10.5インチディスプレイの世界最軽量タブレット |
既報通り、NTTドコモは30日、今冬および来春に発売・開始する新モデルや新サービスを披露する「2014-2015冬春モデル新商品発表会」を開催し、富士通製Androidタブレット「ARROWS Tab F-03G」(以下、F-03G)を発表した。
F-03Gは9月30日よりすでにドコモショップや直営Webストア「ドコモオンラインショップ」などで事前予約受付が開始されているほか、全国のドコモスマートフォンラウンジにおいて先行展示が実際されており、発売は11月中旬を予定している。価格は正確には公開されていないが、実質負担額が新規契約・機種変更・他社から乗り換え(MNP)で2万円台後半とのことだ。
今回は「ARROWS Tab」の4代目となるこのF-03Gについて実際に発表会後の展示会場にてタッチ&トライすることができたので写真を交えて紹介する。
F-03GとF-02Fの表示比較
F-03Gはディスプレイが従来のTFT液晶から新しく有機ELディスプレイが採用された。これによって明るさおよびコントラスト、色の再現率が向上しているという。実際に2013-2014年冬春モデルの「ARROWS Tab F-02F」(以下、F-02F)との比較があったが、ディスプレイの明るさと暗い部分の色再現の違いがハッキリとわかった。
F-02Fは文字の読みやすかったのだが、明るさという面では他社性タブレットに一歩及ばずといった印象だったが、F-03Gは写真や動画もより美しく楽しめそうだ。
付属のKingsoft Officeのスプレッドシート画面。解像度が高いく情報量が多い
ディスプレイサイズは10.1インチから10.5インチと大きくなったF-03Gは、ちょうどサムスン電子製のタブレット「GALAXY Tab S 10.5」と同じディスプレイサイズと解像度の有機ELディスプレイということで勘ぐってしまう。実際に説明員にディスプレイがサムスン製なのか訊いてみたが「非公開」とのことだった。
発色に関しては従来機からヒューマンセントリックエンジンを引き継いでおり、環境光や年齢に合わせて見やすい色調整が行われる。ブルーライトカットなど目に優しい調整機能も搭載されている。
背面はカーボンのような凹凸のあるサラサラした表面処理
本体サイズは高さ約174mm×幅約265mm×厚さ約8.5mm。質量は約433gということもあり9月29日の時点でLTEおよび3G対応の同クラスのタブレットにおいて世界最軽量を謳っている。
外観はファミリー層や年配の方もターゲットにした優しいデザインとなっており。F-02Fは角を落とした水滴のようなデザインだったが、F-03Gは長辺方向は角を落とし、短辺方向は面を残した形状となった。フロントステレオスピーカーや指紋センサーは従来通り。
側面の処理が新しくなった
指紋センサーの位置はF-02Fと同じ位置
ストラップホールがあるのも細かい気配り
microSDカードスロットとトレー式のnanoUIMスロット
microUSB端子はキャップ式
クレードルはマグネット式ではなく爪で固定するタイプのようだ
フロントステレオスピーカーはワンセグ・フルセグ視聴に最適で、プライベートテレビとしての利用や防水機能を活かしたキッチンで活用できる。付属のクレードルには急速充電対応だけではなく、アンテナケーブルを接続して安定したテレビ視聴が可能となるという。また、ワンセグ・フルセグは別売のmicroSDカードだけではなく64GBの内蔵メモリーに録画可能となった。
ユーザーインターフェイス面では年配の方や初心者でも使いやすい「かんたんスタイル」を継承。新たに「いつでもズーム」機能によって拡大表示が可能となった。この機能について解説すると、マップでは地図データを拡大できるが、知名などの文字サイズは拡大されない。そこでいつでもズームアイコンをタッチすると画面表示自体を拡大するというもの。
子どもでも安心操作のキッズスタイル
大きな文字でわかりやすいかんたんスタイル
簡単スタイルは、設定画面もオン・オフのボタン式でわかりやすい
マップを最大に拡大した状態
いつでもズームを利用するとドットは粗くなるが文字が多く読みやすくなる
その他、無線LAN(Wi-Fi)とLTE同時ダウンロード可能なマルチコネクション、日本語入力システムに「Super ATOK ULTIAS」を搭載する。
Super ATOK ULTIASはver.1.1.0がインストールされていた
◯主な仕様
機種名 | ARROWS Tab F-03G |
寸法(高さ×幅×厚さ:mm) | 約174×265×8.5 |
質量(g) | 約433 |
OS | Android 4.4 |
CPU (チップ名、クロック) | MSM8974AB 2.3GHzクアッドコア |
内蔵メモリー (ROM/RAM) | 64GB/2GB |
外部メモリー (最大対応容量) | microSDXC(128GB) |
バッテリー容量 | 7840mAh |
連続待受時間(静止時[自動]) (LTE/3G/GSM:時間) | 約2000/約2470/約1880 |
連続通話時間 (LTE/3G/GSM:分) | ー |
実使用時間(時間)※1 | 未定 |
ディスプレイ (サイズ:インチ、解像度:ドット、 方式、発色数) | 約10.5インチ WQXGA 2560×1600 有機EL 1677万色 |
Xi(LTE、受信時最大/送信時最大) | 150Mbps/50Mbps |
VoLTE | ー |
LTE対応周波数帯 (2GHz/1.7GHz/1.5GHz /800MHz/700MHz) | ○/○/○/○/ー |
対応方式 (FDD-LTE/TD-LTE) | ○/ー |
FOMAハイスピード (HSDPA/HSUPA) | 14Mbps/5.7Mbps |
外側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約810万/約810万 |
内側カメラ機能 (撮像素子種類、有効画素数/記録画素数) | 裏面照射型CMOS 約130万/約120万 |
防水/防塵 | ○/○(IPX5、8/IP5X) |
Bluetooth | ○(4.0) |
ワンセグ/フルセグ (◎は録画対応) | ◎/◎ |
ハイレゾオーディオ対応 | ○ |
LTE/Wi-Fi同時接続による 高速ダウンロード | ○ |
LTE/Wi-Fi同時接続による スムーズな通信 | ○ |
UIMカード | nanoUIM |
色 | ホワイト |
製造メーカー | 富士通 |
※2 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。
記事執筆:mi2_303
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