Appleが開発言語「Swift 2」をオープンソースに!

Apple(アップル)は8日(現地時間)、開発者向けイベント「WWDC 2015」をアメリカ(米国)のサンフランシスコにあるモスコーンセンターウェストにて開催し、昨年のWWDC 2014で発表した新しいプログラミング言語「Swift」の最新バージョン「Swift 2」を提供し、さらにオープンソース化すると発表しています。

Swift 2ではモジュールをフルに最適化した場合に6〜7.5倍高速化するほか、各種言語仕様が追加されたり、コンパイル速度の短縮やプロトコルエクステンションの追加などが行われています。

また、同じく昨年のWWDC 2014で発表されたローレベルのグラフィックAPI「Metal」をこれまでのiOSに続き、Mac OS X 10.11 El Capitanにも対応するとしています。

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Swiftは昨年発表されたiOSやMac OS X向けアプリを開発するための新しいプログラミング言語で、Mac OS Xに提供されているX Codeで利用できます。

今回、新しいバージョンが発表されるとともに、今年後半にもオープンソース化(iOS向けおよびOX X向けともに)することがイベントで紹介されると、集まった開発者が最も盛り上がっていました。

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一方、Metalは3Dグラフィックなどを効率良く利用できるAPIで、Mac OS XがMetalに対応することで、レンダリング効率が最大40%向上し、アプリの切り替えが最大2倍、PDFファイルを開く速さが最大4倍などになります。

Metalの導入はサードパーティ製アプリでもメリットがあり、例えば、Adobe AfterEffectでは数倍の高速化が得られ、ゲームでも描画パフォーマンスが最大10倍になるとしています。

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ゲームメーカーのEPICからゲストが登場し、完全にMetalで書かれたなんでも壊せる新作ゲーム「FORTNITE」を紹介し、美しい3Dグラフィックスによる街中をリアルタイムに動いていく様子がスムーズに処理されていました。

また、El Capitanでは最適化とMetalの導入による高速化によってバッテリー駆動時間が延長されるとのこと。その他、MetalはUnrealやUnity、2Kなどのさまざまな開発環境で導入されているということです。

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記事執筆:memn0ck


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