![]() |
原付免許で乗れる電動バイク「UPQ BIKE me01」 |
UPQ(アップキュー)は21日、東京都調布市にある味の素スタジアムにて発表会を開催し、家庭用コンセントから充電できる電動バイク「UPQ BIKE me01」と防水アクションカメラ「Q-camera WPX2」を発表した。
価格(すべて税抜)はUPQ BIKE me01が127,000円で、本体同梱品と同じ純正バッテリー「LB01」が34,500円、ACアダプターが16,800円、販路はバイク取扱店、発売時期は夏を予定しているとのこと。また、Q-camera WPX2も今夏発売予定で、価格は16,500 円。
このUPQ BIKE me01は今年2月に次のプロダクトとして開発が発表されていたもの。車両区分は「原動機付自転車」で、いわゆる原付免許があれば公道で走行することができる。
バッテリー電圧・容量は36V・316.8Wh、約3.5時間の充電で約35kmの走行を可能としている。また、車体をコンパクトに折りたたむことが可能で、自動車などに積んで移動することもできるとしており、車体重量は約18kg(バッテリー含む)、全長約1220mm、幅約610mm、高さ約985mm(ミラーを含む全高約1220mm)。シート高は約760mm、最低地上高約140mm。
今回は、このUPQ BIKE me01やQ-camera WPX2を発表会の模様とともに写真と動画で紹介していく。

発表会の質疑応答の席でUPQ代表取締役CEOの中澤優子氏は、UPQ BIIKE me01の開発に当たって「これまでの経験を活かせる部分もあったが、生身の人が乗車するため、乗り方によっては事故を起こす可能性もあり、その部分を大事に考えている。電気の仕様でいきなり止まって事故に巻き込まれることも考慮した上で、法規的にというよりは安全面としてバッテリー残量が少なくなっていることをドライバーに対して速度を落とすことでアピールするようにしている。」と語った。
また安全面以外にも中国での製造となるが、ミラーやテールランプ、ナンバープレートなどは日本の交通法規に沿った仕様に合わせ込むことも苦労のポイントだったと明かした。

UPQ BIKE me01は、キーをポケットなどに入れてバイクに近くことで電源を入れることができるようになっている。逆にキーを持ったままバイクから離れれば、電源がオフになる。
バイクには液晶ディスプレイ(メインモニター)が搭載されており、長押しで動作する電源キーと4段階のギア切り替えボタンがある。このギアは走行中のシフトチェンジ用ではなく、走り出しのトルクに繋がるギアとなっており、ドライバーの体重が重い場合はギアを4にすることで加速が良くなるというものだ。なお、最大の耐荷重は125kgを想定しているとのこと。

操作は、右手のアクセル、左手にはクラクションとウインカーのスイッチ、そして前後のブレーキレバーがある。ブレーキはディスクタイプのものが使用されており、レバーとの連動はワイヤー式となっている。なお、バッテリーやメインモニターなどには1年間の保証があるが、タイヤやブレーキパッドなどの消耗品は保証対象外となる。
【UPQ BIKE me01の説明動画】
動画リンク:https://youtu.be/baN97hMeVZQ
ウインカーは、フロントにはミラー部分、リアにはテールランプ部分にある。カラーは今年のUPQのカラーでもある「ネイビー&レッド」で、パーツの差し色としてレッドが使われている。ハンドルから下の外装はプラスチック製、シート部分とリアタイヤ部分のフレームは金属が使用されている。

メインモニターの下には1AのUSB端子があり、今回発表となった4K・15fps動画撮影が可能なアクションカメラのQ-camera WPX2を充電しながらの撮影が可能だ。また、従来製品の「Q-camera ACX1」も車載カメラとして利用できる。

タイヤサイズは前輪後輪ともに12インチ、315mmと小径であるため荒れ地での運転はどうなるか気になる所だが、市街地などのアスファルト路面では安定した走行が可能だ。

利用シーンとしては、近所の移動のほか、駐車場に止めた自動車から目的地にUPQ BIKE me01で移動するという使い方も良さそうだ。
記事執筆:mi2_303
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・アップ・キュー 関連記事一覧 - S-MAX
・折りたたみ可能な超小型&超軽量モバイルeバイク「UPQ BIKE me01」と4K動画対応の防水アクションスポーツカメラ「Q-camera WPX2」を発表 | 株式会社UPQ(アップ・キュー)