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F値1.9レンズカメラの実力は? |
NTTドコモから5月に発売されたシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」(以下、SH-06E)。前回のレビューでは、新しく搭載されたジェスチャー機能を紹介しました。
今回はSH-06Eで強化されたカメラ機能を取り上げます。SH-06Eでは前機種「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」(以下、SH-02E)と比較し、画素数自体はは有効画素数1630万画素から1310万画素へとスペックダウンした感があります。
しかし、F値は2.5から1.9となり、暗いところでも自然な色合いの写真が撮れたり、背景がぼけたり、といった写真撮影が可能になり、画質向上が図られているとのことです。
今回はSH-06Eに加え、前機種のSH-02E、そして全く別のスマートフォンとしてアップル製の「iPhone 4S」を加え、それぞれ同じ被写体を撮影してみました。色合いなどは好みもあると思いますので、自分の好みかどうか比較してみて下さい。
◯撮影条件と画像サイズ
撮影条件としては、スマートフォンのカメラには様々なモードがありますが、基本的に初期設定のまま、ライト無しで撮影することを条件としました。初期設定の状態のため撮影した写真の画像のサイズが異なります。
SH-06Eは3840×2160ピクセル、SH-02Eは4608×3456ピクセル、iPhone4Sは3264×2448ピクセルです。さらにSH-06Eは16:9、SH-02Eは4:3の比率になっています。今回は当ブログメディアの仕様上、拡大画像はSH-06Eの写真が1280×720ピクセル、その他の写真が1280×960ピクセルのサイズで公開しています。
◯1.原色系の看板
コンビニエンスストアの原色系の看板を撮り比べてみました。
SH-06E
SH-02E
iPhone 4S
どれも大きくは変わりませんが、iPhone 4Sがやや黄色が映える印象で、SH-06EはSH-02Eよりも明るく撮れている印象です。
◯2.花
ビルの前に咲いていた花を撮影しました。
SH-06E
SH-02E
iPhone4S
SH-02Eがやや白っぽい仕上がりなのに対し、SH-06Eの方が花の色の鮮やかさが出ている印象です。iPhone 4Sもまずまず。
◯3.街路樹のある風景
街路樹のある風景を撮影しました。
SH-06E
SH-02E
iPhone 4S
真ん中の街路樹の間は遊歩道になっていますが、その遊歩道の中にある彫刻などまでしっかり映っていたのがSH-06Eでした。SH-02Eはやや白っぽい仕上がりで、iPhone 4Sは白っぽさはないものの、遊歩道の中が暗く潰れている印象です。
◯4.間接照明のカフェ内
間接照明のカフェの中で飲み物を撮影しました。
SH-06E
SH-02E
iPhone 4S
SH-06Eは隣のお菓子を背景と捉え、一番ぼけて映っています。色合いは3機種でかなり違い、SH-06E、SH-02Eは白っぽい印象です。
◯5.間接照明のカフェ内(2)
間接照明のカフェの中で食べ物を撮影しました。少し外から日が差した席でした。
SH-06E
SH-02E
iPhone 4S
SH-02Eが白っぽく映るのに対し、SH-06EやiPhone 4Sは比較的自然な色合いといった印象です。
◯まとめ
どの被写体もやや白っぽい色合いの写真となるSH-02Eに比べ、SH-06Eは自然な色合いに近づいたとは思います。特に屋外の写真では力を発揮し、街路樹のある風景の写真では街路樹の間の遊歩道にある物など、暗いところにある物もしっかり映っており、F値1.9レンズ搭載の成果は一定程度あるのではないかと思われます。
一方、間接照明のカフェの中での撮影に関しては、SH-06Eでもやや白っぽさが目立ち、iPhone 4Sの方が自然な色合いということもありました。暗い場所での撮影も期待したいSH-06Eでしたが、まだ改良の余地は残されている感も受けました。
それでも前機種より画質の向上が図られているとは言って良いと思います。どんなシーンでもより自然な色合いの写真が撮れるカメラ機能へ、AQUOS PHONE ZETAシリーズのさらなる進化を期待したいところです。
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
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撮影条件としては、スマートフォンのカメラには様々なモードがありますが、基本的に初期設定のまま、ライト無しで撮影することを条件としました。初期設定の状態のため撮影した写真の画像のサイズが異なります。
SH-06Eは3840×2160ピクセル、SH-02Eは4608×3456ピクセル、iPhone4Sは3264×2448ピクセルです。さらにSH-06Eは16:9、SH-02Eは4:3の比率になっています。今回は当ブログメディアの仕様上、拡大画像はSH-06Eの写真が1280×720ピクセル、その他の写真が1280×960ピクセルのサイズで公開しています。
◯1.原色系の看板
コンビニエンスストアの原色系の看板を撮り比べてみました。



どれも大きくは変わりませんが、iPhone 4Sがやや黄色が映える印象で、SH-06EはSH-02Eよりも明るく撮れている印象です。
◯2.花
ビルの前に咲いていた花を撮影しました。



SH-02Eがやや白っぽい仕上がりなのに対し、SH-06Eの方が花の色の鮮やかさが出ている印象です。iPhone 4Sもまずまず。
◯3.街路樹のある風景
街路樹のある風景を撮影しました。



真ん中の街路樹の間は遊歩道になっていますが、その遊歩道の中にある彫刻などまでしっかり映っていたのがSH-06Eでした。SH-02Eはやや白っぽい仕上がりで、iPhone 4Sは白っぽさはないものの、遊歩道の中が暗く潰れている印象です。
◯4.間接照明のカフェ内
間接照明のカフェの中で飲み物を撮影しました。



SH-06Eは隣のお菓子を背景と捉え、一番ぼけて映っています。色合いは3機種でかなり違い、SH-06E、SH-02Eは白っぽい印象です。
◯5.間接照明のカフェ内(2)
間接照明のカフェの中で食べ物を撮影しました。少し外から日が差した席でした。



SH-02Eが白っぽく映るのに対し、SH-06EやiPhone 4Sは比較的自然な色合いといった印象です。
◯まとめ
どの被写体もやや白っぽい色合いの写真となるSH-02Eに比べ、SH-06Eは自然な色合いに近づいたとは思います。特に屋外の写真では力を発揮し、街路樹のある風景の写真では街路樹の間の遊歩道にある物など、暗いところにある物もしっかり映っており、F値1.9レンズ搭載の成果は一定程度あるのではないかと思われます。
一方、間接照明のカフェの中での撮影に関しては、SH-06Eでもやや白っぽさが目立ち、iPhone 4Sの方が自然な色合いということもありました。暗い場所での撮影も期待したいSH-06Eでしたが、まだ改良の余地は残されている感も受けました。
それでも前機種より画質の向上が図られているとは言って良いと思います。どんなシーンでもより自然な色合いの写真が撮れるカメラ機能へ、AQUOS PHONE ZETAシリーズのさらなる進化を期待したいところです。
記事執筆:こば(小林健志)
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