AndroidフィーチャーフォンをUQ mobileでも

UQコミュニケーションズ(以下、UQ)およびUQモバイル沖縄が1月25日に仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している携帯電話サービス「UQ mobile」についての記者説明会「UQコミュニケーションサロン」を都内で開催した。

説明会では新たに折りたたみ型ケータイ「DIGNO Phone(型番:KYF31U)」(京セラ製)を3月下旬に発売することを明らかにした。

DIGNO PhoneはAndroidをベースとした携帯電話(フィーチャーフォン)で、操作はタッチパネルではなくダイヤルキーなどで行う。4G LTEやau VoLTE、おサイフケータイ(FeliCa)に対応し、UQ mobileが従来のフィーチャーフォンユーザーの乗り換えを狙う戦略的製品だ。

なお、Google Playには非対応であるためにアプリの追加はできないものとしている。今回はタッチ&トライコーナーにてDIGNO Phoneの実機に触れることができたので写真と動画で紹介していく。



DIGNO Phoneはau向け「GRATINA 4G」(2016年2月発売)のUQ mobile版に当たる。主な仕様も同じでチップセットにはQualcomm製「Snapdragon 210(MSM8909)」(1.1GHzオクタコアCPU)を搭載し、1GB内蔵メモリー(RAM)、8GB内部ストレージ、microSDHCカード(最大32GBまで)、約800万画素アウトカメラ、1500mAhバッテリー、ワンセグ、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.1に対応する。防水(IPX5・8)および防塵(IP5X)、耐衝撃(MIL-STD-810G Method 516.7:Shock-Procedure IV)など安心の仕様だ。

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ディスプレイは約3.4インチFWVGA(480×854ドット)。サイズ的にもいわゆる”ガラケー”らしい見え方をする。

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ハードキーはひとつひとつが分離しているため、押しやすい。下部にはカスタマイズ可能な3つのファンクションキーがある。

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カラーは「ホワイト」と「グレイ」の2色。グレイは内側がブラックであるため、ヒンジ部分と上面カバーでツートンカラーとなっている。サブディスプレイには時計や着信などが表示される。

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背面には800万画素カメラのほかに充電用の接点がある。卓上ホルダのオプションはないが、auのGRATINA 4Gのものが使えるとのことだった。

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ホーム画面にはショートカットアイコンが並ぶ(写真=左)。センターキーを押すと機能一覧がアイコンで表示される(写真=右)。方向キーおよびテンキーでダイレクトに機能を呼び出すことができる。

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また表示をアイコンからテキスト主体のものに切り替えることも可能だ(写真=右)。大きな文字から項目を上下キーで選ぶ操作はわかりやすいのではないだろうか。

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UQ mobileアプリで合計データ残量の確認や契約の確認ができるほか、速度を遅くすることでパケット通信をカウントしないターボモードのオフ設定も行える(写真=左)。Webブラウザーはテンキーをタッチパッド代わりとしてカーソルを自由に操作することも可能だ。

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カメラはセンターキーで撮影ができるほか、側面のマナーモードスイッチをシャッターボタンとして使うこともできる。モノクロやコミック風など、さまざまなエフェクトも用意されている。

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左側面(写真=上)にはmicroUSB端子、右側面(写真=下)にはストラップホールとマナーモード兼シャッターボタンがある。サブディスプレイの表示切り替えもこのボタンで行える。

【DIGNO Phoneなどを発表したUQ mobileの新製品を動画で紹介】

動画リンク:https://youtu.be/0eETKrQQ3xY

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WiMAXによる高速通信・大容量通信というイメージを持つUQだが、UQ mobileでは通話やメールしか使わないというユーザーの受け皿としてDIGNO Phoneのような製品も必要不可欠だ。発売は3月下旬としばらく先となるが、DIGNO Phoneは息の長いモデルとなりそうだ。



記事執筆:mi2_303


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