約2万円のSIMフリースマホ「ZenFone 3 Max ZC520TL」を動画紹介とベンチマーク! |
ASUS JAPANから1月中旬以降に発売が予定されているSIMフリーのスマートフォン(スマホ)「ZenFone 3 Max(型番:ZC520TL)」。昨年のASUSTeK Computer(以下、エイスース)の大容量バッテリー搭載モデル「ZenFone Max(型番:ZC550KL)」と同じ"Max"モデルの後継機種で、電池容量は若干少ない4100mAhとなりましたが、連続待受時間はほぼ同じ約1ヶ月となって安心のバッテリー持ちは健在です。
価格はすでに事前予約受付が実施されているASUS JAPANの公式Webストア「ASUS ZenFone Shop」などでは19,800円(税別)。税込でもほぼ2万円ながら強化ガラス「Gorilla Glass 3」とメタルボディーによる質感が良くなり、またZenFone Maxよりも小さい5.2インチサイズと重さも160gとかなり軽くなりました。
そんなZenFone 3 Maxですが、一足先にASUS JAPANからお借りできたので前回は開封して外観や同梱物を紹介しました。今回はZenFone MaxからチップセットもQualcomm製からMediaTek製に変えられたということで、どの程度快適に動作するのかをベンチマークと実際に操作している動画で紹介していきたいと思います。
スペックをおさらいしておくと、チップセットのMediaTek製「MT6737M」は、CPUが最大1.25GHzの「ARM Cortex-A53」コアを4個搭載したクアッドコア、GPUが「ARM Mali T720」で最大650MHzのコアを2個搭載しています。また、RAMは2GB LPDDR3、ディスプレイは5.20インチHD(約282dpi)となっています。
各種アプリによる情報を見ると、CPUは221MHz〜1.25GHzで動作するようになっており、RAMはトータル1853MB、起動したばかりで残り885MB(約47%)とのこと。なお、OSはAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)を採用しています。
前モデルのZenFone Max ZC550KLや少し上位の「ZenFone 3 Laser(型番:ZC551KL)」と比べると以下のような違いになります。ざっくりと言えば、スペック的にはZenFone Maxの据え置きという印象で、ZenFone 3 Laser ZC551KLはZenFone Maxの1世代または1ワンランク上という感じ。
まずは基本操作をしているところを動画で紹介しておきます。ホーム画面や設定、通知などの切り替え、アプリ起動などは普通に行なえますが、やはりZenFone 3 Laserよりも遅い印象は否めません。
また、作業を継続していき、例えば、複数のタブをWebブラウザーで開いたりしていくとかなり動作が緩慢になったりもします。我慢できないかと言われれば人によりけりだと思われますが、個人的にはZenFone 3 Laserとの差は明らかにあるかなと思えました。
【ZenFone 3 Max ZC520TLを操作しているムービー】
続いて、ベンチマークに移りますが、筆者の通例通りに「AnTuTu Benchmark」および「Geeksbench 4」、「3D Mark(Ice Storm Unlimited」、「Quadrant Standard Edtion」を実施しました。
【ZenFone 3 Max ZC520TLのAnTuTu Benchmark】
【ZenFone 3 Max ZC520TLのGeeksbench 4】
【ZenFone 3 Max ZC520TLの3D Mark】
【ZenFone 3 Max ZC520TLのQuadrant Standard Edtion】
結果をまとめると以下の通り。過去のベンチマークを辿っていくと、AnTuTu Benchmark、Geeksbench(シングル、マルチ)、3D Markの結果がZenFone Maxでは、25483および574、2274、4394となっていました。CPUの特にマルチコア性能やGPUの性能は低く、それ以外は同じか高くなっており、全体の性能バランスでは少し上というところでしょうか。
個人的にはこのクラスの動作は日常使いにはちょっと緩慢過ぎて辛いところですが、ガシガシ使わずにバッテリー持ちを重視するライトユーザーなら価格も約2万円と安いですしありなのかもしれません。
余裕があるならZenFone 3 Laserやそれ以上の製品をオススメしたいところですし、少しでも安いほうがということであれば、同じ価格帯なら「HUAWEI P9 lite」のほうが動作は良いかなと思ったりもしますが、電池持ちを考えると大容量4100mAhは安心感があり、どちらが良いかというところでしょうか。
アプリ名:CPU-Z
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:CPUID
バージョン:1.21
ANDROID 要件:2.2以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.cpuid.cpu_z
アプリ名:Antutu Benchmark
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:AnTuTu
バージョン:端末により異なります
ANDROID 要件:端末により異なります
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.antutu.ABenchMark
アプリ名:Geekbench 4
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:Primate Labs Inc.
バージョン:4.0.3
ANDROID 要件:4.0以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.primatelabs.geekbench
アプリ名:3DMark - The Gamer's Benchmark
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:Futuremark Oy
バージョン:1.6.3428
ANDROID 要件:4.0以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.futuremark.dmandroid.application
アプリ名:Quadrant Standard Edition
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:Aurora Softworks
バージョン:2.1.1
ANDROID 要件:1.5以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.aurorasoftworks.quadrant.ui.standard
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各種アプリによる情報を見ると、CPUは221MHz〜1.25GHzで動作するようになっており、RAMはトータル1853MB、起動したばかりで残り885MB(約47%)とのこと。なお、OSはAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)を採用しています。
前モデルのZenFone Max ZC550KLや少し上位の「ZenFone 3 Laser(型番:ZC551KL)」と比べると以下のような違いになります。ざっくりと言えば、スペック的にはZenFone Maxの据え置きという印象で、ZenFone 3 Laser ZC551KLはZenFone Maxの1世代または1ワンランク上という感じ。
機種 | ZenFone 3 Max | ZenFone Max | ZenFone 3 Laser |
型番 | ZC520TL | ZC550KL | ZC551KL |
画面 | 5.2型HD | 5.5型HD | 5.5型FHD |
大きさ | 149.5×73.7×8.55mm | 156×77.5×5.2〜10.55mm | 149×76×7.9mm |
重さ | 160g | 202g | 150g |
SoC | MT6737M | Snapdragon 410 | Snapdragon 430 |
CPU | 1.25GHz A53×4 | 1.2GHz A53×4 | 1.4GHz A53×8 |
GPU | Mali T720 MP2 | Adreno 306 | Adreno 505 |
RAM | 2GB | 2GB | 4GB |
電池容量 | 4100mAh | 5000mAh | 3000mAh |
まずは基本操作をしているところを動画で紹介しておきます。ホーム画面や設定、通知などの切り替え、アプリ起動などは普通に行なえますが、やはりZenFone 3 Laserよりも遅い印象は否めません。
また、作業を継続していき、例えば、複数のタブをWebブラウザーで開いたりしていくとかなり動作が緩慢になったりもします。我慢できないかと言われれば人によりけりだと思われますが、個人的にはZenFone 3 Laserとの差は明らかにあるかなと思えました。
【ZenFone 3 Max ZC520TLを操作しているムービー】
続いて、ベンチマークに移りますが、筆者の通例通りに「AnTuTu Benchmark」および「Geeksbench 4」、「3D Mark(Ice Storm Unlimited」、「Quadrant Standard Edtion」を実施しました。
【ZenFone 3 Max ZC520TLのAnTuTu Benchmark】
【ZenFone 3 Max ZC520TLのGeeksbench 4】
【ZenFone 3 Max ZC520TLの3D Mark】
【ZenFone 3 Max ZC520TLのQuadrant Standard Edtion】
結果をまとめると以下の通り。過去のベンチマークを辿っていくと、AnTuTu Benchmark、Geeksbench(シングル、マルチ)、3D Markの結果がZenFone Maxでは、25483および574、2274、4394となっていました。CPUの特にマルチコア性能やGPUの性能は低く、それ以外は同じか高くなっており、全体の性能バランスでは少し上というところでしょうか。
アプリ | 1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 | |
AnTuTu | 29275 | 29165 | 29226 | 29222 | |
Geeksbench 4 | シングルコア | 566 | 566 | 568 | 567 |
マルチコア | 1355 | 1331 | 1343 | 1343 | |
3D Mark | 3876 | 3866 | 3870 | 3871 | |
Quadrant | 11864 | 11980 | 12030 | 11958 |
個人的にはこのクラスの動作は日常使いにはちょっと緩慢過ぎて辛いところですが、ガシガシ使わずにバッテリー持ちを重視するライトユーザーなら価格も約2万円と安いですしありなのかもしれません。
余裕があるならZenFone 3 Laserやそれ以上の製品をオススメしたいところですし、少しでも安いほうがということであれば、同じ価格帯なら「HUAWEI P9 lite」のほうが動作は良いかなと思ったりもしますが、電池持ちを考えると大容量4100mAhは安心感があり、どちらが良いかというところでしょうか。
記事執筆:memn0ck
アプリ名:CPU-Z
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:CPUID
バージョン:1.21
ANDROID 要件:2.2以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.cpuid.cpu_z
アプリ名:Antutu Benchmark
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:AnTuTu
バージョン:端末により異なります
ANDROID 要件:端末により異なります
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.antutu.ABenchMark
アプリ名:Geekbench 4
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:Primate Labs Inc.
バージョン:4.0.3
ANDROID 要件:4.0以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.primatelabs.geekbench
アプリ名:3DMark - The Gamer's Benchmark
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:Futuremark Oy
バージョン:1.6.3428
ANDROID 要件:4.0以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.futuremark.dmandroid.application
アプリ名:Quadrant Standard Edition
価格:無料
カテゴリ: ツール
開発者:Aurora Softworks
バージョン:2.1.1
ANDROID 要件:1.5以上
Google Play Store:http://play.google.com/store/apps/details?id=com.aurorasoftworks.quadrant.ui.standard
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