NTTドコモの2016年夏スマホ「Galaxy S7 edge SC-02H」を写真と動画で紹介!

既報通り、NTTドコモは11日、今夏以降に発売する新モデルや提供開始する新サービスを披露する「2016夏新サービス・新商品」を開催し、約5.5インチWQHD(1440×2560ドット)Super AMOLEDディスプレイや64bit対応クアッドコアCPU、4GB LPDDR4内蔵メモリー(RAM)などを搭載したハイスペックなAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)採用のスマートフォン(スマホ)「Galaxy S7 edge SC-02H」(サムスン電子製)を発表しました。

発売日は2016年5月19日(木)で、すでに5月11日(水)からドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が開始されています。価格は別途紹介しているように本体価格93,960円の実質負担額48,600円から75,168円の間。

Galaxy S7 edge SC-02Hはサムスン電子の国内向けスマホとしては1年ぶりの高性能機種で、海外では今年2月に発表済のモデルが満を持して国内投入となります。国内では現時点ではNTTドコモのほか、au向け「Galaxy S7 edge SCV33」が同日に発売されます。

製品名が「Galaxy S7 edge」とある通り、昨年発売になった「Galaxy S6 edge」(NTTドコモ向け「Galaxy S6 edge SC-04G」)の後継機種にあたり、本体両サイドが背面に向かってカーブしたエッジデザイン・ディスプレイを採用したハイエンドモデルに仕上がっています。

もちろん、2016年夏モデルと同時に発表された新サービスである「スグ電」はもちろん、高音質通話の「VoLTE HD+」にも対応しています。また、今夏モデルから下り最大375Mbpsの「PREMIUM 4G」にも対応し、より快適に通信を行えるようにもなっています。

そこで今回は、発表会のタッチ&トライコーナーにて展示されていたGalaxy S7 edge SC-02Hの試作機による本体各部や特徴、筆者として気に入った点や注目したい点を中心に写真と動画で紹介していきます。なお、製品のスペックなどについてはすでに公開している「NTTドコモ、新ギャラクシースマホ「Galaxy S7 edge SC-02H」を発表!5月19日発売で、3波CAの下り最大375Mbpsや5.5インチWQHD有機EL、Snapdragon 820、4GB RAM、防水・防塵など - S-MAX」も参照してください。

IMG_5717
Galaxy S7 edge SC-02Hの前面。カラーバリエーションは左からピンクゴールドおよびブラックオニキス、ホワイトパール

Galaxy S7 edge SC-02Hのディスプレイサイズは5.5インチで、本体サイズは約151mm×73mm×7.7mm、質量は約158g。同じディスプレイサイズの「iPhone 6s Plus」は約158.2mm×77.9mm×7.3mmと192gなので、Galaxy S7 edge SC-02Hはかなりコンパクトにまとまっています。

もちろん、5.5インチのディスプレイ搭載機種なので実際に手に持つとかなり余るサイズ感ではありますが、左右にカーブしたエッジディスプレイによって両サイドが限りなく薄くなっていること、本体の幅が約73mmと5.2インチ前後の機種と同等サイズに抑えられたことで持ちづらいとは感じませんでした。

そのため、大画面の機種に興味はあるけれど、サイズや重量が理由で持ちづらいと感じてこれまで手を出せなかった人にとって、かなり魅力的な選択肢になっているのではないでしょうか。

また、画面の下にはGalaxyシリーズの特長でもある指紋センサーが内蔵されたクリック感のあるホームキーが中央にあり、その左右に静電タッチ式の戻るキーとタスクキーが配置されています。キーの長押しでマルチウィンドウが使えるのも便利な点です。

DSC00006
Galaxy S7 edge SC-02Hの下側面にはmicroUSB端子や3.5mmイヤホンマイク端子、マイク、スピーカーが搭載。各端子はキャップレス防水に


DSC00007
Galaxy S7 edge SC-02Hの上側面にはnanoSIMカード(4FF)およびmicroSDカードのスロットやサブマイクが配置

本体側面や背面はメタル素材を採用し、前面の湾曲ディスプレイだけでなく、背面も湾曲して上下側面から見るとラグビーボールのような楕円形の流線型デザインになっています。

本体上側面に配置されたnanoSIMカードとmicroSDカードはスロットはトレイに取り付け挿入する方式となっているため、交換時に専用のピンを押し込んでトレイを取り出す必要があります。

また、Galaxy S7 edge SC-02Hは先々代の「Galaxy S5」(NTTドコモ向けでは「GALAXY S5 SC-04G」以来の2年ぶりに防水および防塵に対応しており、新たに各種端子が露出していますが、この状態で防水性能などが保証されるキャップレス防水となっているのはかなり使い勝手が良くなっているでしょう。

DSC00008
Galaxy S7 edge SC-02Hの右側面には電源キーが配置。若干だが、リアカメラ部位が出っ張っているのがわかる


DSC00009
Galaxy S7 edge SC-02Hの左側面には音量上下キーが搭載。電源キーおよび音量上下キーはどちらのキーも本体を握った際に指先で触れる縦位置にあり、大ぶりな本体サイズであっても押しづらいとは感じませんでした


DSC00011
Galaxy S7 edge SC-02Hの背面。左からピンクゴールドおよびブラックオニキス、ホワイトパール

カラーバリエーションはBlack Onyx(ブラック系)およびWhite Pearl(ホワイト系)、Pink Gold(ピンク系)の3色が用意されています。どのカラーも金属感のある色味で、光の当たり具合で様々な表情を見せる高級感ある仕上がりになっています。

DSC00005
背面にはリアカメラやカメラなど用フラッシュライトなどが配置。NTTドコモ向けでは中央上部に「docomo」ロゴ、下部に「Galaxy」ロゴがあるほか、中央に非接触IC通信の「Felica」マークと非接触充電の「Qi」マークが記載

特に背面の高級感の高さはGalaxy S7 edge SC-02Hの仕上がりの高さを感じられる部分です。カメラ部分は昨年モデルのGalaxy S6やGalaxy S6 edgeと比較して出っ張りが抑えられ、背面を下にして置いた際の安定感が改善されました。

また、カメラの性能も従来機種比で明るいF1.7レンズやデュアルピクセルセンサーを採用したことで画質の向上、オートフォーカス速度の向上などスペックの底上げがなされています。

DSC00012
Galaxy S7 edge SC-02Hのピンクゴールドの色味具合

また、背面にマークがあるように「置くだけ充電(Qi)」(WPCおよびPWA方式)にも対応しています。先ほどキャップレス防水に対応していることを紹介していますが、最近では卓上ホルダが用意されていない機種も多く、充電方法がmicroUSBケーブルを差し込むしかなく、端子やケーブルの故障に悩まされる人も多い中で充電方法が複数から選べるのもGalaxy S7 edge SC-02Hの良い点でしょう。バッテリーも3600mAhと大容量に。

さらに最新チップセットのSnapdragon 820や4GB RAMを搭載したこともあり、実際の動作はかなり軽快で快適です。最大通信速度が高速な事も含め、今夏最速動作のスマホと言ってしまってもいいかもしれません。なお、簡単な動作の様子などは以下の動画からもご覧いただけます。




Galaxy S6やGalaxy S6 edgeでも対応していましたが、ホームキーの2度押しからカメラの起動までが高速なのも嬉しいですね。ホーム画面以外でも本機能は有効で、いつどんなときでもすぐにカメラを起動して撮影できるのは、カメラ機能が重視されるスマホとしてかなり魅力的です。

その他の仕様は32GB内蔵ストレージや2.4および5.xGHzデュアルバンド対応IEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、NFC Type A/B、MST(磁気テープ)、ANT+、microUSB 2.0、位置情報取得(GPSなど)、伝言メモ、DLNA、加速度センサー、環境光センサー、ジャイロスコープ、近接センサー、電子コンパス、気圧センサー、指紋センサー、磁気センサー、心拍センサー(HRM)など。

IMG_5728

その他にもフルセグやハイレゾオーディオ再生など、エンタテインメント機能も充実しており、基本スペックの高さも含め総じて満足度の高い1台となっています。

発売予定日前日の5月18日までに予約をすると話題のヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Gear VR」もしくはdポイント7,000ポイントがもれなくもらえるキャンペーンも実施されており、今夏モデルで迷ったらGalaxy S7 edge SC-02Hを買っておけば間違いないとも言えるモデルとなっています。気になったら店頭でも順次展示が行われていますので是非、チェックしてみてください。

◯主な仕様
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約151×73×7.7
質量(g)約158
OSAndroid 6.0
CPU(チップ名、クロック)Snapdragon 820 MSM8996
2.2GHz(Dual)+1.6GHz(Dual)
内蔵メモリー(ROM/RAM)32GB/4GB
外部メモリー(最大対応容量)microSDXCカード(200GB)
バッテリー容量3600mAh
連続待受時間(静止時[自動])(LTE/3G/GSM:時間)約420/約450/約390
連続通話時間(LTE/3G/GSM:分)約1260/約1350/約860
充電時間(ACアダプター 04/05)(時間)約130分/約110分
電池持ち時間(時間)※1約100
ディスプレイ(サイズ:インチ、方式、発色数)約5.5
有機EL
Super AMOLED
1677万色
ディスプレイ解像度(横×縦:ドット)QuadHD
1440×2560
「Xi」(LTE)LTE-Advanced
(PREMIUM 4G)対応
受信時最大/送信時最大※2375Mbps/50Mbps
VoLTE(海外対応◎)
対応周波数帯
(3.5GHz/2GHz/1.7GHz/1.5GHz/800MHz/700MHz)
ー/○/○/○/○/○
対応方式
(FD-LTE/TD-LTE)
○/○
国際ローミング
(3.5GHz/2.5GHz/2GHz/
1.7GHz/700MHz)
ー/○/○/○/○/○
FOMAハイスピード(HSDPA/HSUPA)14Mbps/5.7Mbps
外側カメラ機能(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)裏面照射型CMOS
約1220万画素/約1220万画素
内側カメラ機能(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)裏面照射型CMOS
約500万画素/約500万画素
防水/防塵○(IPX5、8)/○(IP6X)
Bluetooth○(4.2)
ワンセグ/フルセグ(◎は録画対応)◎/◎
ハイレゾオーディオ対応
OTA開通
SIMロック解除
UIMカードnanoUIM
Black Onyx
White Pearl
Pink Gold
製造メーカーサムスン電子ジャパン
※1 電池持ち時間とは平均的なスマートフォン利用(インテージの2015年6月調査データを基に算出)した場合の各機種における電池の持ち時間です。2016年夏の新商品以降、より公平でよりわかりやすい電池の持ち時間訴求をめざし、インテージが提供するデータを活用し、KDDIと共同で設定した基準で測定しています。なお、各機種の実使用時間については、 順次ドコモのホームページで公表される予定です。
※2 外付けのアンテナケーブル(同梱)が必要。
※3 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。



記事執筆:黒ぽん


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
Galaxy S7 edge 関連記事一覧 - S-MAX