2017年のiPhoneは全面ディスプレイデザインに!?LGが画面の下に配置するセンサーを開発 |
LG Innotekは2日(現地時間)、ディスプレイの下に配置できる0.3mmの薄型指紋センサーモジュールを開発したと発表しています。これにより、画面にタッチするだけで、指紋認証が行えるとのこと。
一方、Appleが昨年に画面にタッチして指紋認証する特許「電子デバイスにおける指紋認証センサー(Fingerprint Sensor in an Electronic Device)」を取得しており、LG InnotekがAppleの部品供給元でもあるため、この特許を元に開発されて次世代のiPhoneに採用されるのではないかと噂されています。
これらとともにApple内部からの情報として2017年に登場する次世代「iPhone」について指紋認証機能「Touch ID」を搭載したホームボタンだけでなく、フロントカメラやスピーカーも画面内に埋め込まれて"全面ディスプレイ"デザインになると一部メディアが伝えています。
Appleではこれまでは主に2年に1度のペースでiPhoneシリーズの外観を大きく変更するメジャーアップデートを行ってきましたが、来年がiPhone発売10周年であることもあり、来年にメジャーアップデートを行なうのではないかと噂されています。
そのため、今年の2016年モデル「iPhone 7」シリーズ(仮称)は外観は「iPhone 6」シリーズや「iPhone 6s」シリーズとほぼ同じになると言われており、来年の2017年モデルは「iPhone 7s」を飛ばして一気に「iPhone 8」(仮称)になるという話も出てきています。
この2017年モデルはメジャーアップデートとなるため、デザインが大きく変更されると見れられており、その流れと今回明らかになった特許取得およびモジュールの開発によって全面ディスプレイデザインが浮上してきています。
特許では画面に触れた複数の指先の指紋や手のひらの紋様を読み取るアイデアとなっており、LG Innotekが開発したセンサーモジュールのように画面の下に設置することを明示しています。
ホームボタンを画面上に表示する電子式にすることはすでにAndroidでは多くの機種で実施されているほか、通話用スピーカーをディスプレイに搭載することは京セラ「スマートソニックレシーバー」や日本電気(NEC)「フラットパネルスピーカ」などで実現しています。
そのため、どの程度ディスプレイが占めるかにもよりますが、限りなく画面だけのデザインは実現はできそうですし、iPhone 7シリーズでは3.5mmイヤホンマイク端子が廃止されるとも噂されているため、外側に出ている部品がどんどん少なくなり、デザインとしてはよりシンプルで洗練されたものになっていきそうです。
記事執筆:memn0ck
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・Rumor: Apple's 2017 iPhone will be radical redesign with Touch ID, FaceTime camera & speaker embedded in display
・View - Press Release - Media Center | LG Innotek
・Fingerprint Sensor in an Electronic Device - APPLE INC.