SIMフリースマホの本命!?モデルの国内モデルを国外版と比較

ついに先週末の11月8日(土)に発売となったASUSTeK Computer(以下、ASUS)製SIMフリースマートフォン(スマホ)「Zenfone 5」。2万円台半ばからという価格と普通に使える性能を兼ね備えていることからコストパフォーマンスが良いといった評判が購入したユーザーから出てきています。

筆者もさっそく購入したのですが、実はすでに香港で販売されている3GモデルのZenFone 5も実は所持しているのです。

そこで、今回は香港向け3Gモデル「ZenFone 5 A501CG」と国内向けLTEモデル「ZenFone 5 AK500KL」を比較したいと思います。まずは、前編として個装箱や本体の外見上の違いなどを比べてみましたので紹介します。

◯まずは個装箱の違いをチェックする!
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国内向けLTEモデル(写真=左)と香港向け3Gモデル(写真=右)

個装箱の正面です。ここはひと目見て、国内版の方に「LTE」と書かれているので違いが分かります。しかし、海外向けには3GモデルとLTEモデルの2種類が存在しているため、海外向けでもLTEモデルについては「LTE」の記載があり、国内向けのLTEモデルと同じになっています。

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個装箱の左側面、写真上側が国内向けモデル

こちらもLTEモデルと3Gモデルの違いとなりますが、左側面の窓に書かれている文字のうち国内向けLTEモデルが「4G LTE」となっており、3Gモデルが「3G」と記載されています。この辺りに関しては、国別の違いというよりもLTEモデルと3Gモデルの違いといえるでしょう。

国内向けを含むLTEモデルと3Gモデルのハード上の一番の違いとして「搭載されているチップセットが異なる」という点があります。

LTEモデルではQualcomm製「Snapdragon 400」(1.2GHzクアッドコアCPU)、3GモデルではIntel製「Atom Z2560」(1.6GHzデュアルコアCPU)を搭載しています。

そのため、3GモデルにはIntel製品を搭載していることを知らせるいつもの表記があります。
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「インテル入ってる」(下側)



◯内容物の違いを比べてみる!
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左側が国内向けLTEモデル、右側が海外向け3Gモデル

LTEモデルではLTEに関する記述が、3Gモデルでは内蔵カメラに関する記述がされています。なお、余談ですが、海外向け3Gモデルと国内向けLTEモデルともに本体の包装フィルムの裏にカタカナで「プラ」と書かれていました。
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もしかすると3Gモデルも国内向けの発売予定があったのかも?

本体以外の内容物にも大きな違いがいくつかみられます。
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国内向けLTEモデル(写真=左)、海外向け3Gモデル(写真=右)

海外向け3Gモデルでは本体と付属品の他はマニュアル類が2冊のみですが、国内向けLTEモデルではマニュアル類2冊に加え、本体のアップデートに関する注意書きとPCリサイクルの注意書き、ASUSのコールセンターへの電話番号の書かれた紙が入っていました。

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電源コネクターの大きさのためか、ケーブルとコネクターの入っている位置が逆


電源コネクターのコンセント差し込み口が日本と異なるため、その大きさも違っています。
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左側が日本向け、海外(香港)向けは電源コネクターが"デッカイ"!



◯本体外観上の違いをチェック!
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国内向けLTEモデル(写真=左)と3Gモデル(写真=右)

両方を正面から見たところでは、パッと見では違いはわかりにくいのですが……。

手で触ってみると良く分かるのですが本体正面の最下部、タッチキーになっているホーム・バック・アプリキー下のスピンドル加工されている部分が3Gモデルでは金属製で、LTEモデルではプラスチック系素材製となっています。

どちらが良いかという点については個人差もあるとは思いますが、3Gモデルの方がちょっと高級感もあるかな、と思いました。
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ツヤのある方が国内向けLTEモデルで、LTEモデルの方がデザイン的には一体感がある


本体背面の手触りなどはどちらも同じですが、3Gモデルの方にはIntel搭載スマホやタブレットのお約束の「Intel inside」のマークが印刷されています。
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国内向けIntelモデルのスマホやタブレットでもほぼ同じ位置にありますよね!


最後に海外向け3Gモデルと国内向けLTEモデルの決定的な違いとして、背面カバーを外したところにあるSIMカードスロットの部分が異なっています。
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国内LTEモデル(写真=左)と海外向け3Gモデル(写真=右)

海外向け3GモデルはデュアルSIMスロットになっており、microSIMカード(3FF)を2枚差し込むことができます。

一方、国内向けLTEモデルではSIMカードスロットは1つだけ(サイズは同じmicroSIMカード)になっています。筺体的には同じものを採用しているのが確認できます。

3Gモデルでの2番目のSIMスロットにあたるLTEモデルでの部分にはSIMを留める部分が撤去され、スポンジ素材で塞がれているだけで、SIMを取り出すための窪みなどはそのまま残っています。

今回は、海外(香港)向け3Gモデルと国内向けLTEモデルの外観や個装箱の違いを画像を交えて比較しました。次回では、両機種の外観以外の部分の比較をしてみたいと思います。

記事執筆:河童丸


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