メディタブの中身はどう進化した?
NTTドコモから発売中のNEC製の7インチタブレット「MEDIAS TAB UL N-08D」(以下N-08D)は、約249gの軽量ボディが特徴のモデルです。一方、春モデルとして発売されている同じくNEC製の「MEDIAS TAB N-06D」(以下N-06D)は防水性能に対応のほか、赤外線通信機能、おサイフケータイにも対応、さらにモバキャス放送「NOTTV」を視聴できるなど全部入り端末となっています。
前回はN-08DとN-06Dの外観の違いについてのレビューをお届けしましたが、今回は、内蔵ソフトウェアについてチェックしていきます。
■ホームアプリはどうちがう?
N-06DはプラットフォームにAndroid 2.3(開発コード名:Gingerbread)、N-08DはAndroid 4.0(開発コード名:IceCream Sandwich;ICS)をそれぞれ搭載しています。そのため基本的なUIなどが異なりますが、プリインストールされているホームアプリについてはどうなのかをまずは比較していきます。
N-06Dには「docomo Palette UI」は搭載されておらず、メーカーの「ホーム」アプリ1つのみとなっています。Android 2.3ということもあり、スマートフォンのMEDIASシリーズと共通のホームとなっています。
とてもシンプルな作りとなっており、ドロワー画面のアプリのカテゴリー分け、並べ替えなどはできません。ドック部分も電話、ドロワー、ブラウザ固定でカスタマイズはできません。N-08Dは、ICS標準に近い「ランチャー」と「docomo Palette UI」の二種類のホームアプリがプリインストールされています。
「ランチャー」は、タブレット用UIとなっています。そのため、スマートフォンのようにドック部分はありません。右上のアイコンからドロワーを開きます。
横画面で使う場合、リストが左側に表示され、右側にアプリ一覧が展開するので見やすくなっています。
■通知領域の設定変更トグルスイッチはどう?
Androidの通知領域にWi-Fiオンオフなど各種設定を切り替えるトグルスイッチがありますが、この仕様もN-06DとN-08Dで異なります。
N-06Dでは「回転ロック」となっていましたが、N-08Dでは「画面回転」に変更されています。そのため、N-06Dでは画面の回転を止めたい時にこのボタンをオンにしますが、N-08Dでは逆に画面を回転させたい時にオンにすることになります。
さらにN-08Dでは「Haptics」と「通知」が追加されています。Haptics画面を触った時の振動をオンオフすることができます。「通知」をオフにすると、待ち受け状態でステータスバーに通知内容がポップアップ表示されなくなります。
たとえばメールを受信した際に送信者とタイトルが表示されるといった動作のことです。待受画面でプライバシーが表示されるのが嫌なときはオフにすると良いでしょう。設定をオフにしても、通知画面を開くと通知内容を確認することは可能です。
■ATOKも変わった!
MEDIASシリーズにはメーカーカスタマイズがされた文字入力システム「ATOK」がプリインストールされています。実はこのプリインされているATOKは、N-06DとN-08Dではバージョンが異なっています。
縦でテンキースタイルを使った場合、N-08Dは横幅の調整ができるようになっています。有料版のATOKでは対応していた機能ですが、片手でフリックがしやすくなっています。
有料版ATOKでは右寄せか左寄せにするキーがあり、もう片側を幅変更する形式でしたが、N-08Dのテンキーは左右それぞれ指で好きな位置で止められるようになっています。
手書き入力についても改良が加えられています。N-06Dでは文字種を選択する必要がありましたが、N-08Dでは漢字・ひらがな・カタカナ・英数字全てを対象とするモードが増えました。いちいちモードを切り替える必要がなく、使い勝手が向上しました。
■ecoモードも変わった
N-06D、N-08Dには電池の消費を抑える「ecoモード」機能が搭載されています。
お好みecoモードに設定出来る項目もN-08Dで増えています。画面の自動回転とハプティクス停止という項目が増えました。また、N-06Dではオート設定は電池残量に応じた設定のみでしたが、N-08Dでは時間設定もできるようになりました。
指定した時間にecoモードに切り替えることができるので、自分のライフスタイルに合わせて賢く節電できます。
ここまで、N-06DとN-08Dの基本機能について機能面を比較してきました。プラットフォームのバージョンの違いやプリインストールコンテンツの違いもあるのですが、N-06Dの時から細かな改良が加えられより使いやすくなっている印象を受けました。
実際に操作してみると、N-08Dではタッチパネルの反応、全体の動作速度も向上していると感じました。N-06DのICSアップデートも予定されているとのことですので、今回の改善点が反映されるのを期待したいですね。
今後もN-08Dについてレビューをお届けしていきますのでご期待ください。
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N-06DはプラットフォームにAndroid 2.3(開発コード名:Gingerbread)、N-08DはAndroid 4.0(開発コード名:IceCream Sandwich;ICS)をそれぞれ搭載しています。そのため基本的なUIなどが異なりますが、プリインストールされているホームアプリについてはどうなのかをまずは比較していきます。
N-06Dには「docomo Palette UI」は搭載されておらず、メーカーの「ホーム」アプリ1つのみとなっています。Android 2.3ということもあり、スマートフォンのMEDIASシリーズと共通のホームとなっています。
とてもシンプルな作りとなっており、ドロワー画面のアプリのカテゴリー分け、並べ替えなどはできません。ドック部分も電話、ドロワー、ブラウザ固定でカスタマイズはできません。N-08Dは、ICS標準に近い「ランチャー」と「docomo Palette UI」の二種類のホームアプリがプリインストールされています。
「ランチャー」は、タブレット用UIとなっています。そのため、スマートフォンのようにドック部分はありません。右上のアイコンからドロワーを開きます。
横画面で使う場合、リストが左側に表示され、右側にアプリ一覧が展開するので見やすくなっています。
■通知領域の設定変更トグルスイッチはどう?
Androidの通知領域にWi-Fiオンオフなど各種設定を切り替えるトグルスイッチがありますが、この仕様もN-06DとN-08Dで異なります。
N-06Dでは「回転ロック」となっていましたが、N-08Dでは「画面回転」に変更されています。そのため、N-06Dでは画面の回転を止めたい時にこのボタンをオンにしますが、N-08Dでは逆に画面を回転させたい時にオンにすることになります。
さらにN-08Dでは「Haptics」と「通知」が追加されています。Haptics画面を触った時の振動をオンオフすることができます。「通知」をオフにすると、待ち受け状態でステータスバーに通知内容がポップアップ表示されなくなります。
たとえばメールを受信した際に送信者とタイトルが表示されるといった動作のことです。待受画面でプライバシーが表示されるのが嫌なときはオフにすると良いでしょう。設定をオフにしても、通知画面を開くと通知内容を確認することは可能です。
■ATOKも変わった!
MEDIASシリーズにはメーカーカスタマイズがされた文字入力システム「ATOK」がプリインストールされています。実はこのプリインされているATOKは、N-06DとN-08Dではバージョンが異なっています。
縦でテンキースタイルを使った場合、N-08Dは横幅の調整ができるようになっています。有料版のATOKでは対応していた機能ですが、片手でフリックがしやすくなっています。
有料版ATOKでは右寄せか左寄せにするキーがあり、もう片側を幅変更する形式でしたが、N-08Dのテンキーは左右それぞれ指で好きな位置で止められるようになっています。
手書き入力についても改良が加えられています。N-06Dでは文字種を選択する必要がありましたが、N-08Dでは漢字・ひらがな・カタカナ・英数字全てを対象とするモードが増えました。いちいちモードを切り替える必要がなく、使い勝手が向上しました。
■ecoモードも変わった
N-06D、N-08Dには電池の消費を抑える「ecoモード」機能が搭載されています。
お好みecoモードに設定出来る項目もN-08Dで増えています。画面の自動回転とハプティクス停止という項目が増えました。また、N-06Dではオート設定は電池残量に応じた設定のみでしたが、N-08Dでは時間設定もできるようになりました。
指定した時間にecoモードに切り替えることができるので、自分のライフスタイルに合わせて賢く節電できます。
ここまで、N-06DとN-08Dの基本機能について機能面を比較してきました。プラットフォームのバージョンの違いやプリインストールコンテンツの違いもあるのですが、N-06Dの時から細かな改良が加えられより使いやすくなっている印象を受けました。
実際に操作してみると、N-08Dではタッチパネルの反応、全体の動作速度も向上していると感じました。N-06DのICSアップデートも予定されているとのことですので、今回の改善点が反映されるのを期待したいですね。
今後もN-08Dについてレビューをお届けしていきますのでご期待ください。
記事執筆:ちえ
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