Nexus 5でキャロライン・ケネディ駐日アメリカ大使の馬車列は綺麗に撮影できるのか?

最新OS「Android 4.4(開発コード名:KitKat)」を搭載したGoogleブランドのスマートフォン「Nexus 5」(LGエレクトロニクス製)。すでに当ブログメディア「S-MAX(エスマックス)」でもいくつかのレビューを掲載していますが、今回は、動画撮影機能をレビューしようと思います!

今回、Nexus 5では「Nexusシリーズ」としては新しく「光学手ぶれ補正」機能を搭載しています。多くのスマートフォンなどが対応している複数枚の画像を合成して“疑似的”に手ぶれを軽減する「デジタル手ぶれ補正」機能とは違い、光学手ぶれ補正はレンズまたはイメージセンサーと呼ばれる部品を少しだけ動かすことで手ぶれを軽減することで、画質を劣化させずに手ぶれを軽減することができます。

実際に動画撮影もしてみましたので、さっそくそのムービーを見ながら紹介したいと思います。

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まず、動画を撮影するために「動画モード」にします。やり方は非常に簡単で、カメラを起動後、シャッターボタン(赤い丸)の下のカメラマークをタップすることで動画モードに変更できます。横向きのビデオカメラのようなアイコンが動画モードのアイコンです。


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なお、この画面のまま設定変更が可能です。変更したい場合には録画をしていない状態でディスプレイを長押しすると、ホワイトバランスの変更やアウトカメラ/フロントカメラ切り替え、モバイルライトのオン・オフができます。


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さらに細かい設定も可能で、動画の撮影サイズ変更や低速度撮影の設定、位置情報の記録もここから行えます。「どこで録画したかな?」と振り返りたい場合には位置情報の記録をしましょう。


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記録できる動画サイズは、フルHD(1080p)のほか、HD(720p)、SD(480p)があり、数字が小さいほど動画の解像度は落ちますが、容量が少なくて済みます。


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面白いのは低速度撮影という機能があります。これは、決まった時間指定で写真を撮影し、それを動画としてつなぎ合わせるものです。0.5秒に1回撮影から24時間に1回撮影という間隔を設定できます。三脚と充電コードがあれば面白い動画も撮影できそうなので、これについては機会があったら別途レビューしようと思います。



いよいよ撮影してみたムービーを紹介します!本日2013年11月19日は、日本の駐在アメリカ大使に任命されたキャロライン・ケネディ氏が皇居に向かう馬車列がありましたので、それを撮影してみました。

このときは見学人が非常に多くいましたので、手を伸ばして撮影するという非常に手ぶれしやすい(実際、撮影中はずっとぷるぷるしていました)環境だったのですが、光学手ぶれ補正機能により比較的手ぶれが軽減されていると思います。


なお、この2分弱の動画ですが、フルHDで撮影すると、容量が231MBと非常に大容量になってしまいました。おおよそ5~6分で1GBに達してしまうので、ストレージの空き容量には注意しましょう。保存したい動画はさくっと動画投稿Webサービス「YouTube」などにアップロードしてしまっても良いかもしれませんね。
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今回、動画撮影で手ぶれがかなり軽減されたことを実感し、この他にも新しく静止画撮影では「HDR+」にも対応しているなど、Nexus 5はカメラ機能を重視したモデルではありませんが、実用性は十分だと感じました。


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