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「エリア品質情報送信」機能

5/25(水)~27(金)の3日間に渡って東京ビッグサイトで開催された「WIRELESS JAPAN 2011(ワイヤレス ジャパン 2011)」のKDDIブースでは、au携帯電話エリアの品質向上の取り組みとして、携帯電話からエラー情報を自動送信する「エリア品質情報送信機能」の紹介を行っていた。

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エリア品質情報送信機能を紹介していたコーナー

エリア品質情報送信機能は、au携帯電話で通信の失敗や切断など「通信エラー」が発生した際、携帯電話で自動検知し、発生した場所や電波の状況をauへ自動送信する機能。対応端末は2011年の春モデル以降となっており、現時点では「S007」「T007」「T008」「CA007」「K009」「K007」「S006」「SH011」「T006」「G11(iida)」の10モデルが対応している。ケータイアップデートでは実装できないため、対応端末のみの機能となる。


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設定方法の紹介

設定の方法は「メニュー」→「機能設定」→「ユーザー補助」→「メンテナンス」→「エリア品質情報送信」→「ON」にする。デフォルト(初期設定)では「OFF」となっているため、設定操作を行わなければならない。これには、エリア品質情報提供のためauへのエラーログ送信に同意するという意味で、ユーザー自らが「ON」設定に変更操作を行うという理由からだ。

一度ONの設定にしておけば、ユーザーは他に何かしらの操作をする必要は全くない。また、情報の送信はリアルタイムではなく、ユーザーが携帯電話を操作していない時や電波状況が良好な状態、トラフィックが低減している環境下で行われるという。情報を送信している際も、画面上に通信中の表示などは出ない仕様となっており、できるだけユーザーに操作のストレスを感じさせず意識もさせないようにしたのだという。なお、情報送信はパケット通信で行われるが、通信料は無料とのこと。

スマートフォンへの移行が進む中で、現状では一般的なケータイにしか対応していない点については、「企画自体は随分前からあったもので、実装したのが春モデルからとなった」(説明員)とし、「スマートフォン向けも急ピッチで作っているところ。スマートフォンではエラー項目なども変わってくると思うのでその辺りもケータイ向けと全く同じものを作るという訳ではない」(説明員)とのことだ。

なお、KDDIでは次世代通信規格(4G)にLTEを導入することも既に発表しているが、新たにエリア構築を必要とするため、こうした機能を転用してエリアの品質向上をスムーズに行っていくことも想定しているようだ。

記事執筆:2106bpm


ワイヤレスジャパン 2011/第2回無線技術応用産業展モバイルパワー2011
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