今年のベストバイガジェットは果たして!? |
あっという間に2016年も残るところ後数日となってしまった。スマートフォン(スマホ)が成熟する中、あまり購入しなくなったという人もいるようだが、筆者は今年も数え切れない程のデバイスを購入した。
そこで、今回は「年末企画」として2016年に購入したデバイスの中から特に気に入った3機種をランキング形式で紹介し、それぞれの購入意図から使用した感想まで語り尽くしていきたいと思う。
【第3位:HUAWEI Watch】
まず第3位に選んだのは、ファーウェイ(Huawei Technologies)製のスマートウォッチ「HUAWEI Watch」だ。HUAWEI WatchはGoogleがウェアラブル端末用に開発している「Android Wear」を搭載したスマートウォッチとなっている。発売当時ではかなり珍しかった完全丸型の有機ELディスプレイを採用しており、常時画面を点灯させることが可能な「Always on Display」にも対応している。そのため、手首を傾ける動作をしなくても現在の時間がわかるようになっているので、非常に便利だ。
筆者は以前、日本で初めて発売されたAndroid Wear搭載スマートウォッチ「LG G Watch」を使用していたことがあるが、四角形のディスプレイ形状が気に入らなかった上に、本体に大きな傷をつけてしまったこともあってHUAWEI Watchへの買い替えを決意した。
筆者はアメリカからこのHUAWEI Watchを輸入して使用している(注:技適マーク確認済)。HUAWEI Watchには本体やバンドが複数種類用意されているため、自由にそれらを選択して使用することが可能であるが、購入したモデルは日本では未発売のモデルである。こちらのモデルでは、背面のメタルバンドに「HUAWEI」のロゴが印字されており、個人的には非常に気に入った一品となっている。
残念ながら、ステンレスを採用したHUAWEI Watchは非常に傷が付きやすい仕様となっているが、今となってはその傷が勲章のように感じるようになってきたので、それはそれで良いと感じるようになった。
【第2位:HUAWEI Mate 9(中国大陸版)】
第2位は、第3位と同じくファーウェイから発売されている大型フラグシップスマホ「HUAWEI Mate 9(以下、Mate 9)」だ。日本では発表前だった11月中旬に中華人民共和国(以下、中国)の深圳市に所在する世界有数の電脳街「華強北路」にあるファーウェイの旗艦店で購入した。
中国でのMate 9の販売価格は3899人民元(購入当時:約6万4千円程)であった。スペックに対して価格は比較的安価であった上に、訪問当初は、Mate 9の発売直後であったこともあってその場での購入を即決した。
Mate 9には画面の解像度を引き上げた上に小型化し、2.5Dのラウンドディスプレイを採用した上位モデルである「HUAWEI Mate 9 Pro」が存在するが、残念ながら訪問当時は中国においても発売前で、実機を試すことはできなかった。日本市場への投入に期待したいところだ。
日本で以前から販売されているフラグシップスマホ「HUAWEI P9」から世界的に著名なレンズメーカーである「Leica(以下、ライカ)」と協業しており、カラー(RGB)とモノクロの2つのセンサーを使用して鮮明な写真を撮影できるようになっているが、Mate 9ではモノクロカメラの画素数が2000万画素まで向上し、"第2世代"にダブルカメラが進化した。これによってズーム時のノイズが低減された他、暗所での撮影でも明るくシャープな写真を撮影することが可能になった。
後日談ではあるが、日本でもMate 9が中国よりも安い60,800円(税別)という価格設定で発表されたことを知った時には相当のショックを受けた。今後の相場によっては国内版のMate 9を購入する可能性もあるだろう。
【第1位:Panasonic LUMIX DMC-CM1】
栄冠の第1位に選んだのは、Panasonic(以下、パナソニック)が販売しているコミュニケーションカメラ「LUMIX DMC-CM1(以下、CM1)」だ。発売は日本でも2015年3月で、ほぼ同じで改良・量産版の「LUMIX DMC-CM10」が今年2月に発売された。
両製品とも見た目は薄型なコンパクトカメラであり、1インチのセンサーを搭載するなどその性能もコンパクトカメラ級であるが、microSIMカードを挿入してデータ通信はもちろん、CM1については音声通話まで可能なれっきとした携帯電話である。
なお、レンズ周りのフードは市販されているフードに換装しており、ポケットに入れたときの摩擦からレンズを保護してくれる役割を果たしてくれている。
本体は前面が合皮のようなもので覆われている為、非常に良好で所有欲を満たしてくれる。上部にはパナソニックのデジタルカメラ等で用いられるブランド「LUMIX」の文字が印字されていることが、携帯電話でありながらもこの製品はカメラだという事実を伝えてくれる。
本体上部(右側面)には音量キーや電源ボタン、カメラの起動キーやシャッターキーなど必要な操作系統が集約されている。カメラの起動キーはスリープ状態からであればそのままカメラが起動するので、撮りたくなったその瞬間に撮影を開始することができるため、筆者も重宝している。
CM1は今年3月に香港を訪れた際に、旺角(モンコック)にあるスマホビル「先達廣場」で購入した。2015年3月に発売されたCM1は定価が10万円以上であるため、中々手が届かなかったが、発売から1年余り経過した訪問当時は約5万円ほどと手が届きやすい価格になっていたのでこちらも購入を即決で決めた。
CM1で撮影した写真の画質は極めて良好で、特に夜景などの悪条件での撮影においても一般的なスマホと異なって鮮明な写真を撮影することが可能だ。手ブレ補正や光学ズームには残念ながら非対応であるが、ポケットにそのまま入れられる程小型なCM1は、本媒体の記事の撮影にも多様するなど筆者の取材活動のお供にもなってくれている。
【まとめ:足を運んで買ったデバイスには愛が篭もる】
今回のランキングの1位、2位は海外渡航先で購入した製品であった。筆者のようなたくさんデバイスを購入する人間にとって、海外で買った製品というものにひときわ愛着を感じるのであろう。特に中国では、メジャーなグローバル企業から名前も知らないような小さな怪しい企業まで、多種多様な製品が混在しているので非常に面白い。
11月に訪れた深圳市では、ハイテク産業関連の展示会であるChina Hi-Tech Fairに参加しており、日本では見かけないようなさまざまな製品を体験した。来年も引き続き、精力的に海外へ渡航していろいろなデバイスと触れあっていこうと思う。
記事執筆:雪華
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・年末企画 関連記事一覧 - S-MAX
せっかく1位に挙げてるのに…。