docomo向けにソニーの最新フラッグシップスマホ「Xperia XZ2」が登場! |
NTTドコモは16日、今夏に発売・開始する新製品や新サービスを披露する「2018夏 新サービス・新商品発表会」を都内で開催し、アスペクト比9:18の縦長な約5.7インチフルHD+(1080×2160ドット)TFT液晶「トリルミナスディスプレイ」を搭載したAndroid 8.0(開発コード名:Oreo)採用のフラッグシップスマートフォン(スマホ)「Xperia XZ2 SO-03K」(ソニーモバイルコミュニケーションズ製)を発表しています。
発売時期は2018年5月下旬を予定し、すでに本日5月16日12時00分からドコモショップ店頭や公式Webストア「ドコモオンラインショップ」などにて事前予約が開始されています。価格は本体代が94,608円、実質負担額が新規契約および機種変更で47,952円、他社から乗り換え(MNP)で32,400円。
Xperia XZ2 SO-03Kは海外では今年2月に発表されたソニーブランドの「Xperia」シリーズにおける最新フラッグシップスマホ「Xperia XZ2」のNTTドコモ版で、前機種「Xperia XZ1」からデザインを刷新してデザインコンセプト「Ambient Flow」を採用し、新たに縦長画面を搭載したハイエンドモデルです。
日本ではすでにSoftBank向け「Xperia XZ2(型番:702SO)」およびau向け「Xperia XZ2(型番:SOV37)」が先行して発表されていますが、発売時期は同じ5月下旬となっています。なお、NTTドコモではXperia XZ2 SO-03Kを「驚きと感動をその手に。生まれ変わったXperia。」としてプロモーションしていくとのこと。
またSoftBank版やau版と同様にNTTドコモ版でも日本向けにおサイフケータイ(FeliCa)やワンセグ・フルセグ(地上デジタルテレビ)に対応し、NTTドコモでは携帯電話の最大通信速度が5波のキャリアアグリゲーション(CA)をサポートした下り988Mbpsおよび上り75Mbpsとなります。
新しいデザインコンセプトのAmbient Flowは、これまでの「Loop Surface」のような薄い板をイメージしたものから“液体”をイメージした流れるような背面がドーム状に膨らんだ形状となり、背面パネルの素材も従来の金属ではなく、前面と同じく3Dラウンドガラス「Gorilla Glass 5」(Corning製)を用いています。
カラーコンセプトも「Liquidity of light(光の透過)」となり、au版や海外版と同じくSoftBank版にはないアッシュピンクもラインナップされ、リキッドシルバーおよびリキッドブラック、ディープグリーンの合計4色展開となります。サイズは約153×72×11.1mm(最薄部6mm)、質量は約198g。
機種 | Xperia XZ2 | Xperia XZ1 | Xperia XZs | Xperia XZ | Xperia Z5 |
型番 | SO-03K | SO-01K | SO-03J | SO-01J | SO-01H |
画面 | 5.7型FHD+ | 5.2型FHD | 5.2型FHD | 5.2型FHD | 5.2型FHD |
大きさ | 153×72×11.1mm | 148×73×7.4mm | 146×72×8.1mm | 146×72×8.1mm | 146×72×7.3mm |
重さ | 198g | 156g | 161g | 161g | 154g |
外装 | 3Dガラス | アルミ | アルミ | アルミ | アルミ |
SoC | S845 | S835 | S820 | S820 | S810 |
RAM | 4GB | 4GB | 4GB | 3GB | 3GB |
背面カメラ | 1900万画素 (1画素1.22μm) | 2300万画素 (1画素1.12μm) | |||
960fps撮影 | ◯(FHD・HD) | ◯(HD) | ◯(HD) | ー | ー |
3Dクリエイター | ◯(背面・前面) | ◯(背面) | ー | ー | ー |
前面カメラ | 500万画素 | 1300万画素 | 1300万画素 | 1300万画素 | 510万画素 |
電池容量 | 3060mAh | 2700mAh | 2900mAh | 2900mAh | 2900mAh |
無線充電 | ◯ | ― | ― | ― | ― |
スマート STAMINA | ◯ | ◯ | ◯ | ー | ー |
DVS | ◯ | ― | ― | ― | ― |
指紋認証 | 背面 | 右側面 | 右側面 | 右側面 | 右側面 |
USB | Type-C | Type-C | Type-C | Type-C | micro-B |
外観はこれまでと同じように前面は海外版と同じく画面の下に「SONY」ロゴ、背面下部に「Xperia」ロゴは同じですが、背面のXperiaロゴの下に型番「SO-03K」、背面中央の指紋センサーの下に「docomo」ロゴが追加されており、非接触通信のマークもおサイフケータイのマークに変わっています。
もちろん、防水(IPX5およびIPX8準拠)および防塵(IP6X準拠)にも対応し、背面は美しいガラスと光の流れのおかげであらゆる角度から美しい反射と輝きを提供するとのことで、側面は金属製で高級感のある仕上がりになっています。
Xperia XZ2 | NTTドコモ版 | au版 | SoftBank版 | グローバル版 |
型番 | SO-03K | SOV37 | 702SO | ー |
正面上部 | SONY | SONY | SONY | SONY |
背面右上 | ー | ― | ― | ー |
背面中央 | docomo | au | ― | ― |
背面下部 | Xperia SO-03K | Xperia SOV37 | Xperia | Xperia |
ICマーク | FeliCa | FeliCa | NFC | NFC |
また背面パネルがガラスになったため、ワイヤレス充電(Qi準拠)にも対応。バッテリー容量は3060mAhと海外版の3180mAhより少なく、これまでと同様にSmart Stamina 3.0やQnovo Adaptive Charging、Battery Care、スタミナモード、USB給電に対応し、急速充電は「Quick Charge 3.0」や「USB PD」に対応。
連続通話時間は4G(VoLTE)で約2010分、3G(W-CDMA方式)で約2000分、2G(GSM方式)で約2000分、連続待受時間は4G(FDD-LTE方式およびTD-LTE方式)で約620時間、3G(W-CDMA方式)で約620時間、2G(GSM方式)で約600時間、充電時間は約160分。充電・外部接続端子は下側面にUSB Type-C端子(USB 3.1 Gen 1)を搭載。
また従来は右側面に指紋センサー兼電源キーを搭載していましたが、新たに指紋センサーは背面のリアカメラの下に移動し、右側面は電源キーおよび音量上下キー、カメラキーが配置。さらに3.5mmイヤホンマイク端子が省かれたため、有線でイヤホンを使う場合にはUSB Type-C端子から変換アダプターを使います。
リアカメラはXperia XZsやXperia XZ1などと同じソニーが開発した1/2.3型(1画素1.22μm)の有効画素数約1920万画素メモリー積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」によるMotion Eyeカメラを背面に搭載し、新たにスマホでは世界初のHLG(Hybrid Log Gamma)フォーマットによる4K HDRムービー撮影に対応。
Motion Eyeカメラは先読み撮影「Predictive Capture」機能で被写体の動きを検出して自動的に最大4フレーム分の画像をバッファリングし、シャッターが押される直前の画像も記録することで決定的な瞬間を捉ることが可能。レンズも同じくF2.0で25mmのGレンズ(画角80°)を採用しています。
トリプルセンシング技術や先読みハイブリッドオートフォーカス、5軸スタビライザー、BIONZ for mobileなどに対応し、最大960fpsスーパースローモーションは新たにフルHD(1920×1080ドット)での撮影に対応しました。ISO感度は静止画で最大12800、動画で最大4000まで。
フロントカメラはF2.2+広角23mmレンズ(画角90°)と1/5型約500万画素積層型CMOSセンサー「Exmor RS for mobie」を搭載し、3Dクリエイターもリアカメラだけでなく、フロントカメラでも利用できるようになっています。
主な仕様は4GB内蔵メモリー(RAM)および64GB内蔵ストレージ(UFS)、microSDXCカードスロット(最大400GBまで)、2.4および5.xGHzデュアルバンド対応でIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN(Wi-Fi)およびBluetooth 5.0、NFC Type A/B、位置情報取得(A-GPS・GLONASS)、nanoSIMカード(4FF)など。
サービス面ではGoogle CastやDLNA、Miracast、ハイレゾ音源、DSEE HX、LDAC、Clear Audio+、S-Forceフロントステレオスピーカー、ステレオ録音、PS4リモートプレイなどに対応し、新たにゲームや映像などでよりリアリティーのある体験ができるより大きな振動モーターによる「ダイナミックバイブレーションシステム(DVS)」にも対応しています。
なお、同社ではDVSによってゲームや映像などだけでなく、通常の通知においてもより大きく振動させることによって気づかない確率がほぼなくなるとしています。さらに外部スピーカーも改良され、音量はXperia史上最大とのことです。