iPhone 7・7 Plusを格安SIMなどのMVNOで動作確認!

ついに9月16日に発売された新しいスマートフォン(スマホ)「iPhone 7」および「iPhone 7 Plus」(ともにApple製)。防水・防塵やステレオスピーカー、新しいホームボタンなど、Apple CEOのTim Cook氏が「それなしでは生きられない」と言ったのはどれなのか気になるところですが、これまでのiPhone 6・6sシリーズを正常進化させた印象。

また何よりも今回のiPhone 7シリーズは、日本がフューチャーされており、iPhoneシリーズではじめて日本独自モデルが用意され、日本で販売されるNTTドコモやau、SoftBank、Apple(SIMフリー版)だけがFeliCaに対応します。また対応周波数帯もBand 21などに対応し、より快適に通信が可能に。

そんなiPhone 7シリーズですが、新しい機種に変えるタイミングで携帯電話契約も変えようという人も多いかと思います。そんな場合に気になるのは格安SIMなどの仮想移動体通信事業者(MVNO)による携帯電話サービスでiPhone 7シリーズが使えるのかどうか。

そこで今回はすでに公式にもいくつかのMVNOが動作確認を公開しているのでまとめて紹介したいと思います。

02
mineoのiPhone 7とiPhone 7 PlusのSIMフリー版における動作確認表

結論からまとめれば、ほぼこれまでのiPhone 6sシリーズなどと同様です。ただし、mineoによると、au回線によるMVNOはSIMフリー版においてVoLTEに非対応なSIMカードでは音声通話の利用ができなくなっているということです。

それ以外はNTTドコモ回線を用いたMVNOでは、SIMフリー版およびNTTドコモ版で問題なく利用可能。VoLTEも使えています。公式にもIIJmio高速モバイル/Dサービスおよびmineo(Dプラン)BIGLOBE SIM、LINEモバイルなどで動作確認が案内されており、筆者もIIJmioとLINEモバイルで確認。

また、au回線を用いたMVNOにおけるVoLTE対応SIMカードでは従来通りにテザリングには非対応ですが、それ以外は問題なく利用できます。手元のmineo(Aプラン)のVoLTE対応SIMカードでは使えています。

てくろぐ: iPhone 7・iPhone 7 PlusでもIIJmioのSIMが使えます
【動作確認完了】iPhone 7/7 Plus発売開始!mineoでの動作確認結果 | スタッフブログ | マイネ王
iPhone 7での動作確認結果について : LINE MOBILE 公式ブログ
iPhone 7での動作確認結果について : LINE MOBILE 公式ブログ
日本通信b-mobile公式さんのツイート: "SIMフリー版 iPhone7、iPhone7 plusでの動作を確認いたしました。APN構成プロファイルなどのダウンロード方法は同じです。 https://t.co/1tRS6dddI5"
BIGLOBEさんのツイート: "「BIGLOBE SIM」では、#iPhone7 /7Plusの端末動作確認を完了しましたよ~! 動作確認済み端末の一覧はこちら! https://t.co/c6qldX7jOS https://t.co/QfCKMRTPaC"

一方、気になるのはau版でもau回線のVoLTE非対応SIMカードで音声通話・SMSが使えるかどうか。日本で販売されているiPhone 7とiPhone 7 PlusはともにCDMAにも対応しており、仕様的には通話もできるように思えますが……手元にau回線のVoLTE非対応SIMカードはmicroSIMカードしかないので検証できないという。

その他、移動通信体事業者(MNO)の回線でSIMフリー版を使った場合にNTTドコモやau(VoLTE対応SIMカード)、Y!mobileでは利用できています(SoftBankは未検証ですが、Y!mobileで使えているので大丈夫ではないかと)。

iPhone 7シリーズの販売地域とモデル(SKU)
販売地域販路iPhone 7iPhone 7 Plus
日本NTTドコモA1779A1875
au
SoftBank
SIMフリー
北米・中国A1660A1661
その他(グローバル版)A1887A1874

最後におさらいですが、上の表のように日本では他の国・地域で販売されているiPhone 7やiPhone 7 Plusと異なっています。一方、日本で販売されているNTTドコモおよびau、SoftBank、SIMフリー版はすべてiPhone 7がA1779、iPhone 7 PlusがA1875でこれらには日本で利用するようにいわゆる「技適マーク」が表示できるようになっています。

技適マークがない製品は日本で電波法違反となるため、使ってはいけませんが、現時点で日本以外で販売されているモデルに技適マークがないのかどうかは不明です。

その他、NTTドコモおよびau、SoftBankで購入したiPhone 7とiPhone 7 Plusには購入時にSIMロックがかかっており、購入後約6ヶ月以降のSIMロック解除に対応しています。ただし、NTTドコモでは以前に同じ契約回線でロック解除をしている場合にはその時点から約6ヶ月となるため、場合によっては購入後即日解除可能な場合もあります。

SIMフリー版を購入した方がいいのか、NTTドコモなどのMNO版を購入した方がいいのかはなかなか難しいところですが、iPhone 7シリーズはこれまでのiPhoneシリーズよりも若干初動では割引やキャンペーンが薄いため、SIMフリー版とMVNOという組み合わせがより金銭的には優位になりつつあります。

一方でこういった動作保証が発売されてみないとわからなかったり、サポート面で自分で情報収集をして解決できることに不安がある場合はなかなか手を出しにくいというのもあるでしょう。そういった場合はやはりNTTドコモなどのMNO版を購入するのが良いようには思われます。




au Online Shopで予約・購入



ソフバンクオンラインショップで予約・購入


記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
Apple、4.7インチスマホ「iPhone 7」と5.5インチスマホ「iPhone 7 Plus」を発表!防水・防塵やおサイフケータイ(FeliCa)、デュアルカメラなどに対応ーー日本などで9月16日に発売 - S-MAX
iPhone 7シリーズ 関連記事一覧 - S-MAX