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auがこれまでスマホに移行しなかった人に向けて専用料金プランまで作って必死にアピール! |
既報通り、KDDIおよび沖縄セルラーは19日、2015年春に発売および開始する予定の新モデル・新サービスを披露する「2015年冬モデル 新商品・新サービス 発表会」を都内で開催し、Androidスマートフォン(スマホ)4機種(そのうち1機種はシニア向け、1機種はジュニア向け)やケータイ(フィーチャーフォン)2機種(そのうち1機種はOSにAndroid採用)の合計6機種新たに発表しました。。
中でもau初のシニア向けスマホ「BASIO KYV32」やジュニア(子ども)向けスマホ「miraie KYL23」、そして、従来のケータイ(ガラケー)のような使い勝手の折りたたみ型ながらスマホと同じAndroidを採用している"ガラホ"(ガラケーのようなスマホ)として発表前から話題となっていた「AQUOS K SHF31」の3機種については専用料金プランや割引施策が用意され、これまでに使い勝手やサポート、料金面でスマホに乗り換えなかった人に向けた機種およびサービスを投入してきました。
ここではこれらの機種向けの料金や割引などをまとめて紹介したいと思います。なお、価格表記はすべて税抜としています。
◯シニア向けスマホ「BASIO」
55歳以上でBASIOを購入する場合に月間データ容量0.7GBを含む「シニアプラン(V)」を提供します。誰でも割適用時で、基本使用料(月間データ容量0.7GBを含む)が月額3,980円、LTE NETが月額300円の合計4,280円で利用可能。また、auスマートバリューに加入した場合には934円/月が割り引かれ、月額3,046円およびLTE NETの月額300円で合計3,346円で利用可能となります。
さらに55歳以上でBASIOを購入した場合にサポートサービス「auスマートサポート」の加入月の利用料金3,000円(加入月含む3ヵ月間の利用料金含む。4ヵ月目以降は月額380円)が無料になる「BASIO発売記念 auスマートサポート特別キャンペーン」を実施します。4ヶ月後以降の利用料月額380円は通常通りにかかります。実施期間はBASIOの発売日(2015年2月中旬予定)から2015年3月31日まで。
◯ジュニア向けスマホ「miraie」
miraieを購入し、利用者が小学生以下の子どもの場合には月間データ容量0.5GBを含む「ジュニアスマートフォンプラン」が提供されます。誰でも割適用時で、基本使用料(月間データ容量0.5GBを含む)が月額3,620円、LTE NETが月額300円の合計3,920円で利用可能。また、auスマートバリューに加入した場合には934円/月が割り引かれ、月額2,686円およびLTE NETの月額300円で合計2,986円で利用可能となります。
このプランにはさらに「アップグレードプログラム(ジュニア)」が提供され、通常の「アップグレードプログラム」(月額300円)が無料の特典として含まれます。これにより、18ヵ月以上、miraieを利用した後に機種変更をすると、残った分割支払金の残金が無料となります。今後、子どもの成長に合わせてスマホを買い替える際にも気軽に機種変更が可能となります。
◯折りたたみ型ガラホ「AQUOS K」
AQUOS Kを購入する場合を対象に最大4年間、毎月の利用料金から1,000円を割り引く「AQUOS K スタート割」が実施されます。
例えば、新料金プラン「カケホとデジラ」の「電話カケ放題プラン」と「データ定額2」(月間データ容量2GB)なら誰でも割適用時に月額2,700円と月額3,500円、そして、LTE NETの月額300円の合計から1,000円が割り引かれ、合計月額5,500で利用できます。
旧料金プランなら「LTEプラン」と「LTEフラット」で月額934円と月額5,700円、月額300円で合計月額5,934円。また、AQUOS KではBASIO向けに提供されるシニアプランも加入でき、誰でも割適用時で合計月額4,280円、auスマートバリュー適用時で合計月額3,346円となります。
◯auの意図はどこに!?
このように他社がシニア向けやジュニア向けのスマホを提供し、専用料金プランを出してきていたものの、これまでauでは出してこなかったにもかかわらず、今回、施策的には他社の追随となってことに対し、発表会の質疑応答でも質問が投げかけられました。
auでは昨年末のスマホ割合が52%で、かなりスマホへの移行が鈍化しているとのことで、以前にKDDI代表取締役社長の田中孝司氏は「8割まで行くんじゃないか。」と語っていたが、どうやらこのままでなかなかそこまで到達しないと判断したようです。
そのため、特定層向けのスマホを、しかも、専用料金プランや割引施策などを導入しないとそこまで出さないと浸透しないという思いがあると思われます。
田中氏も「少しシフトのスピードが鈍化している。ユーザーの心の中(インサイト)を調査すると、課題があるのがわかった。課題を克服するために、聖域なき商品開発ということで、シニアも、ジュニアも提供することにした。スマパス(auスマートパス)や専用料金プランなどを用意したかというと、これまで『スマホを使いたい』のになんらかの理由で使えないというのがあった。今回はそれに応えた。そして、悪乗りしてガラホまで開発した。これまで選べなかった人がこれでスマホを選べるんじゃないかという思いで提供する。」と回答。
さらに、敢えて料金を引き下げてまでシニアやジュニアまで出す理由はやシニア・ジュニアにどのようにスマホを使ってもらいたいのかを問われると「機能やサービスだけでなく、料金が高いというスマホへの障壁があったので下げた。もう少し安いほうが良いのかもしれない。単純にauのサービスを使って欲しい。障壁がある場合には取り除いていき、長くauを使ってもらい、auの存在価値が出せるような思いで出す。auのテーマ『新しい自由。』を特別な料金を作ったら減収するんじゃないかという声もあったが、原点に戻ってauって面白いことをするよねという声が欲しかった。」としました。
今回、このタイミングでシニア・ジュニア向けが出された理由については「『今でしょ!』と……受けませんでしたけど(苦笑)、早く出せばいいというものではなくて、料金プランなどを何度もアップデートし、いろいろな調査をし、時間をかけた。」とし、他社のシニア向けジュニア向けとの差別化点はあるのか聞かれると、KDDIプロダクト企画本部本部長の小林昌宏氏が「シニアは田中社長が『チャレンジ』だと言ったが、ユーザーニーズをつきつめろということで作っている。シニアが困っているという点を改善しようということで、使いやすい機種を作ろうとした。その結果、スマートソニックレシーバーなどの音の良さ、シニアは写真を撮るのが好きなので13メガピクセルカメラを搭載、落とすことも多いという声もあったので耐衝撃性も備えた。毎日使っているうちに不安になってしまう点を改善できるようになっている。差別化要因を決めて作ったわけではなく、あくまでユーザーニーズに答えた形だ。ジュニアはなんでもかんでも制限してということがあったが、そうではなくて親にしてみれば安心して使わせることができつつ、子どもも自由に使えることを心がけた。アプリについても使えるものはどんどん使えるようにし、親の要望で使わせたくないアプリがあれば制限するといったことができ、ブザーなども搭載した。」とし、田中氏も「シニアは音だと思う。電話(通話)が多い。是非とも使って欲しい。ジュニアは機能満載。」と新生活を迎え、新たに加入する子どもや、その子どもを孫に持つシニアが一緒にauに入れるように学割なども含めて一気に攻勢をかけてきたという印象を受けました。
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55歳以上でBASIOを購入する場合に月間データ容量0.7GBを含む「シニアプラン(V)」を提供します。誰でも割適用時で、基本使用料(月間データ容量0.7GBを含む)が月額3,980円、LTE NETが月額300円の合計4,280円で利用可能。また、auスマートバリューに加入した場合には934円/月が割り引かれ、月額3,046円およびLTE NETの月額300円で合計3,346円で利用可能となります。
さらに55歳以上でBASIOを購入した場合にサポートサービス「auスマートサポート」の加入月の利用料金3,000円(加入月含む3ヵ月間の利用料金含む。4ヵ月目以降は月額380円)が無料になる「BASIO発売記念 auスマートサポート特別キャンペーン」を実施します。4ヶ月後以降の利用料月額380円は通常通りにかかります。実施期間はBASIOの発売日(2015年2月中旬予定)から2015年3月31日まで。
◯ジュニア向けスマホ「miraie」
miraieを購入し、利用者が小学生以下の子どもの場合には月間データ容量0.5GBを含む「ジュニアスマートフォンプラン」が提供されます。誰でも割適用時で、基本使用料(月間データ容量0.5GBを含む)が月額3,620円、LTE NETが月額300円の合計3,920円で利用可能。また、auスマートバリューに加入した場合には934円/月が割り引かれ、月額2,686円およびLTE NETの月額300円で合計2,986円で利用可能となります。
このプランにはさらに「アップグレードプログラム(ジュニア)」が提供され、通常の「アップグレードプログラム」(月額300円)が無料の特典として含まれます。これにより、18ヵ月以上、miraieを利用した後に機種変更をすると、残った分割支払金の残金が無料となります。今後、子どもの成長に合わせてスマホを買い替える際にも気軽に機種変更が可能となります。
◯折りたたみ型ガラホ「AQUOS K」
AQUOS Kを購入する場合を対象に最大4年間、毎月の利用料金から1,000円を割り引く「AQUOS K スタート割」が実施されます。
例えば、新料金プラン「カケホとデジラ」の「電話カケ放題プラン」と「データ定額2」(月間データ容量2GB)なら誰でも割適用時に月額2,700円と月額3,500円、そして、LTE NETの月額300円の合計から1,000円が割り引かれ、合計月額5,500で利用できます。
旧料金プランなら「LTEプラン」と「LTEフラット」で月額934円と月額5,700円、月額300円で合計月額5,934円。また、AQUOS KではBASIO向けに提供されるシニアプランも加入でき、誰でも割適用時で合計月額4,280円、auスマートバリュー適用時で合計月額3,346円となります。
◯auの意図はどこに!?
このように他社がシニア向けやジュニア向けのスマホを提供し、専用料金プランを出してきていたものの、これまでauでは出してこなかったにもかかわらず、今回、施策的には他社の追随となってことに対し、発表会の質疑応答でも質問が投げかけられました。
auでは昨年末のスマホ割合が52%で、かなりスマホへの移行が鈍化しているとのことで、以前にKDDI代表取締役社長の田中孝司氏は「8割まで行くんじゃないか。」と語っていたが、どうやらこのままでなかなかそこまで到達しないと判断したようです。
そのため、特定層向けのスマホを、しかも、専用料金プランや割引施策などを導入しないとそこまで出さないと浸透しないという思いがあると思われます。
田中氏も「少しシフトのスピードが鈍化している。ユーザーの心の中(インサイト)を調査すると、課題があるのがわかった。課題を克服するために、聖域なき商品開発ということで、シニアも、ジュニアも提供することにした。スマパス(auスマートパス)や専用料金プランなどを用意したかというと、これまで『スマホを使いたい』のになんらかの理由で使えないというのがあった。今回はそれに応えた。そして、悪乗りしてガラホまで開発した。これまで選べなかった人がこれでスマホを選べるんじゃないかという思いで提供する。」と回答。
さらに、敢えて料金を引き下げてまでシニアやジュニアまで出す理由はやシニア・ジュニアにどのようにスマホを使ってもらいたいのかを問われると「機能やサービスだけでなく、料金が高いというスマホへの障壁があったので下げた。もう少し安いほうが良いのかもしれない。単純にauのサービスを使って欲しい。障壁がある場合には取り除いていき、長くauを使ってもらい、auの存在価値が出せるような思いで出す。auのテーマ『新しい自由。』を特別な料金を作ったら減収するんじゃないかという声もあったが、原点に戻ってauって面白いことをするよねという声が欲しかった。」としました。
今回、このタイミングでシニア・ジュニア向けが出された理由については「『今でしょ!』と……受けませんでしたけど(苦笑)、早く出せばいいというものではなくて、料金プランなどを何度もアップデートし、いろいろな調査をし、時間をかけた。」とし、他社のシニア向けジュニア向けとの差別化点はあるのか聞かれると、KDDIプロダクト企画本部本部長の小林昌宏氏が「シニアは田中社長が『チャレンジ』だと言ったが、ユーザーニーズをつきつめろということで作っている。シニアが困っているという点を改善しようということで、使いやすい機種を作ろうとした。その結果、スマートソニックレシーバーなどの音の良さ、シニアは写真を撮るのが好きなので13メガピクセルカメラを搭載、落とすことも多いという声もあったので耐衝撃性も備えた。毎日使っているうちに不安になってしまう点を改善できるようになっている。差別化要因を決めて作ったわけではなく、あくまでユーザーニーズに答えた形だ。ジュニアはなんでもかんでも制限してということがあったが、そうではなくて親にしてみれば安心して使わせることができつつ、子どもも自由に使えることを心がけた。アプリについても使えるものはどんどん使えるようにし、親の要望で使わせたくないアプリがあれば制限するといったことができ、ブザーなども搭載した。」とし、田中氏も「シニアは音だと思う。電話(通話)が多い。是非とも使って欲しい。ジュニアは機能満載。」と新生活を迎え、新たに加入する子どもや、その子どもを孫に持つシニアが一緒にauに入れるように学割なども含めて一気に攻勢をかけてきたという印象を受けました。
記事執筆:memn0ck
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