既報通り、Samsung Electronics(以下、Samsung)は22日(現地時間)、同社が展開する「Galaxy」ブランドにおける新商品として横開き型な5G対応フォルダブルスマートフォン(スマホ)「Galaxy Z Fold8(型番:SM-F971*)」を発表しました。またSamsungの日本法人であるサムスン電子ジャパンは22日、すでに紹介しているようにこのGalaxy Z Fold8を日本でも1次販売国・地域としてアメリカや韓国などと同じく2026年8月7日(金)に発売するとお知らせしています。
Galaxy Z Fold8は日本ではオープン市場向けメーカー版(いわゆる「SIMフリーモデル」)「Galaxy Z Fold8(型番:SM-F971Q)」のほか、NTTドコモから「Galaxy Z Fold8 SC-57G」、KDDIおよび沖縄セルラー電話の携帯電話サービス「au」から「Galaxy Z Fold8(型番:SCG41)」、ソフトバンクの携帯電話サービス「SoftBank」から「Galaxy Z Fold8(型番:SM-F971Z)」、楽天モバイルから「Galaxy Z Fold8(型番:SM-F971C)」が販売されます。
また各社ともに発売に先立って7月23日(木)9時より予約受付が行われ、日本向け製品はともにおサイフケータイ(FeliCa)に対応しており、Galaxy Z Fold8のメーカー版は販売モデルが内蔵メモリー(RAM)と内蔵ストレージの違いによって複数あり、本体色は通常カラーのラベンダーおよびグラファイト、クリームの3色に加え、Samsung.com限定カラーとしてピスタチオの1色を含めた合計4色が販売されます。なお、クリームは12GB RAM+256GBストレージのみとなります。
メーカー版の販路は公式Webストア「Samsungオンラインショップ」( https://www.samsung.com/jp/offer/ )のほか、Galaxyブランドのショーケース/旗艦店「Galaxy Harajuku」や体験スペース「Galaxy Studio Osaka」、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ヨドバシカメラ、Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo! ショッピング、IIJmioなどで、Samsungオンラインショップなどの直営店における価格(金額はすべて税込)は12GB RAM+256GBストレージが269,880円、12GB RAM+512GBストレージが299,880円、16GB RAM+1TBストレージが359,880円となっています。その他の価格やキャンペーン、取り扱いモデル・カラーはこちらの記事にまとめているのでご参照ください。
本記事ではサムスン電子ジャパンがサムスン電子ジャパンが開催した「先行説明会&実機撮影会」において実際にGalaxy Z Fold8の実機を試す機会がありましたので、外観や特徴などを中心に写真や動画を交えて紹介したいと思います。なお、Galaxy S26シリーズについてはGalaxy HarajukuやGalaxy Studio Osakaのほか、ヨドバシカメラ マルチメディア Akibaなどにて先行展示が行われており、誰でもタッチ&トライできるようになっているため、気になる人は是非チェックしてみてください。
Galaxy Z Fold8は2019年からSamsungが展開している折り畳めるディスプレイを搭載したフォルダブルスマホ第1弾となった「Galaxy Fold」に続く横折り型の「Galaxy Z Fold」シリーズの第8世代で、これまでの同シリーズとコンセプトは同じで内側に折りたためる大画面なメインディスプレイ、折りたたんだ状態でも外側の片面にカバーディスプレイを搭載して通常のスマホのように使える一方、前機種「Galaxy Z Fold7」までは開いた時のメインディスプレイが正方形に近かったのに対し、Galaxy Z Fold8では新たにメインディスプレイが電子書籍や動画をより見やすいアスペクト比4:3となりました。
同社ではGalaxy Z Fold8を興味や好奇心をより深い発見や没入体験につなげる機種として設計し、カバーディスプレイでの手軽な操作に加え、メインディスプレイでの集中した動画視聴や読書、ゲームまでシーンに応じてスムーズに切り替えられるフォームファクターを採用し、直感的な画面比率と長時間快適に使えるパフォーマンスを備えたことによってこれまで以上にさまざまなコンテンツを存分に楽しめるようになっているとしています。一方、従来までの比率に近いGalaxy Z Fold7の後継機種としてGalaxy Z Fold8 Ultraも同時にラインナップされています。
| 機種 | メインディスプレイ | カバーディスプレイ |
| Galaxy Z Fold | 25.2:18 | 21:9 |
| Galaxy Z Fold2 | 22.5:18 | 25:9 |
| Galaxy Z Fold3 | 22.5:18 | 24.5:9 |
| Galaxy Z Fold4 | 21.6:18 | 23:9 |
| Galaxy Z Fold5 | 21.6:18 | 23:9 |
| Galaxy Z Fold6 | 21:19 | 22:9 |
| Galaxy Z Fold7 | 21:19 | 21:9 |
| Galaxy Z Fold8 Ultra | 20:18 | 21:9 |
| Galaxy Z Fold8 | 4:3 (24:18) |
16:10 (14.4:9) |
画面はメインディスプレイが上部右側にパンチホールを配置したアスペクト比4:3の約7.6インチ1828×2448ドット有機EL「Foldable Dynamic AMOLED 2X」(約403ppi)、カバーディスプレイが上部中央にパンチホールを配置したアスペクト比16:10の約5.5インチ1248×1972ドット)有機EL「Dynamic AMOLED 2X」(約428ppi)を搭載し、内・外側ともにLTPOパネルによる1〜120Hzアダプティブリフレッシュレート(可変)に対応し、新たにメインディスプレイの明るさはさらに向上してピーク輝度が3000nitsとなっているほか、HDR10+やジョンブースターなどに対応しており、さらに低反射ディスプレイを採用することによってより鮮明で見やすくなっています。
このメインディスプレイの画面比率は1日を通じてさまざまなコンテンツを楽しめるように設計されており、画面比率をコンテンツに応じて最適な表示にすることによってWebブラウジングや動画視聴、読書、ゲームでもより没入感のある体験ができるようになっており、開くとゲームや映画などへの没入を後押しする大きなキャンバスになり、ゲームや映画などのコンテンツをより深く楽しめます。また本体を縦向きにすれば、同じ画面比率のまま読書にも適したレイアウトになるため、Web記事や電子書籍、長文コンテンツも別のタブレットなどを持ち歩くことなく快適に閲覧できます。

Galaxy Z Fold8のメインディスプレイにて「Kindle」アプリで電子書籍を表示しているところ。写真ではパンチホールが邪魔をしていますが、設定でパンチホールがコンテンツと重ならない最大表示も可能です

Galaxy Z Fold8のメインディスプレイにて「YouTube」アプリで動画を表示しているところ。多くの動画はアスペクト比が16:10なので、少し上下が余る感じではあります。またメインディスプレイをこのように横画面で使う場合には折りたたみの左側の上下に外部スピーカーが配置されることになるため、デュアルスピーカーではあるものの、ステレオにはなりにくい構成なのは少し残念な点でしょうか

マルチウィンドウで2分割表示したところ。1つのウィンドウがカバーディスプレイと同じサイズになるため、どちらのウィンドウもそれなりに使え、Webブラウザーを参照しながらメモをしたりといったこともしやすくなっています。もちろんそれぞれのウィンドウサイズを調整も可能です

特に3分割のマルチウィンドウはこれまでのGalaxy Z Fold7などのGalaxy Z Foldシリーズでもできていましたが、これまでは大きく2分割し、そのうちの1つをさらに2分割する形のみだったものの、Galaxy Z Fold8では初めて均等に3分割表示に対応しました
カバーディスプレイもしっかりとメッセージやSNSの更新、Webブラウジングやショート動画などといった日常的によく使う場面に自然に馴染むような画面比率となっており、こうした画面比率は日常の中でコンテンツを自然に楽しむスタイルに合わせて設計されており、ちょっとした情報の確認から長時間の視聴・読書まであらゆるシーンで自然かつ没入感のある体験を実現します。さらに画面比率を変更したことで、大きさや重さを大きく改善することができ、質量は約201gとなり、Galaxy Z Foldシリーズ史上最軽量を実現しました。サイズは開いた時で約123.9×161.4×4.5mm、閉じた時で約123.9×81.9×9.7mmに。

Galaxy Z Fold8を閉じた状態で持っているところ。カバーディスプレイはかなり幅があるため、片手操作は難しいものの、片手操作モードで縮めれば、縦方向には指は届きやすいため、それなりに片手で操作はできるように感じられました

Galaxy Z Fold8(ラベンダー)の開いた状態での背面。カバーディスプレイは強化ガラス「Gorilla Glass Victus Ceramic 3」(Corning製)、背面パネルは強化ガラス「Gorilla Glass Victus 2」(Corning製)で覆われています
また新しいSamsungが培ってきたディスプレイ技術を基盤により洗練された折りたたみ体験を実現するために新技術「Flex Titanium」を開発し、チタンを採用した新しいディスプレイ構造によって耐久性を損なうことなくさらなる薄型化を実現しており、さらにチタン合金フィルムと強化されたチタンプレートを組み合わせることによってディスプレイの支持構造を強化するとともに圧力や衝撃を効果的に吸収して長期間の使用でも折り目の目立ちにくくなっています。これにより、よりスリムなデザインと高い耐久性、さらにシームレスな視認性を追求することによって使い心地がさらに進化しているということです。
さらにヒンジとフレームにはAdvanced Armor Aluminumを採用し、開いても閉じてもタフな設計を実現しており、引き続いて防水(IPX8準拠)や防塵(IP4X準拠)に対応しています。またGalaxy Z Fold8ではヒンジ機構やディスプレイテンション、磁力のバランスを最適化することによって開閉動作もより滑らかで軽やかにそして自然な感覚に仕上げられています。ただし、この影響もあってGalaxy Z Fold8ではフレックスモードには対応していません。またSペンも非対応です。なお、カバーディスプレイは強化ガラス「Gorilla Glass Ceramic 3」(Corning製)で覆われているとのこと。
薄型・軽量ボディーながらもより高いエネルギー密度のシリコンカーバイドバッテリーを採用することによってより大容量な4800mAhバッテリーを搭載し、優れた電池持ちを並立しているとのことです。また内部の充電制御回路やバッテリー保護機能によって安全かつ効率的な電力供給を行えるようになっているとのことで、最大45Wの急速充電と最大20Wのワイヤレス充電、最大4.5Wのワイヤレスリバースチャージに対応しています。ただし、充電寿命はGalaxy Z Fold7では容量が20%低下する充電サイクルが2000回でしたが、Galaxy Z Fold8では1200回とかなり短縮しています。
カメラの構成は以下の通りで、日常の瞬間を逃さず捉えて簡単に撮影・共有しやすいように設計されており、広大な風景やグループショットなどの良い日常の写真や動画の撮影から編集、共有までをより簡単かつ快適に楽しめます。機能的にもデュアル録画機能はカバー画面を通して自分自身をプレビューしながらアウトリアカメラとフロントカメラの両方を同時に記録でき、その場の反応や共有体験をより自然に残せます。今回新搭載した「マイファンカム」機能では動画から選択した被写体を自動的に追跡し好みのアスペクト比に再調整して動きのあるシーンでも簡単な編集でSNSの投稿に適した動画を作成します。
<カバーディスプレイフロントカメラ>
・約1000万画素CMOS(1/3.0型、1画素1.12μm)+広角レンズ(F2.2、焦点距離24mm)
<メインディスプレイインカメラ>
・約1000万画素CMOS(1/3.0型、1画素1.12μm)+超広角レンズ(F1.8、焦点距離18mm)
<アウトリアカメラ>
・約5000画素CMOS(1/1.57型、1画素1.0μm、4in1、PDAF)/広角レンズ(F1.8、焦点距離23mm、OIS)
・約5000万画素CMOS(1/2.5型、1画素0.7μm、4in1、PDAF)+超広角レンズ(F1.9、画角120°、焦点距離12mm)
性能面ではチップセット(SoC)が最新のQuacomm製「Snapdragon 8 Elite Gen 5 Mobile Platform for Galaxy(型番:SM8850-1-AD)」となってスペックアップしており、高いパフォーマンスによるスムーズで快適な操作性でコンテンツへの没入をより長く楽しむことができます。その他の仕様はUSB Type-C端子(USB 3.2 Gen 1)およびデュアルステレオスピーカー、Dolby Atmos、顔認証、側面指紋認証、位置情報取得(A-GNSS:GPS・GLONASS・Galileo・BDS・QZSSなど)、緊急速報メール、加速度センサー、気圧センサー、照度センサー、ジャイロセンサー、近接センサー、地磁気センサー、ホールセンサーなど。
通信面ではWi-Fi 7に対応したIEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be準拠(2.4および5、6GHz)の無線LAN、Bluetooth 6.0、NFC Type A/B、UWBに対応し、日本向け製品はおサイフケータイ(FeliCa)にも対応しており、SIMはnanoSIMカード(4FF)スロットが1つとデュアルeSIMのデュアルSIMデュアルVoLTE(DSDV)をサポートし、携帯電話ネットワークは5G NR方式のSub6およびミリ波(mmWave)に対応しています。OSはAndroid 17をベースにした独自ユーザーインターフェース「One UI 9.0」がプリインストールされており、7世代のOSバージョンアップをサポートするとしています。
[Galaxy Z Fold8 – SM-F971Q]
5G NR: n1, n3, n5, n28, n66, n40, n41, n77, n78, n79, n257
4G LTE: Band 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 13, 18, 19, 20, 21, 25, 26, 28, 38, 39, 40, 41, 42, 66
3G W-CDMA: Band I, V
2G GSM: 850, 900, 1800, 1900MHz
機能的にはGalaxy S26シリーズで導入された「Now Brief」や「Now Nudge」などに対応しており、独自のAI機能「Galaxy AI」によって大切なことを理解して具体的な行動へとつなげることによって日常のあらゆる場面でよりパーソナルで先回りして動く頼れる存在になり、より多くのアプリやサービスと連携し、フォルダブルスマホのフォームファクターに最適化された体験を提供するようになっているとのことです。また「Gemini Intelligence」では指示から結果までをより少ないステップで実現でき、必要なことを自然な言語で伝えるだけでなく、画面や画像を共有して指示することも可能で、オートメーションは40以上の対応アプリ・サービスにも対応してチケットの検索から近くのレストラン探し、予約までシームレスに実行できます。
さらに「Gemini Notebook」ではメモや画像、録音、ファイル、ドキュメントをまとめて管理してアイデアの収集・整理・発展をサポートしてくれ、スプリットビューでのドラッグ&ドロップにも対応しており、複数のファイルや画像を簡単に追加して音声による概要、インフォグラフィック、レポート、会議の要約、ビジュアルサマリー、文書などへ変換できます。加えて新しい「Galaxy Watch Ultra2」や「Galaxy Watch9」、さらに今後登場予定のインテリジェントアイウェアと連携することによってAI体験をよりシームレスにします。これにより、ウェルネスに関するインサイトから生活習慣、製品をまたいだ操作までその時々に応じたパーソナライズされたサポートを提供し、よりシームレスな製品間体験を実現できます。

「認証情報」画面。日本向けの電波法に基づく工事設計認証(R)と電気通信事業法に基づく技術基準適合認定(T)の認証番号はSC-57Gが「005-103920」と「HP26-0032005」、SCG41が「005-103921」と「HP26-0041005」、SM-F971Zが「005-103924」と「HP26-0042005」、SM-F971Cが「005-103925」と「HP26-0043005」、SM-F971Qが「005-103926」と「HP26-0044005」。なお、FCC IDは「A3LSMF971JPN」で、引き続いてベトナム製となっています
| 機種名 | Galaxy Z Fold8 (ギャラクシー ゼット フォールドエイト) |
| サイズ[高さ×幅×厚さ/㎜] | オープン時:約123.9×161.4×4.5mm クローズ時:約123.9×81.9×9.7mm |
| 質量[g](電池含む) | 約201g |
| 本体カラー | ラベンダー グラファイト クリーム ピスタチオ |
| メインディスプレイ | 約7.6インチ有機EL 1828×2584ドット 416ppi 3000nits |
| カバーディスプレイ | 約5.5インチ 1264×1848ドット 407ppi |
| SoC | Qualcomm Snapdragon 8 Elite Gen 5 Mobile Platform for Galaxy |
| 内蔵メモリー(RAM) | 12GB、16GB |
| 内蔵ストレージ | 256GB、512GB、1TB |
| 外部ストレージ(最大対応容量) | ー |
| アウトリアカメラ | 約5000万画素(広角レンズ) 約5000万画素CMOS(超広角レンズ) |
| カバーディスプレイフロントカメラ | 約1000万画素CMOS(広角レンズ) |
| メインディスプレイフロントカメラ | 約1000万画素CMOS(広角レンズ) |
| バッテリー容量 | 4800mAh(内蔵電池) |
| 連続待受時間(静止時) | 5G NR:約581時間 4G LTE:約581時間 |
| 連続通話時間(静止時) | VoNR:約1130時間 VoLTE:約3060時間 |
| 連続動画再生時間 | 約26時間 |
| 充電時間 | 約85分(USB Type-C PD-PPS対応 ACアダプター使用時) |
| 接続端子 | USB Type-C(USB 3.2 Gen 1z) |
| 急速充電 | 最大45W |
| ワイヤレス充電 | ⚪︎(最大25W) |
| Wi-Fi | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax/be(2.4、5、6GHz) |
| Bluetooth | Version 6.0 |
| 赤外線 | ー |
| テザリング同時接続数 [Wi-Fi/Bluetooth/USB] |
10台/4台/1台 |
| 防水・防塵 | ○(IPX8)/○(IP4X) |
| ワンセグ/フルセグ/FMラジオ | ー/ー/ー |
| おサイフケータイ(FeliCa)/NFC | ○/○ |
| 生体認証 | ○(指紋<側面>、顔) |
| ハイレゾ音源 | ○ |
| SIMカード | nanoSIM、eSIM |
| OS | Android 17 |
| メーカー | Samsung Electronics |
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