フランス発のSIMフリースマホ「ALCATEL ONETOUCH IDOL 3」を紹介! |
既報通り、TCLコミュニケーションジャパンから8月28日にSIMフリーの約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)液晶搭載のAndroidスマートフォン(スマホ)「ALCATEL ONETOUCH IDOL 3」(以下、IDOL 3)が日本国内で販売開始されました。
これまでにも日本市場にてイオンスマホ第3弾として「ALCATEL ONETOUCH IDOL 2 S」などを提供してきましたが、新たに公式Webストア「ALCATEL ONETOUCH Shop」もオープンし、TCL Communication(以下、TCL)としてASUSTeK ComputerやHuawei Technologiesなどと同様に日本市場に本格的に参入してきました。
今回はそんなIDOL 3をゲットしましたので、ひとまず開封して内容物や外観を紹介したいと思います。フランス発を銘打った「ALCATEL ONETOUCH」ブランドとしてIDOL 3は質感などはどうなのか、気になる点をチェックしていきましょう。
IDOL 3の箱は濃紺に白い字、そして、赤いアクセントとどことなくフランス(トリコロールカラー)っぽい雰囲気もある印象です。まず、箱のデザインはフランス発は別としてもお洒落で、質感が高く感じ、製品への期待も高まります。
箱の大きさはIDOL 3が5.5インチサイズなのでそれなりにありますが、決して大きくはありません。箱を開けると他の製品の多くと同様にIDOL 3の本体が現れます。本体には保護シートが表裏に貼られており、少し剥がしにくかったです。
内容物は本体のほか、microUSBケーブル、ACアダプター、JBL製イヤホンマイク、イヤーピース、液晶保護シート、SIMカードスロットを開けるピン、ご利用の流れ、クイックガイド(簡易取扱説明書)です。
液晶保護シートが同梱されているのは貼る人には嬉しいのではないでしょうか。本体は購入日より1年間保証、ACアダプターは購入日より6ヶ月保証とのこと。
さっそくシートを剥がして、持ってみると非常に軽く感じました。それもそのはずで、サイズは約152.7×74.14×7.4mm、質量は約141gと以下に示す同じ5.5インチサイズの「iPhone 6 Plus」や「honor6 Plus」、「AQUOS ZETA SH-03G」、「GALAXY Note II SC-02E」と比べても軽いのがわかります。持った印象もフィット感が良くて持ちやすく感じ、5.5インチサイズを感じさせないくらいです。
機種 | サイズ | 質量 |
IDOL 3 | 152.7×74.14×7.4mm | 141g |
iPhone 6 Plus | 158.1×77.8×7.1mm | 172g |
honor6 Plus | 150×75.7×7.5mm | 165g |
AQUOS ZETA SH-03G | 141×76×8.3mm | 150g |
GALAXY Note II | 151×80×9.7mm | 185g |
また、前面は画面を消すとロゴなどの何もなく、すっきりしたデザインで、さすが上下逆さまにしても使えるシンメトリーとなっているため、非常に美しいです。
画面は5.5インチフルHDなので約401ppiで、上表の6機種のうちの古いGALAXY Note II以外は同じ解像度となっています。
背面はさすがに完全に上下対称ではなく、通常の製品と同様にリアカメラやライト、そして、IDOLとALCATEL ONTOUCHというロゴがあります。背面のマットで落ち着いていて、外装はプラスチックですがなかなか質感も良いです。
なお、カラーバリエーションはDARK GRAY(ダークグレー)で、他にMETALLIC SILVER(シルバー)およびSOFT GOLD(ゴールド)の合計3色が用意されています。
側面は左側に電源キーとSIMカードおよびmicroSIMカードのスロット、右側に音量上下キー、上側に3.5mmイヤホンマイク端子およびマイク穴、下側にmicroUSB端子とマイク穴と上下逆さまでも使えるように上と下にマイクが搭載されています。
SIMカードおよびmicroSDカードスロットは付属のピンを刺すと空けられるタイプで、1つにまとまっています。はめてみればわかりますが、手前がmicroSDカードスロットで、奥がSIMカードスロットです。
SIMカードはmicroSIMカード(3FF)サイズを採用しており、2つのSIMカードが装着できるデュアルSIM対応機種にあるようなmicroSDカードスロットがSIMカードスロットと兼用になっているわけではなく、あくまでシングルSIM対応です。
仕様としてはQualcomm製64bit対応オクタコアCPU「Snapdragon 615 MSM8939」(1.5GHzクアッドコアCPUと1GHzクアッドコアCPU)や2GB内蔵メモリー(RAM)、16GB内蔵ストレージ、microSDXCカードスロット(最大128GB)、約1300万画素リアカメラ(F2.0)、約800万画素フロントカメラ、2.4および5.xGHzデュアルバンド対応でIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.1、2910mAhバッテリー(取外不可)、microUSB端子、NFC、GPS、加速度センサー、光センサー、近接センサーなど。
携帯電話ネットワークは4G(LTE方式)および3G(W-CDMA方式)、2G(GSM方式)に対応しており、対応周波数帯はLTEが800MHz(Band 19および20)および900MHz(Band 8)、1800MHz(Band 3)、2100MHz(Band 1)、2600MHz(Band 7)、W-CDMAが800(Band 6および19)および850(Band 5)、900(Band 8)、1900(Band 2)、2100MHz(Band 1)、GSMが850および900、1800、1900MHz。
IDOL 3とiPhone 6 Plusの比較。同じ約5.5インチディスプレイを搭載していますが、IDOL 3のほうが小さく、厚みは若干あるものの、むしろiPhone 6 Plusは薄すぎて持ちくい感じもあるため、IDOL 3はちょうど持ちやすい厚み
表でもまとめましたが、同じ5.5インチサイズとしてはiPhone 6 Plusよりも小さく、軽いです。なにより持ちごこちが良いです。
価格はいわゆる格安スマホというには少し高めですが、公式Webストアでは42,800円(税抜)、また「NTTコムストア by goo SimSeller」では数量限定ながらAERO FLIP COVERも付いて39,800円(税抜)となっており、スペック的にも3万円程度の機種よりワンランク上なので面白い存在なのかなと思います。
記事執筆:memn0ck
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因みに、付属品として有る純正の保護フィルムは、ALCATELのロゴ入りで、さすがにピッタリな寸法で良いのですが、いかんせん指紋が目立つ仕様でした。直ぐ社外品を購入しました。
本文にもありましたが、確かに5.5インチクラスでは軽量且つコンパクトで、まるで5インチクラスのサイズと質量なのに、画面は5.5インチといった方が適切な気もします。
程よい丸味の形状は持ち易くてとても気に入っています。