ドコモが次世代通信規格5Gの取り組みを昨年に引き続き紹介! |
ワイヤレス産業のイベント「WIRELESS JAPAN 2015(ワイヤレス ジャパン 2015)」が、本日27日(水)から29日(金)までの3日間、東京ビッグサイトの西3・4ホールおよび会議棟で開催している。
展示会場では、さまざまなモバイル・通信関連の出展がされているが、NTTドコモのブースでは、昨年に引き続いて次世代移動通信システム「5G(5th Generation:第5世代)」の取り組みについての展示・紹介をしている。
NTTドコモ ブースの5G紹介スペース
5Gについて
伝送技術の検証は8つのベンダーと協力
NTTドコモは、昨年のワイヤレスジャパン2014およびCEATEC JAPAN 2014においても5Gへの取り組みについて紹介していた。その際、世界の主要ベンダー6社と協力して検証を実施いることを公表していたが、今回は新たに「三菱電機」と「ファーウェイ」の2社を加えた合計8社の協力体制によって検証を実施していることを紹介していた。
シュミレータによる5GおよびLTEの比較展示
5Gではマクロセルに加えスモールセルを数多く設置することで、スループットの向上が図られているのだという。移動機へのデータ送信についてはスモールセルが担い、マクロセルが移動機やスモールセルの制御的役割を担うという点がLTEとは大きく異なるそうだが、もちろん環境や状況により、マクロセルが移動機へのデータ送信を担うこともあるという。
扱う周波数帯域が多いこと、さまざまな技術的検証を行う必要があることから、8社のベンダーがそれぞれ分担し、国内外問わず検証を行っている。
エリクソンとの共同実験
ノキアとの共同実験
屋外ビームフォーミングの実験に成功
ビーム可視化システム
CEATEC JAPAN 2014での展示のように各ベンダーの基地局などスペースを広く取ってしまう展示はなかったものの、今回はエリクソンとの共同実験で、Massive MIMOビームフォーミングにおける屋外実験で5Gbpsを達成したことや、ノキアとの共同実験で、ミリ波無線アクセスにおける屋外検証で2Gbpsを達成したことを紹介している。
また、基地局(アンテナ)から照射される細いビーム状の電波を可視化するシステムについても検証時の動画による紹介を行っている。
記事執筆:2106bpm(つとむびーぴーえむ)
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