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LG製Androidスマートフォン「Optimus GT540」

海外で販売されているLGエレクトロニクス製のエントリー/ミドルエンド向けAndroidスマートフォン「Optimus GT540」を入手しました。
今回はこの端末の紹介と、先日ACCESSがリリースした「Graffiti for Android」の組み合わせを紹介させていただきます。

GT540は、LGエレクトロニクス製Android搭載スマートフォンとして2機種目の端末です。エントリーユーザーあるいはミドルレンジ向けの製品となっており、女性向けカラーバリエーションとしてピンクを投入するなど、Androidユーザーを増やしていこうという意欲を感じさせるモデルとなっています。

ロック画面のデザインやアイコンなどは、Android 2.1のように見えますが、搭載されているOSバージョンは1.6となります。

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GT540のピンクモデル

3インチのタッチパネル対応液晶ディスプレイを搭載していますが、操作してみるとどうもタッチパネルの精度があまりよくないように感じていました。

それもそのはずです!

一般的にAndroidスマートフォンは静電容量方式タッチパネルを採用していることが多いのですが、GT540では感圧式タッチパネルを採用しているのです。そのため、試しにスタイラスを使ってみると、使用感が劇的に改善されました。

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キャリブレーション設定画面


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設定画面でタッチパネルのキャリブレーションが行える

さて、ここで思い出したのが、ACCESSがリリースしたIME(Input Method Editor; 文字入力ソフトウェア)「Graffiti for Android」です。PDAとして主流を極めた「Palm」で採用されていた文字入力方式「Graffiti」がAndroid端末上で使えるようになるという、元Palmハンドヘルドのユーザーにとっては夢のようなIMEです。バージョン2.0以降では、日本語入力にも対応しました。

以前、XperiaやHT-03Aで動作チェックをしたところ、指で入力すると「認識精度がいまいちかな?」と感じていました。“文字を書く”という普段の習慣を考えると、やはりペンを持って書く方が綺麗に書けるのかなと思ったのですが、GT540が感圧式タッチパネルを採用しているのであれば、スタイラスで文字入力ができればと考え、早速インストールして試してみました。

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使用しているスタイラスは、Handspring製PDA「Visor」の純正スタイラスです。こんなところでも“Palm感”を出してみた。

いやぁ、これは想像以上に使いやすい!

現状では、認識精度がオリジナルと同等とまではいきませんが、かなり快適に入力が行えます。
もう何年もまともに使っていないGraffiti書体(Graffitiはアルファベットを特有の書体で一筆書きすることで認識する)も、書こうとすれば案外簡単に思い出せるものです。

感圧式タッチパネルのAndroid端末はGT540の他、タブレット型端末で採用されていることが多いため、それらの端末ではGraffiti for Androidの利用が快適なのではないかと思います。是非、試してみてください。

記事執筆:Highmount


アプリ名:Graffiti for Android
価格:無料
カテゴリ:アプリケーション > ツール
開発者:ACCESS CO., LTD.
バージョン:2.0.2
Androidマーケット:http://market.android.com/search?q=pname:com.access_company.graffiti

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