IFA 2017に展示されていたソニーの最新小型ハイスペックスマホ「Xperia XZ1 Compact」をチェック!

既報通り、Sonyがドイツ・ベルリンにて2017年9月1日(金)から9月6日(水)まで開催されていた世界最大級の家電見本市「IFA 2017」に合わせてプレスカンファレンスを開催し、Sonyブランドのフラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia XZ1」およびその小型モデル「Xperia XZ1 Compact」などを発表した。

各製品ともに今秋にグローバル市場にて発売予定で、Xperia XZ1およびXperia XZ1 Compactについては日本でも発売すると見られ、恐らくNTTドコモなどの携帯電話会社から冬モデルとして登場すると予想される。

そこで今回は、IFA 2017でのSonyブースで実際にXperia XZ1 Compactの実機を試した模様を写真を交えて紹介する。2015年秋冬モデルとして発売された「Xperia Z5 Compact」以来、2年ぶりのコンパクトハイエンドはどう変わったのだろうか。

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Xperia XZ1 Compactは同時に発表されたXperia XZ1や今夏モデル「Xperia XZ Premium」と同じく最新のハイエンド向けチップセット「Qualcomm Snapdragon 835(MSM8998)」や4GB LPDDR4内蔵メモリー(RAM)、Sonyが独自開発したメモリー積層型CMOSのMotion Eyeカメラを搭載したコンパクトハイスペックスマホだ。

前述通り、Xperia Z5 Compactやさらにその前の2014年発売で人気だった「Xperia Z3 Compact」の後継機種で、同じ約4.6インチHD(720×1280ドット)IPS液晶「トリルミナスディスプレイ for mobile」を搭載する。昨年も4.6インチサイズのスマホは発売したが、ややスペックを落とした「Xperia X Compact」だっただけにコンパクトハイスペックスマホを愛用している人は注目の機種となる。

機種XZ1 CompactX Compact Z5 CompactZ3 Compact
発売時期2017年秋冬2016年秋冬2015年秋冬2014年秋冬
画面4.6型HD4.6型HD4.6型HD4.6型HD
大きさ mm129×65×9.3129×65×9.5127×65×8.9127×65×8.5
重さ g140135138129
電池容量 mAh2700270027002600
SoCS835S650S810S801
RAM4GB3GB2GB2GB
ストレージ32GB32GB32GB16GB
USBType-CType-Cmicro-Bmicro-B
指紋認証
本体色White Silver
Black
Horizon Blue
Twilight Pink
Mist Blue
White
Universe Black
Soft Pink
White
Graphite Black
Coral
Yellow
White
Green
Orange
Black

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外観はXperia XZ1と共通で「Xperia X」シリーズの継ぎ目のない「ユニファイドデザイン」を継承しているものの、Xperia XZ1とは異なって背面パネルは金属製ではなく、プラスチック製となっている。

ただし、新たにグラスファイバーを混ぜ込んでおり、ダイヤモンドカットエッジによって金属のようなプレミアムな質感としているとのこと。実際にパッと見ではメタル感があり、プラスチック素材のため塗装も金属よりも綺麗に仕上げられているという。

また合わせてアンチツイスト性能を高めるジョイント構造によって強度を高めており、長期間の利用も安心して行えるとしている。

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ジョイント構造

前面はディスプレイを覆う端が湾曲した2.5Dガラス「Gorilla Glass 5」(Corning製)を採用し、Xperia Z3シリーズ以降と同じく背面と前面の画面の周り(ベゼル)の色が統一されている。もちろん、防水・防塵(IP65・IP68準拠)にも対応する。

本体右側面に指紋センサーを内蔵した電源/スリープキーや音量上下キー、カメラ/シャッターキー、左側面にSIMカード・microSDカードスロット、上側面に3.5mmイヤホンマイク端子、下側面にUSB Type-C端子(USB 3.1 Gen 1)を搭載するのも従来通りだ。

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Xperia XZ1 Compactの左右側面


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Xperia XZ1 Compactの上下側面


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USB Type-C端子や3.5mmイヤホンマイク端子はキャップレス防水対応

リアカメラはXperia XZsやXperia XZ Premium、Xperia XZ1と同じ1/2.3型(1画素1.22μm)の有効画素数約1900万画素メモリー積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」とF2.0で35mm換算で25mm相当のGレンズを搭載し、最大960fpsスローモーション撮影やトリプルセンシング技術、先読みハイブリッドオートフォーカス、ISO12800、4Kムービー撮影、5軸スタビライザー、BIONZ for mobile、0.5秒撮影などに対応。

またフロントカメラはXperia XZ1などとは異なっており、120°の35mm換算で広角の18mm相当レンズを採用した1/4型約800万画素裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobie」を搭載し、超広角で友だちなどと一緒にセルフィー(いわゆる「Wefie」)が撮れる。なお、通常の画角80°に切り替えて撮影も可能。

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リアカメラモジュール


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フロントカメラの超広角が特長

主な仕様は32GB内蔵ストレージ(UFS)およびmicroSDXCカードスロット(最大256GBまで)、2.4および5.xGHzデュアルバンド対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)およびBluetooth 5.0、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)、スピーカーなど。

バッテリー関連はSmart Stamina 3.0やQnovo Adaptive Charging、Battery Care、スタミナモード、急速充電「Quick Charge 3.0」、USB給電に対応。電池容量がXperia XZ1も同じ2700mAhで、画面のサイズや解像度がXperia XZ1 Compactのほうが小さいため、よりバッテリー持ちは良いと思われる。

OSはAndroid 8.0(開発コード名:Oreo)を採用し、サービス面ではGoogle CastやDLNA、Miracast、ハイレゾ音源、DSEE HX、LDAC、デジタルノイズキャンセリング、Clear Audio+、S-Force Front Surround、ステレオ録音、PS4リモートプレイなどに対応。

シングルSIMおよびデュアルSIMのモデルが用意され、SIMカードスロットはnanoSIMカード(4FF)サイズになっています。携帯電話ネットワークではLTE UE Category 15に対応し、下り最大800Mbpsおよび上り最大100Mbpsで利用可能。


動画リンク:https://youtu.be/j_LU9oZEKOo


動画リンク:https://youtu.be/fqyTTKaNal0

記事執筆:S-MAX編集部
写真撮影:佐野 正弘


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