ポケモンGOもバッチリのSIMフリースマホ「ZTE BLADE V7 MAX」を紹介!

既報通り、ZTEジャパンは9日、都内で発表会を開催して新しいSIMフリーのAndroidスマートフォン(スマホ)「BLADE V7 MAX」(ZTE製)を2016年9月22日(木)に発売すると発表した。

特長は日本でもデュアルSIMが4G(LTE)と3G(W-CDMA)の同時待受可能な「デュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)」に対応しているほか、側面に搭載した指紋センサーによって0.3秒で素早く画面ロック解除できるとのこと。

また、薄型メタルボディー、約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)液晶や3GB内蔵メモリー(RAM)などのミドルハイレンジクラスのスペックながら価格を34,800円(税別)としている。今回は、発表会の展示会場にて実際にBLADE V7 MAXを手に取れたので写真と動画で紹介していく。

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同社 プロダクトマーケティング ディレクターの吉本晃氏は、前回の発表会で語った「みなさんに手に取って欲しいものからご紹介して、手に取ってZTEを知っていただいて、それから徐々に上に行きます」という戦略を振り返った。今回発表したBLADE V7 MAXはその戦略通り、ファーストステップとしている「BLADE V7 Lite」や「BLADE E01」の上位モデルとなる。

質疑応答ではこれまでにも日本への投入が語られてきたさらに上位機種である「AXON 7」の発売を示唆するような発言もあった。

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BLADE V7 MAXのカラーバリエーションは「シルバー」と「ゴールド」の2色。狭額縁設計によりディスプレイは5.5インチながら横幅約77mmで持ちやすい。

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ナビゲーションキーは表示部分とは独立したタッチセンサー式のもの。タッチすると白く光るが、光量が少なく明るい所では分かりづらい印象。上下のベゼル部分には細かい模様がデザインされている。

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背面はマット仕上げの金属製カバーでしっかりとした剛性感がある。

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上下にはアンテナのための樹脂パーツがあるが、その部分にパターンをデザインし装飾パーツとしてアレンジしている。ちょうど前面のベゼル部分と共通したイメージに仕上げている。

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右側面(写真=上、上段)には指紋センサーと電源キー、左側面(写真=上、下段)にはSIMカードスロット、ボリュームキーがある。指紋センサーが側面に来たことで、端末を握った自然な状態で操作できるので使いやすいと感じた。

上面(写真=下、上段)にはイヤホンマイク端子、下面(写真=下、下段)には、USB Type-C(USB 2.0)端子がある。

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BLADE V7 MAXの特長となるLTEとW-CDMAの同時待受(DSDS)機能は、水色のSIMスロットが4Gに対応する「スロット1」、一方で「スロット2」は3Gをサポートするが、microSDカードとの併用はできない。

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展示機には2枚のSIMカードが刺さっており、デモ機には4Gには仮想移動体通信事業者(MVNO)のSIMカード、3GにはFOMA(NTTドコモ)のSIMカードを使用しているとのことだった。着信は両方のSIMカードで受けることができ、発信やSMSはどちらか固定もしくは都度選んで発信することができる。

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設定のSIMカード画面。スロット1には「4G、3G、2G」、スロット2には「3G、2G」の表記が見える。

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カメラは背面が約1600万画素で像面位相差AF(PDAF)を搭載して合焦時間を0.3秒としている。前面は約800万画素で、スクリーンフラッシュ機能や美顔機能を搭載する。

撮影モードにはオートモードのほか、設定を細かく変更できるプロモードも搭載し、1600万画素のセンサーの性能をさらに引き出した写真撮影が楽しめる。

しかしながら、他社の「HTC 10」(HTC製)や「Galaxy S7 edge」(サムスン電子製)、「HUAWEI P9」(ファーウェイ製)、「iPhone 6s・6s Plus」、「iPhone 7・7 Plus」(アップル製)などの最新上位機種のカメラを重視したスマホは画素数を無理に上げずに画質を上げる方へ向かっている。

そのため、今後はカメラを売りにするのであれば画素数の数字ではなく何か別の強みが必要であるように思う(ただし、BLADE V7 MAXはそこまでカメラを特長としておらず、価格や性能ではこれらの機種よりもクラスが下になるが)。

【BLADE V7 Maxの外観を動画で紹介】

動画リンク:https://youtu.be/uQZzJaGBxyo

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BLADE V7 MAXはこのように34,800円(税抜)という価格に指紋センサーや大画面ディスプレイ、DTSサウンド、ミュンヘンデザインのメタルボディー、そして、デュアルSIM同時待受をギュッと詰め込んだコストパフォーマンスの高いスマホとなっている。

最近は格安スマホ市場もただ安いのではなく、「HUAWEI GR5」のように若干高くてもその分性能や機能が高いコスパに優れた製品が人気となってきており、またデュアルSIM同時待受に対応した「Moto G4 Plus」も人気となっているだけにBLADE V7 MAXも注目度が高そうだ。



記事執筆:mi2_303


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