ZenWatchで何ができるの? |
ASUS JAPANが今年11月下旬に発売するASUSTeK Computer(以下、ASUS)製スマートウォッチの「ASUS ZenWatch(型番:WI500Q)」(以下、ZenWatch)をお借りしている。前回は開封レポートを行ったが、レビュー第2回目となる今回は、ZenWatchではどんなことができるのかを紹介して行く。
ZenWatchはGoogleが開発を進めるウェアラブル向けプラットフォーム「Android Wear」を搭載したASUS初の腕時計型デバイスで、ASUS製スマートフォンだけではなく、Android 4.3(開発コード名:JellyBean)以上を搭載する機種との連携やWellness(ウェルネス)機能を搭載している。
とはいえ、ZenWatchは今月8日に発売されたASUSのAndroidスマートフォン「ZenFone 5」の「Zen UI」との親和性が高い。なお、ZenFone 5や他社製Androidデバイスとのリンク(連携)については次回以降取り上げていこうと思う。
まずは、ZenWatchでどういったことができるのかといった点を機能を紹介しながらチェックして行こう。ちなみに、ZenWatchのスクリーンショットは以前紹介した記事「スマートウォッチでも画面を保存したい!Googleの「Android Wear」でスクリーンショットを撮る方法【ハウツー】」を参考に行った。Windows 8.1でも標準のGoogle USBドライバーでZenWatchが認識できていることを報告しておく。
Android Wearを搭載するZenWatchは時計画面を縦方向にスクロールさせることで、着信を含めたスマートフォンの通知領域の表示、Google Nowの表示、内蔵アプリのインフォメーションを「Google Nowのカード形式」で確認できる。なお、各表示は一定時間で省電力モードとなるが、画面を手で覆うようにするとトップの時計画面に戻れる。
Google Nowのカード表示。読み終わったカードは右にスワイプすると非表示になる
Google Nowの画面の他に時計画面で「OK, Google!(オーケー、グーグル)」と話し掛ける、もしくはもう一度画面をタップするとGoogle検索画面となる。音声でZenWatchの簡単な操作やインターネット検索が可能だ。
例えば、「アラーム6時半」と話し掛けると、ZenWatchのアラームが設定される。設定した時刻が18:30前なら「毎日 18:30」、18:30以降なら「毎日 6:30」となる。デジタル腕時計では複数のボタンを押して設定するアラームだがZenWatchなら簡単だ。もちろん、タッチパネルでも設定可能。
インターネット検索は、ペアリングしてあるZenFone 5経由で通信が行われ、ZenWatchに検索結果が表示される。ZenWatchは補佐的な役割で、詳しい情報はZenFone 5に送ってそちらで確認となる。
さて、この検索画面は下方向にスクロールさせると標準で搭載されている各機能を利用できる。その機能とは「メモを入力」や「通知を設定」、「歩数計を表示」、「心拍数を表示」、「SMSを送信」、「メールを送信」、「予定リスト」、「ナビを開始」、「タイマー設定」、「ストップウォッチ」、「アラーム設定」、「アラーム表示」、「音楽を再生」、そして、ZenWatchの「設定」とインストールしたAndroid Wearの「開始」だ。
これらはデフォルトで設定された動作以外にカスタマイズが可能だ。例えば、メモを入力すると登録されているGmail宛てに備忘録としてメモが送られてくるが、Android Wear版のマイクロソフト「OneNote」を設定するとOneNote(マイクロソフトのクラウド「OneDrive」)にメモとして保存される。まだまだAndroid Wearの数が少ないが、サポートするアプリが増えてくれば自分が使いやすい環境にカスタマイズできるようになるだろう。
音楽を良く聞く人なら手元で音量、再生・一時停止、曲送りができる音楽機能は便利だろう。現在リモートコントロールできるのは「Google Playミュージック」アプリだ。
歩数計や心拍数はデータとしてZenWatchが記録しており、これも表示方法はAndroid Wear次第だ。標準でASUSの「Wellness」および「Google Fit」、Jawboneの「UP」(歩数計のみ表示)が搭載されており、これはペアリング元のZenFone 5のAndroid Wearアプリで管理・設定する。もちろん、対応する他のAndroid Wearに変更も可能だ。
ZenWatchは「Google Nowのカード形式でさまざまな通知の確認ができる」や「音声でコントロールできる」、「基本機能はAndroid Wearで変更可能」であるということがわかった。次回は、これらの機能は便利なのかどうか実際に使って行きたいと思う。
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例えば、「アラーム6時半」と話し掛けると、ZenWatchのアラームが設定される。設定した時刻が18:30前なら「毎日 18:30」、18:30以降なら「毎日 6:30」となる。デジタル腕時計では複数のボタンを押して設定するアラームだがZenWatchなら簡単だ。もちろん、タッチパネルでも設定可能。
インターネット検索は、ペアリングしてあるZenFone 5経由で通信が行われ、ZenWatchに検索結果が表示される。ZenWatchは補佐的な役割で、詳しい情報はZenFone 5に送ってそちらで確認となる。
さて、この検索画面は下方向にスクロールさせると標準で搭載されている各機能を利用できる。その機能とは「メモを入力」や「通知を設定」、「歩数計を表示」、「心拍数を表示」、「SMSを送信」、「メールを送信」、「予定リスト」、「ナビを開始」、「タイマー設定」、「ストップウォッチ」、「アラーム設定」、「アラーム表示」、「音楽を再生」、そして、ZenWatchの「設定」とインストールしたAndroid Wearの「開始」だ。
これらはデフォルトで設定された動作以外にカスタマイズが可能だ。例えば、メモを入力すると登録されているGmail宛てに備忘録としてメモが送られてくるが、Android Wear版のマイクロソフト「OneNote」を設定するとOneNote(マイクロソフトのクラウド「OneDrive」)にメモとして保存される。まだまだAndroid Wearの数が少ないが、サポートするアプリが増えてくれば自分が使いやすい環境にカスタマイズできるようになるだろう。
音楽を良く聞く人なら手元で音量、再生・一時停止、曲送りができる音楽機能は便利だろう。現在リモートコントロールできるのは「Google Playミュージック」アプリだ。
歩数計や心拍数はデータとしてZenWatchが記録しており、これも表示方法はAndroid Wear次第だ。標準でASUSの「Wellness」および「Google Fit」、Jawboneの「UP」(歩数計のみ表示)が搭載されており、これはペアリング元のZenFone 5のAndroid Wearアプリで管理・設定する。もちろん、対応する他のAndroid Wearに変更も可能だ。
ZenWatchは「Google Nowのカード形式でさまざまな通知の確認ができる」や「音声でコントロールできる」、「基本機能はAndroid Wearで変更可能」であるということがわかった。次回は、これらの機能は便利なのかどうか実際に使って行きたいと思う。
記事執筆:mi2_303
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