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Xiが下り最大150Mbpsへ!

NTTドコモは1月30日、同社の2012年度第3四半期(Q3)の決算説明会を開催し、以前に一部新聞報道がなされた「受信時最大150Mbps化」への言及が行われた。

具体的には、決算説明会のプレゼンテーションの中にて、Xi契約数も順調に推移しており、すでに2013年春モデルとして発表済みで3月から提供予定のUE Category 4によって受信時最大112.5Mbpsという国内最速に対応するだけでなく、さらに次の受信時最大150Mbpsにも2013年度にも対応予定であると説明した。

決算説明会では、いち早くLTEを導入したデータ通信サービス「Xi(クロッシィ)」を展開してきたことを説明し、ドコモの技術力を総動員して、LTEの仕様策定から大きく寄与してきたことを紹介。NTTドコモでは、世界の携帯電話事業者の中でトップの204件のLTE必須特許数を保持し、2年前から商用サービスを開始していることをアピールしていた。

また、PSハンドオーバーを2010年12月から、LTEの6セクタ基地局を2010年12月から、LTE対応フェムトセルを2012年12月から導入し、現在1,000万契約近いXiだが、5,000万契約のXiスマートフォンに耐えうるネットワーク基盤であるとした。


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Xi契約数についても計画を上回るペースで、2013年1月9日時点で900万契約を突破し、内訳としては、Q1に332万契約、Q2に288万契約、Q3に248万契約がなされ、残るQ4に232万契約と計画し、合計1,100万契約を予定で、2012年度だけでもすでに868万台(前年同期比+290%)と3倍近くとなっている。


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特に、Xiにおける取り組みとしては、2012年10月から新プラン「Xiパケ・ホーダイ ライト」を提供開始し、利用状況に応じた料金プランを選択できるようになったほか、Xi契約者のパケット利用額が導入前の8月と導入後の11月で比較すると700円増加するというように、カンフル剤にもなっているとのことだ。これによって、パケット収入が拡大し、前年同期比+7.8%の361億円増で、合計5,013億円となっており、スマートARPUも前年同期比60円増の合計420円と順調に増加している。


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これは、スマートフォンへの移行によってパケット利用を促進できている結果であり、パケット利用量は従来のケータイ(フィーチャーフィン)から比べると11倍(2,100円)増となる。

なお、各プランの比率としては、2012年12月末時点でXiパケ・ホーダイフラットがおよび70%ちょっと、Xiパケ・ホーダイライトがおよび15%程度、残る数%がXiパケ・ホーダイダブルとなっているという。


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その上で、今後のXiの速度およびエリア面の進化について紹介し、2013年3月にはUE Category 4に対応した受信時最大112.5Mbpsの国内最速LTEサービスを開始し、2013年6月には50都市で利用可能になる予定のほか、さらに、2013年度(2014年3月末まで)には受信時最愛150Mbpsまで高速化する計画だという。

さらに、受信時最大75Mbps対応の基地局も2013年3月に4,000局、2013年6月に10,000局に増加させる計画であることが説明された。

記事執筆:S-MAX編集部


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