パナソニックのスマホ&カメラ「LUMIX DMC-CM10」のソフトウェアを紹介!

今年に2月にパナソニックから発売されたコニュニケーションカメラ第2弾「LUMIX DMC-CM10」。デジタルカメラ(デジカメ)として1インチサイズの大型イメージセンサーを搭載しつつもコンパクトに仕上げられたボディー、そして、AndroidをOSに採用したSIMフリースマートフォン(スマホ)として写真をアップロードしたり、SNSなどにシェアできる点はまさに"コミュニケーションカメラ"の醍醐味といえます。

すでに紹介したように筆者は第1弾の「LUMIX DMC-CM1」から惚れ込んで使っており、第2弾のLUMIX DMC-CM10も購入し、前回は開封および外観のレビューを行いました。そこで今回は、そんなLUMIX DMC-CM10のソフトウェア面をチェックしていきたいと思います。

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LUMIX DMC-CM10は革シボのデザインを意識した壁紙が印象的

LUMIX DMC-CM10では、プリインストール(購入直後にインストール)されているホームアプリが他社製機種などでも見かけることの多いシンプル系の「Lanucher3」となっています。

また、ホーム画面にはAndroidということで、Google系アプリやパナソニックのコミュニケーションカメラ専用アプリといったものが並びます。

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クイックアクセルパネルと通知領域

クイックアクセスパネルと通知領域のデザインはほぼ素の状態のAndroid(いわゆる「Nexus」シリーズのもの)に近いもの。

クイックアクセスパネルについては特に独自項目もなく、シンプルという意味で他社製Android機に慣れ親しんでいる人でも違和感なく使うことができるのではないでしょうか。

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アプリドロワーにならぶプリインアプリは35個

こちらはアプリドロワー(アプリ一覧)を開いたところ。Google系のアプリの他にはパナソニック系のアプリがいくつか見られるものの、プリインストールされているアプリの数は少なめの35個。ここにインストールされているもののほとんどはアンインストールすることができません(一部無効化は可能)。

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LUMIX DMC-CM10の設定画面

先ほどのクイックアクセスパネルや通知領域同様、設定画面もほぼ素のAndroidとなっています。特段目につくような変わった項目はありません。

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初期状態でのメモリー(RAM)の空き状況

2GB RAMと現行ではミドルレンジ相当のスペックと言え、初期状態では2GBの容量に対して空きが1.1GBほど。全体のRAMサイズを考えれば、一般的からやや多めに余っていると言えると思います。

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初期状態でのストレージ(ROM)の空き状況

内蔵ストレージの容量も16GBと決して大きくはないものの、こちらもおおよぞ11GBほどの空きがあります。ただ、LUMIX DMC-CM10に関しては写真撮影がメイン用途となるだけにSDカードを使用する人も多いはず。SDカードはmicroSDXCカード(最大128GB)までをサポートしており、この少なさは十分サポートすることができるでしょう。

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OSバージョンはAndroid 5.0.2(開発コード名:Lollipop)

OSバージョンは現在 Android 5.0.2(開発コード名:Lollipop)。2016年3月時点においてはまだ、現行最新となる Android 6.0(開発コード名:Marshmallow)へのアップデートなどは正式に発表されていません。

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AnTuTu Benchmarkでは48000ほどを記録

性能の参考まで……ということで、ベンチマークアプリでスコアを測定してみました。まずは AnTuTu Benchmark 6.0.1 ですが、こちらでは48000ほどという結果に。スコア的にはミドルハイレンジクラスといった妥当なところ。

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3DMark Ice Storm Unlimitedでは18,000ほどに

一方、3DMarkのIce Storm Unlimitedでは18000ほどの結果となりました。スペック値を考えると決して悪い内容ではなく、基礎性能としては2世代(2年)前の他社製フラッグシップと同等レベルと言えます。

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ギャラリーアプリはコミュニケーションカメラ専用のものを搭載

最後にコミュニケーションカメラ独自といえるアプリを4つほど紹介。まずはギャラリーアプリ。

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ピクチャジャンプと呼ばれるショートカット機能を内蔵

LUMIX DMC-CM10に搭載されるギャラリーアプリは、一般的なギャラリーアプリの機能に加えて「ピクチャジャンプ」と呼ばれるショートカット機能が内蔵されています。操作を加える写真データをロングタップするとディスプレイ端4辺にショートカットが表示され、そこにドラッグするだけで簡単に機能を呼び出すことができるというものです。

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ショートカットは機能と配置を任意で設定可能

このピクチャジャンプに設定する機能と配置は任意で設定することができます。追加インストールしたアプリも利用できる場合があるため、写真を撮影から簡単にアップロードやシェアというコニュニケーションカメラの強みをさらに加速させてくれることでしょう。

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関連ニュースやアプリの情報を確認できるRecommendationアプリ

次に紹介するのは、LUMIX Recommendation Appで、吹き出しに拡声器のようなアイコンが目印です。

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コミュニケーションカメラに関連するニュースをチェックできる

このアプリではコミュニケーションカメラ(LUMIX DMC-CM10およびDMC-CM1)に関連するものに絞って、ニュース情報をチェックすることが可能です。新しい情報が発表されれば当然内容が更新されますので、ユーザーとしては定期的にチェックしてみると良いアプリのひとつでしょう。

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併せて使うと便利なアプリの情報も

また、パナソニックが提供する純正アプリからサードパーティー製アプリに至るまで、コミュニケーションカメラを楽しむ上で便利に利用できるアプリの情報なども確認することが可能です。

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シャッタースポットを逃さないためのPhoto Searchアプリ

3つめは、Photo Searchアプリ。このアプリでは撮影スポットの位置およびそのスポットで撮影できる風景などを地図上にひも付けてチェックできます。

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撮影ポイントと撮影した写真の例を地図に紐付けて確認できる

例えば、旅先で利用することで、興味のある撮影スポットを逃さず回る(シャッタースポットを逃さない)といった使い方が可能です。すべてがすべて観光地の写真というわけでもないので、そういった点も踏まえながら外出中に周辺をチェックするツールとして使ってみると面白いかもしれません。

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LUMIXユーザー限定の特典情報が受け取れるGクーポン

最後はGクーポン。このアプリではコミュニケーションカメラを購入したユーザー限定の特典情報を受け取ることが可能です。

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現在はGoogleドライブの容量UPキャンペーン情報が確認できる

例えば、2016年3月現在においてはコミュニケーションカメラ購入ユーザーを対象としたGoogleドライブの容量拡張(+100GB)キャンペーン情報が配信(こちらは2016年9月30日までのエントリーが必要です。すでにLUMIX DMC-CM10を使われている人は忘れずチェックしておきましょう)されています。せっかくの便利な機能あるいは特典を漏れ無く活用するためにも、先ほど紹介したLUMIX Recommendation Appとともに定期的にチェックすると良いアプリです。

LUMIX DMC-CM10のソフトウェアをチェックということで、今回はここまで。次回からは実際のカメラの使い方にスポットをあてて紹介していこうと思います。



記事執筆:memn0ck


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