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簡単に設置可能な、家族の入床状況がわかる福祉機器 |
東京・お台場にある東京ビッグサイトにて2014年10月1日(水)から3日(金)まで15か国・1地域から585社・団体(日本530 社・団体、海外55社)が出展したアジア最大の福祉機器展示会「第41回 国際福祉機器展 H.C.R.2014(International Home Care & Rehabilitation Exhibition 2014)」(主催:全国社会福祉協議会および保健福祉広報協会)が開催されました。
今回はアイシン精機のブースにて、離れた場所からでも家族がベッド上にいるかどうかをiPadなどの機器へリアルタイムで表示してくれるベッドへ取り付けるタイプの福祉機器「ねむりモニター」が展示されていたので紹介します。
◯法人向けと個人向けの2種類
ねむりモニターはベッド上にいるかどうかをモニターする個人向けと、ベッド上にいるかどうかだけでなく、単座位(お尻だけベッドに腰掛けて座っている状態)や在床(ベッド上に座り込んでいる状態)まで確認が可能な法人向けの2種類があります。

ねむりモニターの簡単な概要(個人向け)
本機はベッドの足に設置する重量センサー(個人向けは2つ+スペーサー2つで法人向けがセンサー4つ)とセンサーからの情報を集めて無線LAN(Wi-Fi)で飛ばす解析ボックスで構成されています。


センサー(写真=左)と解析ボックス(写真=右)
この他、利用する側で、iOSまたはAndroid搭載機器(スマホおよびタブレット問わず)と無線(Wi-Fi)ルーターを用意する必要があります。
個人向けでは、1日2回メールにて寝床に入った時間から起きた時間などのモニター結果が送信され、遠く離れた要介護者の家族の睡眠状況を確認することができます。
例えば、寝たきりの人がベッドから転落しそのまま動けない場合などでもメールにてベッドから離れている状態が継続している場合や、心肺停止などでベッド上での動きが無いことが知らされるため、安否の確認もおおまかにではありますが知ることができます。
また、専用のアプリにて入床・起床時間と睡眠時間をグラフ表示するほか、「眠りの質」を点数化して採点・解析し、よりよい睡眠のアドバイスもお知らせしてくれます。
法人向けではセンサーがベッドのすべての足に装着され、ベッドに腰掛けている状態なども確認が可能、これらはスマホやタブレットで状況をモニタリングすることができ、カメラを使わずにモニターできるため、対象者本人も「見られている感覚」がないということで、プライバシーの保護も保つことが可能だということです。

法人向けでは重量センサーがベッドの足の下、4ヶ所にすべて設置されます

iPadに法人向けねむりモニターをリアルタイム表示している状態
価格は個人向けでセンサー2つと解析ユニット、段差調節用スペーサーとACアダプターや滑り止めマットなどがセットで、30,000円(税抜)でさらに月額利用料(メール送信サービスなど)が月額300円(税抜)となっています(法人向けは規模に合わせて要見積もり)。
福祉機器としては比較的導入のハードルの低い価格で、遠隔地の高齢者などの見守りにもコストパフォーマンスの高いサービスとなっています。
スマホやタブレットといった持ち出せる機器で家族の情報を確認できるのはとても便利ですね。
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・アイシン、「第41回 国際福祉機器展」に出展 | 2014 | ニュース | アイシン精機株式会社 公式企業サイト
・国際福祉機器展
ねむりモニターはベッド上にいるかどうかをモニターする個人向けと、ベッド上にいるかどうかだけでなく、単座位(お尻だけベッドに腰掛けて座っている状態)や在床(ベッド上に座り込んでいる状態)まで確認が可能な法人向けの2種類があります。

ねむりモニターの簡単な概要(個人向け)
本機はベッドの足に設置する重量センサー(個人向けは2つ+スペーサー2つで法人向けがセンサー4つ)とセンサーからの情報を集めて無線LAN(Wi-Fi)で飛ばす解析ボックスで構成されています。


センサー(写真=左)と解析ボックス(写真=右)
この他、利用する側で、iOSまたはAndroid搭載機器(スマホおよびタブレット問わず)と無線(Wi-Fi)ルーターを用意する必要があります。
個人向けでは、1日2回メールにて寝床に入った時間から起きた時間などのモニター結果が送信され、遠く離れた要介護者の家族の睡眠状況を確認することができます。
例えば、寝たきりの人がベッドから転落しそのまま動けない場合などでもメールにてベッドから離れている状態が継続している場合や、心肺停止などでベッド上での動きが無いことが知らされるため、安否の確認もおおまかにではありますが知ることができます。
また、専用のアプリにて入床・起床時間と睡眠時間をグラフ表示するほか、「眠りの質」を点数化して採点・解析し、よりよい睡眠のアドバイスもお知らせしてくれます。
法人向けではセンサーがベッドのすべての足に装着され、ベッドに腰掛けている状態なども確認が可能、これらはスマホやタブレットで状況をモニタリングすることができ、カメラを使わずにモニターできるため、対象者本人も「見られている感覚」がないということで、プライバシーの保護も保つことが可能だということです。

法人向けでは重量センサーがベッドの足の下、4ヶ所にすべて設置されます

iPadに法人向けねむりモニターをリアルタイム表示している状態
価格は個人向けでセンサー2つと解析ユニット、段差調節用スペーサーとACアダプターや滑り止めマットなどがセットで、30,000円(税抜)でさらに月額利用料(メール送信サービスなど)が月額300円(税抜)となっています(法人向けは規模に合わせて要見積もり)。
福祉機器としては比較的導入のハードルの低い価格で、遠隔地の高齢者などの見守りにもコストパフォーマンスの高いサービスとなっています。
スマホやタブレットといった持ち出せる機器で家族の情報を確認できるのはとても便利ですね。
記事執筆:河童丸
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・アイシン、「第41回 国際福祉機器展」に出展 | 2014 | ニュース | アイシン精機株式会社 公式企業サイト
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