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| 電子書籍を買ってみよう！ |
音楽配信や電子書籍は、「お金」を支払った感覚も無ければ「物」を受け取った感覚も無い。この点に違和感を感じる人も多く、そしてこの感覚は納得できる。同じお金を払うなら手に取れる「物」があった方が良い。
とはいえ、折角買った雑誌をまとめて捨てたりしていると、「物」にこだわる必要は無いのではないだろうかと思う事もある。
最近では、自分で書籍をデジタル化する自炊をする人も増えている様だ。自炊する手間が惜しい筆者は、iPadを購入がきっかけでマガストアを使うようになった。
今回は、雑誌購入をしながらマガストアを見ていこう。
マガストアとは
家にいながら発売日に書籍を購入できる便利さがある。
おすすめ表示の他に、新刊やジャンル、タイトルで目的の電子書籍を探す事が出来る。
タイトル一覧画面
購入した書籍はマイ本棚にストックされる。
iPad版横表示
iPhone版縦表示
今回は、DIMEを購入してみようと思う。
おすすめの一番左にDIMEがある
商品ページ
購入ボタンを押すと、app storeと同じ購入手続きとなる
購入完了
書籍データのダウンロードが開始される
雑誌ビュワーは、スワイプでページの切り替えの他に、目次表示やサムネイル表示、しおりを使って目的のページへジャンプする機能が備わっている。
目次表示、各ページへジャンプ出来る
横方向表示は見開きとなる
ピンチ操作やダブルタップで、拡大縮小表示が可能。ダブルタップを2回行うと、流石にドットのギザギザが目立つようになる。
Twitterにつぶやくことも出来る
そのほかに、テキストが埋め込まれているページは、テキストのみの表示も可能となっている（※テキスト表示非対応の書籍もある）。iPadではそれほど重要ではないかも知れないが、拡大表示をした際の次の文頭を探して上下左右方向のスクロールの必要が無く、文字の多いページでは効果を発揮する。
PC FANのテキスト表示。残念ながらDIMEはテキスト表示は無かった
このテキスト表示対応・非対応は、是非購入ページに表示して欲しい。
まだまだ始まったばかりの電子書籍
電子書籍は音楽配信が似ている。音楽配信のメリットは1曲単位で購入出来る事で、ヒット曲であったり、昔懐かしい曲などを”聴きたい曲”だけを最小単価でダウンロードして聴ける便利さがある。勿論、一般的なCDと同じくアルバム単位で購入することも可能だ。
電子書籍も、書籍・雑誌丸ごと購入することも可能だが、中には特集だけ、分野別に分割して配信している雑誌もある。この配信方法は電子書籍の特性を活かしていて大賛成だ。
実際にリアル雑誌でもこの記事だけ読みたいと思うこともある。
興味のある記事が￥115なら読んでみようと思うのではないだろうか？
出版社側も、記事のバラ売りを上手く利用してデータとして集計すれば、どの記事が読者に響いているのかリアルにつかむ事も出来るだろう。
ただし、現状ではその￥115の記事も買ってみないとどんな内容なのかわからず、若干博打に近い購入になってしまうこともある。ここが、立ち読みが出来る本屋に劣っていると感じる点だ。
マガストアも初期は、数ページを立ち読みする事が出来たのだが、最近ではサムネイル表示のみとなってしまっている。
更新の行程を少なくするためなのかも知れないが、立ち読みが出来なくなっているのはサービスとしてはマイナスだ。購入動機となる何か別な訴求ポイントが欲しいと思う。
手のひらの端末で、月刊誌を何十冊も持つ事の面白さは、まだ始まったばかりだ。雑誌関係なく記事のキーワード検索が出来る様になれば、紙の雑誌を超える大きなメリットになるだろう。
その前に、解像度不足解消と取扱書籍の拡充に力を入れていって欲しいと思う。
記事執筆：mi2_303
価格：無料
カテゴリ：ブック
開発者：DENTSU INC.
バージョン：2.2.1
iTunes Store：http://itunes.apple.com/jp/app/id327447987?mt=8
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