ZenFone Go TVならではの機能"テレビ視聴"をチェック!

現在、ASUSTeK Computer(以下、ASUS)が海外向けモデルとして販売しているSIMフリースマートフォン(スマホ)「ZenFone Go TV(型番:ZB551KL)」。主な外観デザインや基本性能は国内向けに販売されている低価格なSIMフリースマホ「ZenFone Go」と変わりませんが、一部スペックが異なるほか、世界40カ国以上でワンセグが視聴できるというTVチューナーを搭載。製品名のとおりテレビが見れる、海外向けモデルとしては珍しい1台です。

ここまでは日本で輸入などをしても問題なく使える技適マークの表示ができるため、このZenFone Go TVの外観デザインソフトウェア周りを紹介してきました。レビュー3回目となる今回はメイン機能ともいえるテレビ(ワンセグ)視聴機能をチェックしていきます。

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テレビを視聴するには付属のTVアンテナを使う

国内の携帯電話会社から発売されているフルセグ/ワンセグ搭載機種の多くと同様、ZenFone Go TVにはテレビ視聴用の外付けのTVアンテナが用意されています。視聴する場合はこれをイヤホンジャックに差し込みます。

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TVアンテナにはイヤホンも差し込める

外出先で使用するなど、テレビの音が外に聞こえて困る場合は、TVアンテナに設けられているジャックにそのままイヤホンやヘッドホンを接続すればOKです。

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ヘッドホンやTVアンテナを接続すると初回はメッセージが

なお、ヘッドホンやTVアンテナを接続すると確認メッセージが表示されます。気になって念のため確認してみたのですが、どうやらこのメッセージはアンテナとして機能するものがジャックに差し込まれた場合のみに表示される模様。

後で改めて触れますが、国内の携帯電話会社から発売されている対応機種同様、TVアンテナの代わりにイヤホン単体をジャックに差し込んでもテレビを視聴できるケースがあります。

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SoloTVがワンセグアプリ

テレビを視聴するために使用するのはプリインストールされているアプリ「SoloTV」を使用。アプリ名に「ASUS」などの文字が入っておらず一見サードパーティー製のアプリと勘違いしそうになりますが、テレビのようなイラストを探せば迷うことはないはず。

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はじめに視聴環境を設定


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エリア(国)を選択。もちろん日本も選択可能


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サービスの種類はISDB-Tのみ選択可能

初回起動時はテレビの視聴環境を設定。具体的には視聴するエリア(国)とサービスの種類を設定し、チャンネルをスキャンします。

製品ページなどを見る限りでは世界40カ国以上でのテレビ視聴を謳うZenFone Go TVですが、日本国内で試してみた限りでは、選択できるエリアは11カ国(ブラジル、インド、インドネシア、日本、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナム)となってます。

またサービスの種類はISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting for Terrestrial Television Broadcastingの略。日本やブラジルなどで採用されている地上デジタルテレビ放送の規格)のみが選択可能。

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スキャンを開始。地域や都道府県は指定せずともOK

今回はエリアを日本にしてチャンネルスキャンを開始。スキャン自体は1分もかからず完了します。また筆者の居住地は宮城県・仙台市ですが、特に「東北」あるいは「宮城県」といった細かい情報も指定する必要はなく、自動で視聴できるチャンネルがきちんとスキャンされていきました。

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スキャン結果は名前を付けて複数保存できる

スキャン結果は端末内に保存されます。この際、スキャン結果に任意の名前を付けることもできるのですが、これは複数のスキャン結果を保存しておくためのもの。例えば、出張や旅行で県外・国外に頻繁に訪れるといった場合でも各エリアでスキャンした結果を保存しておくことで、2回目以降は毎回のチャンネル設定の手間を大きく省くことが可能です。

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スキャン終了後は右に出ているチャンネルをタップ

チャンネルスキャンが終了し、問題なくスキャンされていれば、画面右に表示されているチャンネルいずれかをタップします。これでテレビの視聴画面へと切り替わります。

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初回のみ操作方法がイラストで画面に表示される

初回起動時のみ、テレビの画面が映る前に操作方法がイラストで表示されます。基本的にはいずれも画面上のスワイプ操作で行える内容となっており、スマホ向けとしてよりシンプルに使いやすいユーザーインターフェース(UI)設計と言えますね。

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日本でも問題なく地デジが見れました


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テレビを視聴する様子

以上まで済ませると、無事に日本の地デジが再生されました。あくまでワンセグということで、画質は決して精細とはいえません。また使っていてたまに映像が乱れることもあります。ですがスマホで見ることができると考えれば、十分と思えることでしょう。

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画面をタップすると表示される情報が増える

視聴中に画面を軽くタップすると、現在視聴しているチャンネルや番組名、電波の受信状況、端末のバッテリー残量、この後の番組情報なども確認可能です。

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チャンネル変更はスワイプ操作以外にリストからの選択も

チャンネルは水平方向へのスワイプ操作で1つずつ変更できるほか、左に表示された2つのボタンの上側をタップすればリストから選ぶことも。

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画面下のハートマークでチャンネルをお気に入りに登録

また、よく視聴するチャンネルはお気に入りとして登録することも可能です。視聴している番組の情報を表示させ、右下のハートマークをタップ。ハートが赤く色付けは登録完了です。

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お気に入り登録したチャンネルは簡単に選択できる

こうすることで、番組情報を表示させた際、画面右側に最大4つまで、好きなチャンネルへのショートカットを表示できます。

実際には、通常のリストからの呼び出しと比べると操作(タッチ)回数をそこまで大きく削減できるわけではありません。ですが、見るチャンネルがある程度決まっている場合は、設定しておくことでより探しやすくなることでしょう。

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実は外付けのTVアンテナ無しで視聴できるケースも

最後に先ほども触れましたが、付属の外付けTVアンテナは使用せずとも、イヤホンのみでテレビを視聴できるケースも確認できました。上の写真は街中の喫茶店内で試してみたときのものです。

ただし再生される映像の安定性はTVアンテナ使用時・未使用時で大きく異なる印象。アンテナピクトの表示についても、アンテナケーブルを使用すれば4本、未使用では1本と違っていました。よりストレスなくテレビを楽しむということであれば、やや面倒でもTVアンテナを利用するほうがオススメです。

特に初回のチャンネルスキャン時はTVアンテナ使用時と未使用時(イヤホンで代用)でスキャンできたチャンネル数に違いがでることもありました。せめてこのあたりだけでも横着せず、TVアンテナを接続して使うべきでしょうね。

次回は国内向けに発売されている同デザインモデルのZenFone Goとの比較を行なってみたいと思います。お楽しみに。



記事執筆:そうすけ


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