au STARに新たな長期ユーザー向けギフトサービスが登場! |
KDDIおよび沖縄セルラー電話は21日、au契約者向けの無料会員制サービス「au STAR」の拡充施策として会員専用のポイント交換サイト「ギフトセレクション」を2016年11月29日(火)より開始すると発表しました。
これまでもau STARでは契約年数や契約しているデータ定額料に応じて「WALLETポイント」を還元する施策を行っていましたが、貯まったポイントをより便利に活用できる方法として体験ツアーや各種商品などと交換できる「ギフトセレクション」が追加されます。
また、WALLETポイントの付与施策として誰でも割の契約更新後も継続を行った人向けに「誰でも割更新ギフト券」として3,000ポイントがプレゼントされ、ギフトセレクションなどで利用が可能となっています。
この他、au STAR会員向けのキャンペーンとしてGoogleサービスを使って謎を解く新感覚リアル脱出ゲーム「au STAR presents "SANTA & SIX GIFT BOXES"(サンタクロースと6つのプレゼント)」を2016年12月22日(木)から25日(日)の4日間限定で六本木ヒルズにて開催することを発表しました。
■ポイント利用で貴重な体験やワンランク上の商品を
ギフトセレクションの大きなポイントは「ここでしか手に入らない価値」の提供です。一般的なポイント交換サービスの場合「ポイントを貯める→1ポイント1円相当(もしくはそれ以下)の商品と交換」というのが一般的ですが、au STARのギフトセレクションではサッカー日本代表選手と全く同じ1日が過ごせる体験ツアーや「三太郎」のCMで実際に使用されていたアイテムをもらえるといった「auだからこそできる体験価値」の提供と、auが厳選した高品質な話題のアイテムを1ポイント=1.5円相当として交換できる「auが厳選したモノ」の、2つの「価値」を主軸としています。
ギフトセレクションにて交換可能な商品の一部は発表会場に展示され、交換商品の家電で調理された料理やコーヒーなどが取材陣にも振る舞われました。
展示されていたギフトコレクションの商品は以下の動画からもご覧いただけます。
S-MAX:「au STAR」サービス内容拡充説明会
動画リンク:https://youtu.be/8mpXF0SAR0o
■厳しい意見が飛び交ったラウンドテーブル
発表会後半では登壇者を囲んでのラウンドテーブルが用意され、取材記者との意見交換会を実施。通常の質疑応答よりも距離の近い意見交換となったことから記者側からさまざまな鋭い意見が飛び出していました。
特に多かったのは「WALLTポイントを積極的に貯める方法が欲しい」や「ポイントを家族でまとめるなどの施策が欲しい」といったもので、現状au WALLETカードでの買い物や携帯電話料金の支払いなどに付与される形でしか貯められないポイントをもっと積極的に貯める方法が欲しいという意見でした。
ギフトセレクションで交換できる商品やサービスは1,600ポイントからありますが、高級な家電品などでは3万ポイントや5万ポイントといった商品も少なくなく、そういった大量のポイントを必要とする商品に対してポイントを思ったように貯められないことから会員が魅力を感じる前に諦めてしまうのではないかというものです。
これに対し、au側からは「ポイントが遠すぎるという指摘は社内でもあり、現在検討している」ことや「毎日コツコツ貯めるような施策があったほうがいいのは理解している」としながらも具体的な対応策などは示せず、家族でポイントをまとめるなどの提案にも「ケータイを使っている人それぞれに得があるというのがauの視点なので、そこを活かした案内をしていく」と、飽くまでも契約者個人でのポイント利用にフォーカスしている点を強調するなど、施策として若干詰めが甘い印象も受けました。
■長期利用者への優遇施策はどこまで理解を得られるか
ここ数年で一気に注目度が上がり契約者数も増えてきている格安の通話・通信料金プランを武器にした仮想移動体通信事業者(MVNO)の台頭や端末の0円販売が事実上禁止されたことなどによる影響から、移動体通信事業者(MNO)はMNPによる顧客の奪い合いに終始するわけにもいかなくなり、客単価(≒月間電気通信事業収入=ARPU)の低い新規客への優遇策からARPUの高い長期契約者への優遇策へとシフトしつつあります。
au STARもそういった長期契約者のための優遇施策の1つですが、僅か3ヶ月で500万会員を集めたとはいえ現状ではそのサービス内容への認知度や理解度もまだまだ低いように感じられます。「特別な体験価値」や「ポイント以上の価値」を謳ったギフトセレクションの追加はそういったau STARの魅力を引き出すものとして非常に効果的であると感じられる一方、積極的にポイントを貯める手段が少なく事実上利用を制限されてしまっている点が惜しくもあります。
「三太郎」を起用したTVCMなどでも積極的に宣伝を行っているau STARプログラムですが、ギフトセレクションやクリスマス企画である「au STAR presents "SANTA & SIX GIFT BOXES"(サンタクロースと6つのプレゼント)」などでどこまで顧客満足度を上げることができるのか、今後の展開にも注目が集まります。
記事執筆:あるかでぃあ
■関連リンク
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