ガラケーからガラホへ!国内メーカーが続々ーー写真は「AQUOS K」

日本経済新聞は24日、国内メーカーが「ガラケー」とも呼ばれる独自のOS(プラットフォーム)を搭載した「従来型携帯電話(フィーチャーフォン)」(以下、ケータイ)の生産を2017年以降に終了すると伝えています。

また、このうちNECでは現在、NTTドコモ向けにケータイを供給していますが、2016年3月(2015年度末)に新規開発を止め、2017年3月(2016年度末)に生産も終了し、すでに2013年に終了しているスマートフォン(スマホ)も含めてすべての携帯電話端末事業から撤退するとしています。

ただし、ケータイのような折りたたみ型を採用した機種はすでに「ガラホ("ガラ"ケーのようなスマ"ホ")」として発売されているシャープのau向け「AQUOS K SHF31」のようにOSにAndroidを採用して供給が続けられる予定で、NTTドコモではケータイ向けサービス「iモード」などのサービスも当面維持されるということです。

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ケータイは国内では現在、国内メーカーでは富士通やシャープ、パナソニック、NEC、京セラが開発・供給しており、スタイルや用途、料金などの綿から日本では根強い人気があり、2014年には微増ながら出荷台数が増加するなどしています。

とはいえ、採用しているOSが富士通やシャープが採用しているSymbianは開発していたNokiaから手放されてサポートが切れ、パナソニックやNECが採用しているLinuxベースのLiMoはMeeGoなどと合流し、後継としてTizenに取り組んでいるほか、au向けで京セラなどが採用しているBREWベースのKCP+も開発が終了しています。

加えて、これらのプラットフォームで利用できる部品も生産が減ってきており、既存の製品を生産するのも今後難しくなっていくとし、シャープではすでにAQUOS K SHF31を皮切りにガラホに移行していくと発表していました。

今回の報道では富士通やパナソニックなどのメーカーも相次いでケータイのOSをAndroidに切り替え、スマホ技術の全面採用で新製品開発コストを減らすとしています。

これに対し、auに続き、NTTドコモでもガラホを年内に複数機種を投入すると決めており、徐々に従来型機種(ガラケー)の販売をやめるとのことです。

この他、Androidに続くスマホ向けOSとして期待されている「Firefox OS」も折りたたみ型などのケータイの開発を表明しており、auなどで採用される可能性があります。

これまでにもAQUOS K SHF31のレビューを紹介してきましたが、製品としてはケータイの変わりとしてそれなりにしっかりと作りこまれている(甘い部分もありますが)ので良いとして、やはり、最大の焦点は料金プランになると思われ、auでは専用の割り引きがあったものの、スマホ向けを採用していましたが、NTTドコモなどがどうなるのかが気になるところです。

記事執筆:memn0ck


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従来型携帯の生産終了 国内各社、17年以降  :日本経済新聞