Appleが新型iPhoneを2機種発表!4.7インチ「iPhone 7」と5.5インチ「iPhone 7 Plus」

既報通り、Apple(アップル)は7日(現地時間)、米カリフォルニア州クパチーノにあるビル・グラム・シビック・オーディトリアム(Bill Graham Civic Auditorium)にてプレス向け発表会「Apple Events - Keynote September 2016」を行い、約4.7インチ750×1334ドット液晶搭載「iPhone 7」と約5.5インチフルHD(1080×1920ドット)液晶搭載「iPhone 7 Plus」の2機種のスマートフォン(スマホ)を発表しています。

特長は防水・防塵(IP67準拠)に加え、日本向けではおサイフケータイ(FeliCa)に対応し、従来までの3色に加えて新色ジェットブラックが追加され、スペースグレイがブラックになって合計5色展開になったほか、ホームキーがTapTicエンジンを採用し、iPhone 7 Plusではデュアルカメラによる光学2倍ズームなどに対応しています。

また内蔵ストレージは新たに16GBがなくなり、32GBからとなっており、iPhone 7およびiPhone 7 Plusともに32GBおよび128GB、256GBが用意されています。カラーバリエーションはそれぞれGold(ゴールド)およびSilver(シルバー)、Rose Gold(ローズゴールド)、Black(ブラック)、JetBlack(ジェットブラック)の5色がラインナップされています。

それぞれ日本を含む初期販売国・地域では2016年9月9日(金)から事前予約受付を開始し、最初に発売される日本を含む国・地域では2016年9月16日(金)に発売されます。日本ではNTTドコモおよびau by KDDi、ソフトバンクモバイルから販売されるほか、直営Webストア「Apple Online Store」にてSIMフリーも販売されます。

価格は米国では2年契約でiPhone 7の32GBで649ドル(約66,000円)から、iPhone 6s Plusの32GBで769ドル(約78,00円)から。なお、日本におけるSIMフリーの価格は別途紹介しているようにiPhone 7は72,800円から、iPhone 7 Plusが85,800円からで(ともに税抜)、NTTドコモなどの携帯電話会社から販売されるモデルについては別途発表がある予定。

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iPhone 7シリーズを発表するPhil Schiller氏


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iPhone 7とiPhone 7 Plusは9月9日予約開始


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iPhone 7とiPhone 7 Plusは9月16日発売


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初期販売国・地域には日本(Japan)も


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iPhone 7とiPhone 7 Plus


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iPhone 7のカラーバリーエーション


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iPhone 7 Plusのカラーバリーエーション

iPhone 7およびiPhone 7 PlusはAppleのスマホ「iPhone」シリーズの最新モデルで、昨年発売された「iPhone 6s」および「iPhone 6s Plus」の後継機種です。一昨年発売された「iPhone 6」および「iPhone 6 Plus」から続くディスプレイサイズ・解像度、外観デザインなどを継承し、大きさもほぼ同じとなっています。

イヤホンマイク端子が廃止されたため、ケースは専用のものが販売されますが、一部ではそのまま使うことも可能とのこと。内蔵ストレージは16GBが廃止され、両機種ともに32GBおよび128GB、256GBの3つのモデルが用意。

外観はデザインがよりブラッシュアップされ、丸みのあるカーブデザインを採用し、スペースグレイに代わって新たにブラック系が2色あり、マット仕上げのブラックと高光沢で深みのあるジェットブラックを加えた合計5色展開になっています。アンテナラインはより外側に配置され、いわゆるDラインはなくなりました。また外装には強靭な7000シリーズアルミニウムを採用し、シリーズ初の防水・防塵にも対応。

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ディスプレイはiPhone 7が4.7インチ750×1334ドット(326ppi、1400:1コントラスト比)、iPhone 7 Plusが5.5インチ1080×1920ドット(401ppi、1300:1コントラスト比)で、ともにiPhone 6sシリーズの500cd/m2よりも明るい625cd/m2に対応した「Retina HDディスプレイ」を搭載し、広色域(P3)のデュアルドメインピクセルIPS液晶となっています。耐指紋性撥油コーティングや拡大表示、簡易アクセスにも対応。

さらに引き続き感圧機能「3D Touch」に対応し、振動で操作したことがわかる「Taptic Engine」も搭載。新たにディスプレイの下中央にあるホームボタンが押し込めるキーではなくなり、新しいMacBookのタッチパッドにも採用されているTaptic Engineによる感圧式となりました。

そのため、触れる・押す・押し込むの3つの操作に対応し、長押しも加えた多数の操作が行えます。これまで同様にタッチボタンには指紋センサー「Touch ID」が搭載されています。またiPhoneシリーズでははじめてステレオスピーカーに対応し、本体の上と下に合計2つの外部スピーカーを搭載。

また3.5mmイヤホンマイク端子が廃止されたため、Lightning端子から3.5mmイヤホンマイク端子に変換するアダプターが同梱されるほか、完全ワイヤレスな新しいワイヤレスイヤホン・ヘッドホン「AirPods」も別売りで販売されます。さらにワイヤレスオーディオのために独自開発の音源チップセット「Apple W1」を搭載しており、操作などに影響されずにクリアな音質を聴けるようになっています。

大きさと質量はiPhone 7が約138.3×67.1×7.1mmおよび約138g、iPhone 7 Plusが約158.2×77.9×7.3mm、約188g。デザインはiPhone 6シリーズとほぼ同じ。iPhone 6sシリーズやiPhone 6シリーズとのサイズおよび質量の比較は以下の通り。

機種画面サイズ大きさ質量
iPhone 74.7インチ138.3×67.1×7.1mm138g
iPhone 6s4.7インチ138.3×67.1×7.1mm143g
iPhone 64.7インチ138.1×67.0×6.9mm129g
iPhone 7 Plus5.5インチ158.2×77.9×7.3mm188g
iPhone 6s Plus5.5インチ158.2×77.9×7.3mm192g
iPhone 6 Plus5.5インチ158.1×77.8×7.1mm172g

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一方、発表会でも特長のひとつとして挙げられたFeliCaへの対応は日本向けモデルのみとなり、海外モデルでは従来通りに非接触IC機能「NFC Type A/B」に対応し、決済サービス「Apple Pay」が利用可能。日本ではFeliCaによってApple Payへ10月下旬以降に対応予定で、SuicaやiD、QUICKPayなどが利用可能となります。

なお、正確に書くなら"おサイフケータイ"に対応ではなく、あくまでFeliCaによってApple Payに対応となりますが、タイトルではわかりやすを重視し、おサイフケータイと表記しています。ご理解およびご了承をお願いいたします。その他、FeliCaは同時に発表されたスマートウォッチ「Apple Watch Series 2」にも搭載され、同じようにSuicaなどが利用可能になる予定。

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チップセットは新たに開発された第4世代64bit対応「Apple A10 Fusion」とより省電力なコプロセッサー「Apple M10」を統合。Apple A10は最高周波数の高い2コアと低い2コアのクアッドコアになり、iPhone 6sシリーズのApple A9と比較して。

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カメラはiPhone 7がシングルカメラ、iPhone 7 Plusがデュアルカメラと違いがあり、iPhone 7では4.7インチモデルでは初の光学手ブレ補正(OIS)に対応し、iPhone 7 Plusのデュアルカメラは片方が望遠レンズ、もう片方が広角レンズとなっていて合わせて光学2倍ズームに対応し、デジタル5倍ズームと合わせて最大10倍ズームまで利用できるということです。

レンズもiPhone 6sシリーズではF2.2でしたが、さらに明るいF1.8レンズ(6枚構成でサファイアクリスタル製レンズカバー)を採用し、1画素が1.22μピクセルの約1200万画素裏面照射型CMOSリアカメラの「iSight Camera」(True Toneフラッシュやバーストモードなどに対応)を搭載(iPhone 7 Plusでは約1200万画素が2つで望遠側はF2.8)。

ハイブリッド赤外線フィルタやFocus Pixelsを使ったオートフォーカスに対応し、クアッドLED True Toneフラッシュによって暗いところでも明るく自然に素早く撮影可能となっています。フロントカメラも強化され、F2.2の明るいレンズおよび約700万画素裏面照射型CMOS(適切な色で光る「Retina Flash」機能を対応)を搭載。

MIMOに対応した最大867Mbpsの2.4および5GHzデュアルバンド対応のIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、Assisted GPS+GLONASS、電子コンパス、3軸ジャイロセンサー、加速度センサー、近接センサー、環境光センサー、気圧センサー、iBeaconマイクロロケーション、nanoSIMカードスロットなどを搭載しています。ボタン配置は変更がなく、左側面に音量上下ボタンおよびサイレントモードのオン・オフスイッチ、下側面にLightning端子を備えます。さらに、最新プラットフォーム「iOS 10」がプリインストールされています。

通信方式には2G(GSM方式)および3G(W-CDMA方式・CDMA方式)、4G(FDD-LTE方式・TD-LTE方式)に対応。LTEはLTE-AdvancedのUE Category 9で3波を合わせる「キャリアアグリゲーション(CA)」(3CC CA)によって下り最大450Mbpsおよび上り最大50Mbpsに対応。高音質通話サービス「VoLTE」にも対応。通信方式などの違いによってiPhone 7は「A1660」および「A1778」、「A1779」、iPhone 7 Plusは「A1661」および「A1784」、「A1785」のそれぞれ3種類がラインナップ。それぞれの対応周波数帯は以下の通り。なお、日本ではA1779およびA1785が販売され、対応周波数帯は以下の通り。

FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、11、12、13、17、18、19、20、21、25、26、27、28、29、30)
TD-LTE(バンド38、39、40、41)
TD-SCDMA 1,900(F)、2,000(A)
CDMA EV-DO Rev. A(800、1,900、2,100MHz)
UMTS/HSPA+/DC-HSDPA(850、900、1,700/2,100、1,900、2,100MHz)
GSM/EDGE(850、900、1,800、1,900MHz)

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バッテリーの持ちはiPhone 7が3Gでのネット利用で最大12時間、4G LTE利用で最大12時間、Wi-Fi利用で最大14時間、連続通話(3G)で最大14時間、連続待受時間は最大10日間、ワイヤレスビデオ再生で最大13時間、ワイヤレスオーディオ再生で最大40時間、iPhone 7 Plusが3Gでのネット利用で最大13時間、4G LTE利用で最大13時間、Wi-Fi利用で最大15時間、連続通話(3G)で最大21時間、連続待受時間は最大16日間(384時間)、ワイヤレスビデオ再生で最大14時間、ワイヤレスオーディオ再生で最大60時間と、iPhone 6シリーズとそれぞれ同じとなっており、それぞれiPhone 6sよりも最大2時間、iPhone 6s Plusよりも最大1時間長いバッテリー駆動時間としています。バッテリーはリチウムイオン電池で取外不可。

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記事執筆:memn0ck


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