4×4 MIMOで下り最大220Mbpsを実現! |
既報通り、UQコミュニケーションズ(以下、UQ)は15日、高速通信サービス「WiMAX 2+」(TD-LTE方式互換)に対応した新サービスおよび新商品を披露する「WiMAX 2+ 新サービス・新デバイス発表会」を開催し、世界初の4×4 MIMO技術対応モバイルWi-Fiルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX01」(NECプラットフォームズ製)を発表した。
発売は2015年3月上旬を予定している。価格もすでに紹介したように公式Webストア「UQ WiMAXオンランショップ」では2年契約の「UQ Flat ツープラス」(後日、提供開始される「UQ Flat ツープラス ギガ放題」に変更可能)に加入しておトク割提供時で単体で2,800円、クレードルセットで4,800円。また、既存のWiMAXサービス(WiMAX 2+サービスは含まず)を利用しているユーザー向けの「WiMAX 2+史上最大のタダ替え大作戦」の対象だ。
発表会のタッチ&トライコーナーにはWX01の実機の展示があったので、外観と使い勝手を写真とともに紹介していく。
世界初となる4×4 MIMOによる下り最大220Mbpsの高速通信が可能となった。展示会場内には制止時と移動時の通信速度の計測試験の映像によデモが行われていた。試験用の特殊な条件下という括りだが、制止時に190Mbpsの下り速度が出ていた。
実際にはこの数値が出ることはないと思われるが、モバイルWi-Fiルーターでこれだけの高速通信の処理ができるということが分かった。
同じNECプラットフォームズ製WiMAX 2+対応「NAD11」は角を落とした曲面デザインだったが、WX01フラットな形状となった。この形状の変更で8.2mmから9mmとわずかに厚みが増しただけにも関わらず厚くなったという印象を受けた。
ボディーカラーはディープブルーとパールホワイトの2色。W01と同様にUQのコーポレートカラーに近いが、発表会では同社代表取締役社長の野坂章雄氏が従来機同様カラー展開をして行くことも示唆する発表を行っていた。
フラットな背面、ディープブルーは指紋がやや目立つ。
上面にはストラップホールがある(写真=上)。下面にはマイクロUSB端子がある。
ストラップは裏蓋を外して紐を中に通してピンに引っかけるタイプ。
側面はパールホワイトにはシルバー、ディープブルーはブラックとなっている。側面の窪みにツメを掛けて裏蓋を取り外すことができる。
裏蓋を外すと前機種NAD11同様、バッテリーはは交換可能だ。バッテリー容量は2500mAhで、4×4 MIMO接続時は約6.5時間、省電力モード(110Mbps接続)で約8.5時間の使用可能とのこと。
ディスプレイの下に「SET」「SELECT」「電源」ボタンが集まった。NAD11ではSETボタンの長押しとの組み合わせで項目の選択・決定を行っていたが、SELECTボタンで項目選択、SETボタンで決定ができるようになり大分使いやすくなった。とはいえ、タッチパネルと分かりやすいテキスト表示のW01と比較すると初心者に優しくない。
新機能の「Bluetooth Low Energy(BLE)」によるテザリングメニューを表示したところ。BLE接続は4×4 MIMO接続時でもWi-Fiテザリングより省電力となるが、Bluetooth機器間との転送レートが1Mbpsとなる。
別売のクレードルは一体型で持ち運ぶ際に破損の心配がない点が良い。
背面には有線LAN端子があるのでデスクトップPCでも利用可能だ。
2015年3月からいよいよ下り最大220Mbpsの高速通信が可能となる。W01のCA方式かWX01の4×4 MIMOどちらにするか悩ましいところだ。
記事執筆:mi2_303
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