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いつでもどこでもグルーヴボックス

technoBox2は、TB-303クローン2台と、自由にドラムキットを組むことが出来るドラムマシンが2台のテクノギアだ。
ドラムサウンドは、デフォルトで909と808のサウンドがプリセットされている。

iPhoneとiPad両対応のユニバーサルアプリなのも嬉しいところだ。
では、早速technoBox2を見ていこう。

初代TechnoBoxは、TB-303、TR-808、TR-909の構成だったが、新たにTB-303がもう1つ追加となり、老舗ともいえるReBirthのスペックに追いつく形となった。

そのReBirhは、iPad版(iPad版ReBirth)の完成度は高いのだが、iPhone版は画面スクロールや拡大操作が必要であったりとやや難があった。technoBox2の特長は、RiBirthとほぼ同じ機能を持ちながらiPhoneでも簡単に操作できるように1画面に1デバイス表示となっている。

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303を模したインターフェイス。

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左下の↑ボタンをタップすると、表示が切り替わる。この状態でノート部分のボタンをタップするとシーケンサーのキーをリアルタイムに変更できる。RANDOMボタンをタップすると、ランダムにシーケンスを作る事も可能だ。

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ドラムのシーケンス画面。特に難しい事は無い。SOUNDボタンで、ドラムセットの変更や、ドラムパッドへのサウンドを割り当てが可能となる。

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全トラックのコントロールパラメーターが表示される画面。リアルタイムプレイに最適化されている。RECORDボタンをタップするとオーディオファイルとしてサウンドを保存することができる。

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エフェクト画面。フランジャーやディストーション、ディレイと言ったエフェクトの設定が出来る。ただし、まとめて1系統しか無いのが残念だ。


使い勝手は画面の遷移が無いiPad版のReBirthが上だが、機能面ではtechnoBox2のwavやaifファイルをサインできるドラムキットが無限の可能性を秘めている。プリセットでは弱く感じるキックも、コンプレッサーでつぶしたキックに差し替えるだけで、曲のイメージがガラッと変わるので、積極的に使っていきたい機能だ。勿論、歌モノやフレーズサンプリングしたものを割り当てても良い。ちなみに、オーディオファイルはiTunes経由でアプリに渡す形となる。

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iTunesで予めオーディオファイルを転送しておけば、この様にSOUNDボタンで読み込みが可能となる。

CASIOのRZ-1のハイハットや、ヒット系の音を入れていじってみたが、ReBirthではできない曲が簡単に作れてかなり面白い。読み込ませるオーディオファイルはある程度、音づくりをした最終形を設定する事をオススメする。

記事執筆:mi2_303


[Image] QRコードアプリ名:technoBox2
価格:¥600
カテゴリ:ミュージック
開発者:Mike Janney
バージョン:2.0.0
App Store:http://itunes.apple.com/jp/app/id424841211?mt=8

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