auから最新エクスペリアスマホ「Xperia XZs SOV35」が発表!

KDDIおよび沖縄セルラー電話は10日、今夏に発売するau向け「2017年夏モデル」としてソニーブランドの最新フラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia XZs SOV35」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発表しています。

発売日は2017年5月26日(金)で、発売に先立ってauショップなどのau携帯電話取扱店および公式Webストア「au Online Shop」にて事前予約受付を実施し、旗艦店「au SENDAI」および「au SHINJUKU」、「au NAGOYA」、「au OSAKA」、「au FUKUOKA」にて5月24日(水)より先行展示するとのこと。また5月26日から6月30日までにXperia XZs SOV35および「Xperia XZ SOV34」を購入した場合に定額制音楽配信サービス「うたパス(月額税込324円)」を1年間利用できる年間パスポートを提供します。

昨年よりスタートした「Xperia X」シリーズにおいてフラッグシップモデルとして昨年秋冬に登場した「Xperia XZ」の改良モデルで、今年2月にスペイン・バルセロナで開催された家電展示会「MWC 2017」にて同時に発表された「Xperia XZ Premium」と同じく新開発の「Motion Eyeカメラ」を搭載し、スーパースローモーションや先読み撮影に対応しています。

日本ではすでにSoftBank向け「Xperia XZs 602SO」が5月下旬以降に発売すると発表されていますが、auからもXperia XZsが投入され、SoftBank向けと同様におサイフケータイ(FeliCa)やワンセグ・フルセグにも対応するほか、本体色が海外で発表されていた色に加えて新たにシトラスを追加した4色展開になっています。

またau向けは外観では背面の中央はグローバル向けやSoftBank向けと同様に「XPERIA」ロゴですが、下部に「au」ロゴと型番「SOV35」が記載され、auの各サービスのアプリなどがプリインストールされています。通信速度は下り最大370Mbpsおよび上り最大37.5Mbpsに対応。なお、auでは5月30日(火)10時より「au発表会 2017 Summer」を開催する予定。

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Xperia XZs SOV35の表裏面。左からブラックおよびウォームシルバー、アイスブルー、シトラス

Xperia XZs SOV35は、ソニーブランドの新しいフラッグシップスマホであるXperia XZsのau版です。昨年夏は5インチサイズの「Xperia X Performance」でしたが、今年の夏は5.2インチのXperia XZの改良版となりました。

改良版とはいえ、他メーカーのハイエンドモデルと比べて弱点だった内蔵メモリー(RAM)も4GB LPDDR4に増量され、ソニーが独自に開発した世界初メモリー積層センサーによるMotion Eyeカメラを搭載しており、差別化はされています。Xperia XZsとXperia XZの主な比較は以下の通り。

機種Xperia XZsXperia XZ
型番SOV35SOV34
画面5.2型FHD5.2型FHD
大きさ146×72×8.1mm146×72×8.1mm
重さ161g161g
SoCS820S820
RAM4GB3GB
背面カメラ1900万画素
(1画素1.22μm)
2300万画素
(1画素1.12μm)
スロー960fps
先読み撮影
前面カメラ1300万画素1300万画素
電池容量2900mAh2900mAh
スマートSTAMINA

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Xperia XZs SOV35の各部位


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au版とSoftBank版(外観はグローバル版と同様)の比較

Motion Eyeカメラにより、世界初の最大960fpsスーパースローモーション機能に対応し、新規開発された「Predictive Capture(先読み撮影)」機能では被写体の動きを検出すると、自動的に最大4フレーム分の画像をバッファリングし、シャッターが押される直前の画像も記録することで決定的な瞬間を撮ることが可能となっています。

またリアカメラのセンサーは新たに1/2.3型(1画素1.22μm)の有効画素数約1900万画素メモリー積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載し、Xperia XZよりも画素数が少なくなったために1画素当たりのピクセルサイズが19%大きくなり、さらに多重AD処理によってADノイズを50%少なくできるようになったため、暗いところでもより明るくノイズの少ない綺麗な写真が撮れるようになっています。

さらにメインのイメージセンサーに加えてレーザーオートフォーカスセンサーやRGBC-IRセンサーと合わせてトリプルセンシング技術に加え、ISO12800、4Kムービー撮影、5軸スタビライザー、BIONZ for mobileなどにも従来通り対応。

レンズも新開発のF2.0で25mmのGレンズを採用し、高解像度でも細部まで歪まずにくっきり撮影可能で、メモリー積層センサーによるアンチディストーションでゆがんだ場合に補正を実現しています。

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またバッテリー周りも改良が進み、劣化しにくい仕組みが利用者の行動パターンを学習して充電を最適化するいたわり充電がさらにアラーム設定とリンクして使いやすくなったほか、STAMINAモ ードが従来の3段階の節電レベルを選択できるのに加えて学習エンジンで使用状況を学習し、電池の減少傾向を予測して次の充電まで持たなそうなときに「スマートSTAMINA通知」でお知らせしてくれるようになっています。

それ以外はXperia XZの改良モデルとして約5.2インチフルHD(1080×1920ドット)IPS液晶「トリルミナスディスプレイ for mobile」や64bit対応Qualcomm製クアッドコアCPU「Snapdragon 820(MSM8996)」(2.2GHz×2コア+1.6GHz×2コア)や32GB内蔵ストレージ、広角22mm・F2.0レンズを採用した1/3.06型約1300万画素積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobie」によるフロントカメラなどと同じ仕様です。

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特に珍しくサイズやデザインといった外観も同じとなっており、サイズは約146×72×8.1mm、質量は約161gで、Xperia XZではじめて採用された神戸製鋼のアルミニウム純度・輝度が高い金属素材「アルカレイド」を外装に使っています。

デザインはXperia Xシリーズから採用しているつぎ目のない「Unified Design」を継承しつつ、持ったときのフィット感をより強くするために側面に丸みを持たせて断面が上下左右対称のループのように見える「Loop Surface」に。ただし、Xperia XZと同じく背面下部のアンテナラインが存在します。

本体色はXperia XZがフォレストブルーおよびミネラルブラック、プラチナ、ディープピンクの4色でしたが、Xperia XZsはアイスブルーおよびブラック、ウォームシルバー、シトラスの4色展開。なお、Xperia XZと同様にディスプレイを覆うのは端が湾曲した2.5Dガラス「Gorilla Glass」(Corning製)を採用。

サンドブラスト加工を施したマットな質感となっていますが、アイスブルーやシトラスは発色が良く夏を想起する海=ブルー、ひまわり=シトラスといったところ。引き続き、防水(IPX5およびIPX8準拠)や防塵(IP6X準拠)に対応し、キー配置も同じで右側面に指紋センサーを内蔵した電源キーや音量上下キー、カメラ/シャッターキーを搭載。

本体下部にある充電・データ通信端子がUSB Type-C規格で、急速充電「Quick Charge 3.0(QC3.0)」に対応。バッテリーは容量が2900mAhで、Qnovo Adaptive Chargingやスタミナモード、急速充電に対応。上述通り、バッテリー機能では「Qnovo Adaptive Charging」や「Battery Care」も同じく対応。

その他の仕様は、microSDXCカードスロット(最大256GBまで)、2.4および5.xGHz対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)、Bluetooth 4.2、NFC Type A/B/F、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)、VoLTE、緊急速報メール、Miracast、Google Cast、DLNA、ハイレゾ音源対応、DSEE HX、LDAC、Clear Audio+、S-Force Front Surround、ステレオ録音、デジタルノイズキャンセリング、PS4リモートプレイなどに対応。OSはAndroid 7.1(開発コード名:Nougat)を採用。

その他、au公式アクセサリー「au +1 collection」から高純度メタル素材を使用した一体感のある上質な端末デザインを着飾る、スタイリッシュで機能的なカバーやケース、保護フィルムやガラスといった定番アイテムも順次発売します。



◯主な仕様
機種名Xperia XZs SOV35
寸法(高さ×幅×厚さ:mm)約146×72×8.1
質量(g)約161
OSAndroid 7.1
CPU
(チップ名、クロック)
Snapdragon 820 MSM8996
64bit対応クアッドコア(2.2GHzデュアル+1.6GHzデュアル)
内蔵メモリー(RAM)4GB
内蔵ストレージ32GB
外部ストレージ
(最大対応容量)
microSDXC(256GB)
バッテリー容量2900mAh
連続待受時間(静止時[自動])
(4G LTE・WiMAX 2+:時間)
約630
連続通話時間
(VoLTE:分)
約1710
電池持ち時間(時間)約95
充電時間(分)約160
ディスプレイ
(サイズ:インチ、解像度:ドット、
方式、発色数)
約5.2インチ
フルHD 1080×1920
TFT液晶 トリルミナス ディスプレイ for mobile
1677万色
4G(LTE、受信時最大/送信時最大)370Mbps/37.5Mbps
VoLTE
4G対応周波数帯
(3.5GHz/2.5GHz/2GHz/
1.5GHz/800MHz/700MHz)
ー/○/○/ー/○/○
外側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射積層型CMOS
約1920万/約1910万
内側カメラ機能
(撮像素子種類、有効画素数/記録画素数)
裏面照射型CMOS
約1320万/約1310万
防水/防塵○/○(IPX5、8/IP6X)
Bluetooth○(4.2)
ワンセグ/フルセグ
(◎は録画対応)
◎/◎
ハイレゾオーディオ対応
UIMカードau Nano IC Card 04(VoLTE)
ブラック、ウォームシルバー、アイスブルー、シトラス
製造メーカーソニーモバイル コミュニケーションズ
※1 外付けのアンテナケーブル「ソニーモバイルTVアンテナケーブル02」(同梱)が必要です。
※2 仕様は発表時点のもので、製品版は変更になる場合があります。



記事執筆:memn0ck


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