KDDIとLookoutの提携による、紛失したスマホの捜索サービス「Lookout for au」の提供を開始

KDDIとLookoutは12日、両社の提携によりauスマートフォン(スマホ)向けにセキュリティーアプリと紛失したスマホの捜索サービス「Lookout for au」を提供することを発表した。

アプリをインストールすると、パソコン(PC)だけでなauスマートパス利用者ならauのお客様センターの窓口へ24時間いつでも電話して、紛失したiPhoneやAndroidを搭載したスマホなどの位置を無料で調べることができる。

サービス開始に合わせて、LookoutのCEO Jim Dolce氏が来日。日本市場戦略に関する記者会見を開催した。今回はその模様を紹介する。

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Lookout CEO Jim Dolce氏

Lookoutは米国(アメリカ)のセキュリティー会社で、同氏によると、現在、Lookoutの登録ユーザーは5000万人おり、中でも日本は200万ユーザーとアメリカ市場に次ぐ最大のマーケットだという。日本のスマートフォンユーザーは2017年に9000万を超えると見ており、auとの提携によりさらなる利用者の拡大を見込む。

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Lookoutはアプリのセキュリティーやデータのバックアップに加えて、PCなどから遠隔でスマホの位置情報を捜索できる。

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スマホのロック解除失敗や、そのた盗難時によく利用する操作を検知した場合、インカメラで操作時の写真を撮影して持ち主にアラートを通知する機能も搭載する。

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会見はアメリカ合衆国大使館にて、厳重なセキュリティーのもと開催された。米国商務担当公使Andrew Wylegala氏も登壇し、商務部としてLookoutの日本展開を歓迎した。

記者会見ではKDDI代表取締役執行役員専務の高橋 誠氏も登壇。iPhone 6発売から「(9月の)MNPの手応えがかなりある」と発言しつつも、今後はサービス面での差別化が重要ということで利用者に「安心・安全」と感じてもらえるサービスとして提供を開始したという。LookoutはシリコンバレーのKDDI研究所の評価が高く、今後も提携を続けていきたいとのことだ。

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KDDI代表取締役執行役員専務 高橋 誠氏。当初はPCではなく、オペレーターに電話して紛失時の位置を調べるサービスの必要性について理解を得るのに時間がかかったという。

Lookout for auは10月以降に発売される秋冬モデルのAndroidスマートフォンにはプリインストールされる。iPhoneなどiOSユーザーには別途AppStoreからのインストールが必要だ。これまで発売されたスマートフォンユーザーは、アプリをインストールすることで利用可能になる。

スマートフォンの位置検索は、現在位置または最後に電源を切られた位置をPCで確認できる。お客様センターに電話しての位置検索はauスマートパスの契約が必要だ。Android版は位置検索のほか、遠隔ロックやデータ消去も利用できる。

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すでにiOS版「Lookout」はLookout for auのサービスに対応。auのiPhoneにインストールすると、起動時にサービスの案内が表示された。

なお、10月以降に発売されるスマートフォンはまだ秋モデルの「Xperia Z3 SOL26」と「GALAXY Note Edge SCL24」しか発表されていない。KDDI広報によると、今回のサービス内容も含めていずれまた説明の機会があるとのことだ。

記事執筆:sureare(島 徹)


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KDDIとLookout auスマートフォン向け紛失・盗難対策に関する提携について | 2014年 | KDDI株式会社