au向け折りたたみ型Androidケータイ「AQUOS K SHF32」を写真と動画で紹介!

既報通り、KDDIおよび沖縄セルラーは14日、今夏以降に発売・開始する新モデルや新サービスを披露する「au発表会 2015 Summer」を開催し、約3.4インチQHD(540×960ドット)TFT液晶を搭載したAndroid 4.4(開発コード名:KitKat)採用の折りたたみ型ケータイ(フィーチャーフォン)「AQUOS K SHF32」(シャープ製)を発表しています。発売時期は7月中旬を予定し、昨日5月15日からauショップおよび公式Webストアなどにて事前予約受付が開始されています。

今年2月に発売されたスマートフォン(スマホ)のOSや部品などの各エコシステムを活用し、ガラケーとも呼ばれる従来型携帯電話(フィーチャーフォン)の折りたたみ形状やダイアルキーによる操作性を実現した「ガラホ」("ガラ"ケーのようなスマ"ホ")のau向け「AQUOS K」シリーズ最新モデルです。

前機種で初のガラホ「AQUOS K SHF31」から新たに高音質通話サービス「VoLTE」に対応しました。また、最大の注目はむしろ料金プランで、AQUOS K SHF31では専用の割り引きがあったものの、スマホ向け料金プランしか選択できませんでしたが、AQUOS K SHF32はVoLTE対応フィーチャーフォン向け新料金プランが用意され、無料通話分を含み月額1,798円から利用できるようになりました。なお、これに伴って、既存のAQUOS K SHF31向けにも専用料金プランが提供されます。

今回はそんな注目度の高いAQUOS K SHF32を発表会のタッチ&トライコーナーで試作機に触れることができましたので写真や動画とともに紹介したいと思います。

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AQUOS K SHF32の開いた正面。本体色は3色で左からアンバー(メインカラー)、クリアホワイト、ボルドー


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AQUOS K SHF32のダイアルキーアップ写真。キーの数と配置はAQUOS K SHF31と同じで、各キーは下部を盛り上げることで押しやすいクリートラインキーを採用し、本体色ごとに違うフォントで印字

AQUOS K SHF32は折りたたみ型のフィーチャーフォンで、開くとディスプレイと操作用ダイアルキーが現れます。ディスプレイは「PureLED」バックライトによる約3.4インチQHD(540×960ドット)TFT液晶(約328ppi)、キーは十字・数字(0〜9)・#・*・決定・クリア・発話・終話・電話帳・メール・カメラ・ブラウザ・アプリ使用履歴・テザリングキーの全26キーで、キー部分で静電パッド機能「タッチクルーザーEX」が搭載されています。なお、インカメラは非搭載。

また、フィーチャーフォンで対応していた各キーの長押しでの操作にもAQUOS K SHF31と同様に行え、クリアキーや発信キー、アプリ使用履歴キーではそれぞれ長押しで伝言メモ設定およびタッチクルーザーON/OFF、ベールビューON/OFFができ、アプリ使用履歴キーと電源キーの同時押しで画面キャプチャー(スクリーンショット撮影)も可能になっています。

この辺りはAQUOS K SHF31と同様で、1.2GHzクアッドコアCPU(Qualcomm製「Snapdragon 400 MSM8926」)や1GB内蔵メモリー(RAM)、8GB内蔵ストレージ、microSDHCカードスロット(最大32GBまで)、約1300万画素アウトカメラ、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.0、microUSB、防水(IPX5およびIPX7準拠)、ワンセグ、赤外線、GPS、1410mAhなどのスペック、そして、大きさや重さも同じです。

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閉じた正面には約0.9インチ1色有機ELのサブディスプレイが搭載され、着信時やメール受信時、アラーム鳴動時などを表示可能。AQUOS K SHF31では柄がありましたが、AQUOS K SHF32は柄がなくなりシックに飽きのこない大人向けに

異なるのは新たにVoLTEに対応した点。これにより、広帯域ダイナミックレシーバーを採用したことも加え、音声周波数帯域が拡大してよりクリアな音声や発着信の短縮のほか、最大30名の同時通話ができる「ボイスパーティー」機能に対応します。

一方、VoLTEに対応したことで、国内では4G LTEのみで利用し、3G(CDMA)には非対応となります。4G LTEは下り最大150Mbpsおよび上り最大50Mbpsで利用でき、Wi-Fiテザリングにも対応。

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閉じた裏面にはカメラやモバイルライト、モノラルスピーカー、赤外線端子、Felicaアンテナを搭載


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裏面の電池カバーは滑りにくいような加工。SIMカードとmicroSDHCカードは電池パックを外して出し入れし、SIMカードはVoLTE対応「au Nano IC カード 04」


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おサイフケータイは「QUICPay」および「モバイルSuica」、「ヨドバシゴールドポイントカード」に対応し、順次対応サービスは拡大予定

アウトカメラは約1310万画素裏面照射型CMOSセンサーを搭載し、リアルタイムHDRや魚眼カメラ、ミニチュアライズカメラなどの機能に加え、薄暗い場所も画面で確認しながら明るくノイズを抑えて撮影撮影できる「NightCatch」、撮りたいシーンに合わせて、ガイドやメッセージで適切なアドバイスを表示する「フレーミングアドバイザー」に対応。

また、文字入力不要でカメラをかざすだけで、英語を日本語へリアルタイムに翻訳してくれる「翻訳ファインダー」にも対応し、海外旅行で駅の看板やレストランのメニューがわからないときなどに役立ちます。国際ローミングはGLOBAL PASSPORT(UMTSおよびGSM)に対応。

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左側面(上)は充電用接点およびストラップ穴、右側面(下)は電源キーおよび音量上下キーが配置


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ヒンジ部の凹みから電池カバーは外せるように


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AQUOS K SHF32の開いた角度。ワンプッシュオープンには非対応

OSはAndroid 4.4.4(開発コード名:KitKat)で、auスマートパスに対応し、人気のコミュニケーションサービス「LINE(ライン)」をはじめ、TwitterやFacebookなどのSNSも利用可能。WebブラウザーもBlinkベースになり、スマホなど向けWebページを閲覧可能。なお、Android標準のアプリ配信マーケット「Google Playストア」には非対応。

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左からAQUOS K SHF32のアプリ一覧およびストレージ、端末情報の画面。ストレージの空き容量は展示機で約3.96GB

このように基本的にVoLTE対応と新料金プランが目玉のAQUOS K SHF32とマイナーバージョンアップ的な機種ですが、前機種のAQUOS K SHF31はまさにこの2つがネックかつ要望されていたところなので、はじめからこうしてよというのはありつつもようやく料金も含めて期待されている機種が出たのではないでしょうか。最後にAQUOS K SHF32の紹介と操作をしている動画を紹介しておきます。



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◯主な仕様
基本スペック
商品名AQUOS K SHF32
OSAndroid 4.4
メーカーシャープ
ディスプレイ約3.4インチ/TFT
カメラメインカメラ:約1310万画素
重量約128g(暫定値)
電池容量1410mAh
サイズ約51(W)x113(H)x16.9(D) mm(暫定値)
メモリー約8GB(ROM)
約1GB(RAM)
連続通話/待受時間測定中
カラーアンバー、クリアホワイト、ボルドー
外部メモリーmicroSDHC(最大32GB)

対応サービス・機能
4G LTE
受信最大150Mbps
キャリアグリエーション-
WiMAX 2+-
VoLTE
シンクコール-
ボイスパーティ
Eメール(@ezweb.ne.jp)
SMS
フルセグ-
ワンセグ
Wi-Fi テザリング
(最大接続数 10台)
グローバルパスポート
(GSM/UMTS)
Bluetooth(ver.4.0)
Wi-Fi(IEEE 802.11 b/g/n)
緊急速報メール
おサイフケータイ
NFC(情報取得/リンク)-
赤外線
防水
防塵-
耐衝撃-
※1 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。

記事執筆:S-MAX編集部
写真・動画撮影:2106bpm(つとむびーぴーえむ)


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