Technologiesは6日(現地時間)、同社が展開する「Snapdragon」シリーズにおいてスマートフォン(スマホ)などのモバイル製品向けの新しいチップセット(SoC)としてミッドレンジ向け「Snapdragon 6 Gen 1(型番:SM6450)」およびエントリー向け「Snapdragon 4 Gen 1(型番:SM4375)」を発表しています。

Snapdragon 6 Gen 1を搭載した製品は2023年第1四半期(Q1:1〜3月)、Snapdragon 4 Gen 1を搭載した製品は2022年第3四半期(Q3:7〜9月)以降に順次発売されるということで、恐らく日本でもこれらを搭載した製品がSnapdragon 6 Gen 1は来年以降(特に2023年夏モデル)、Snapdragon 4 Gen 1は今年後半から来年にかけて多数発売されそうです。

なお、プレスリリースではSnapdragon 6 Gen 1を採用する予定のMotorola Mobility、Snapdragon 4 Gen 1を採用する予定のiQOOがそれぞれコメントを寄せており、Snapdragon 4 Gen 1搭載スマホ「iQOO Z6 Lite」を発売することを明らかにしています。

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秋吉 健のArcaic Singularity:長引く半導体部品不足の舞台裏。半導体自体よりも深刻だった「サブストレート」の供給不足問題を解説【コラム】


半導体部品不足を深刻化させている「サブストレート不足」について考えてみた!


ブルームバーグは11日、ソニーグループがPlayStation 5(PS5)の生産目標を下方修正したと報道しました。報道内容はソニーグループによる発表ではなく、飽くまでも「事情に詳しい複数の関係者」によるリーク情報というかたちですが、いわゆる半導体部品の不足が慢性化する中、十分に予想できる内容だけに驚きはあまりなく、静かに落胆するのみといった印象です。

PS5に限らず、任天堂のニンテンドースイッチやAppleのiPhone 13シリーズなど、半導体部品不足を理由とした減産や販売縮小は話題に事欠きません。本連載コラムでも4月にその原因や現状などについて解説しましたが、あれから半年以上が経っても状況改善の気配は感じられません。

パソコン(PC)からゲーム、スマートフォン(スマホ)、自動車、医療機器などなど、ありとあらゆる分野・業界を巻き込み、長期化の様相も呈してきた半導体部品不足の原因を更に深く追求していくと、半導体チップ(シリコンウエハー)の供給不足以上に深刻な、「サブストレート不足」という問題が見えてきました。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回は4月のコラムからの続報として、サブストレート関連の情報を交えつつ現状を解説します。

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秋吉 健のArcaic Singularity:業界を襲う半導体供給不足!異常事態「商品がどこにも売っていない」はなぜ引き起こされたのかを解説【コラム】


テクノロジー業界の半導体不足について考えてみた!

先日、新しいPCを購入しました。秋葉原にある某PCショップが展開するショップブランドのゲーミングPCだったのですが、欲しいスペックにBTOでカスタマイズしたところ総額で50万円にもなってしまい、目が飛び出そうになりました(結局それでも買った)。

とんでもない価格になっているのは内蔵ストレージ(SSD)を大量に積んでいるためで、一般的な構成価格で言えば35万円程度なのですが、それでも過去に例を見ないほど部品価格が高騰している印象です。昨年の秋頃であれば、30万円以下で組めていたような構成でしょう。

最も価格高騰を感じさせるのはGPU(グラフィックボードもしくはグラボ)です。TVや新聞でも「マイニング」という言葉を目にすることが増えたかと思いますが、仮想通貨の人気がマイニング需要を爆発させ、市場からグラボが枯渇したのです。

しかしながら、これはグラボに限った話ではありません。CPUやチップセット、メモリーなど、あらゆる半導体部品が枯渇や供給不足の危機に直面しているのです。そしてその影響はPC業界のみならず、自動車業界やスマートフォン(スマホ)業界にも暗い影を落とし続けています。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回は半導体業界を覆う慢性的な供給不足とPC市場やスマホ市場などへの影響について考察します。

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秋吉 健のArcaic Singularity:技術は続くよどこまでも。アップルのSoC「Apple Silicon」誕生の裏側から技術開発競争と市場競争の関係について考える【コラム】


テクノロジーと競争原理について考えてみた!

既報通り、Apple(アップル)は22日(現地時間)、開発者向けイベント「WWDC 2020(Worldwide Developers Conference 2020)」の基調講演「Apple Special Event June 22, 2020」を開催し、独自開発によるARMベースのSoC(System on a Chip)「Apple Silicon」をMacシリーズに搭載すると発表しました。

これまでにもスマートフォン(スマホ)「iPhone」シリーズやタブレット「iPad」シリーズなど向けに自社開発によるARMベースのSoCを搭載してきましたが、新たにパソコン(PC)に分類されるMacシリーズ用にもApple Siliconが採用されることになったことから大きな衝撃として人々に伝えられました。

同社はMacシリーズに2006年頃まで自社開発(IBMおよびMotorolaとの共同開発)による「Power PC」シリーズを採用していましたが、その後にIntel製へと切り替え、現在まで採用し続けてきたことからMacへの自社開発SoCの搭載は実に14年ぶりということになります。

いつの時代にも、テクノロジーの分野ではこのような「時代の転換点」とも言うべき技術競争があり、常に明暗を分けてきました。どれだけ技術が素晴らしくとも、覇権を取れなかった製品は山程あります。歴史の陰に存在したそれらの技術と製品たちは今の私達に何を教えてくれるのでしょうか。

感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はテクノロジーの歴史における技術競争の裏側を振り返りつつ、その意義やメリットについて考察します。

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秋吉 健のArcaic Singularity:オレのスマホが真っ赤に燃える!勝利を掴めと轟き叫ぶ!!高性能化が引き起こす発熱量の増大について考える【コラム】


スマホの「熱」について考えてみた!

日を追うごとに暖かくなり、春を感じる今日この頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。とは言っても、新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大のせいで外出もままならず、自宅で延々とスマートフォン(スマホ)をいじっている方も多いかと思います。

スマホを長時間使っていると、意外と気になってくるのが「熱」です。動画を見ている程度であればほんのりと温かくなる程度でも、最新の3Dゲームなどを起動すればあっという間に電気カイロ状態に。寒い冬場であればメリットもありそうなところですが、そろそろそんな季節も終わりです。

ましてや、これから気温が上がるにつれて心配になってくるのがスマホの熱暴走です。ゴールデンウィークあたりには日差しも強くなり、直射日光下で動画撮影などをしていると、スマホが熱くて持てなくなるほどです。

スマホはどうして熱くなるのでしょうか。また各社はスマホの熱対策をどのように行っているのでしょうか。感性の原点からテクノロジーの特異点を俯瞰する連載コラム「Arcaic Singularity」。今回はスマホの熱対策について考察します。

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