![]() |
画面内指紋認証の高コスパスマホ「OPPO R17 Neo」を写真と動画でチェック! |
既報通り、UQコミュニケーションズ(以下、UQ)およびUQモバイル沖縄がauから回線を借り入れて仮想移動体通信事業者(MVNO)として提供している携帯電話サービス「UQ mobile」向け「2018年冬モデル」としてスマートフォン(スマホ)「OPPO R17 Neo(型番:CPH1893)」(OPPO Mobile Telecommunications製)を11月22日に発売しました。
同機は水滴型ノッチのある縦横比19.5:9という縦長な約6.4インチフルHD+(1080×2340ドット)の大型有機EL(AMOLED)ディスプレイを搭載し、日本国内で販売されるスマホとしては初となる画面内指紋認証機能にも対応した製品です。
しかしながら、本体価格は一括で38,988円。おしゃべりプランおよびぴったりプランにおけるマンスリー割が-540円/月×24回(総額-12,960円)となるため、実質負担額では26,028円(分割初回1,188円+1,080円/月×23回)となるなど、ハイコストパフォーマンスが最大の魅力となっています。
本記事では10月30日に都内で行われたUQ mobileの新商品タッチ&トライ会における展示コーナーにて実機にOPPO R17 Neoに触れる機会がありましたので、製品の外観や特長を写真や動画とともにご紹介します。
■すべてが鮮やか!美しさ際立つデザイン
本機を見てまず感じることは、ひたすらに「美しい」という点です。AMOLEDによる鮮やかでコントラスト比の高いディスプレイは流行りの全画面タイプで、上部のノッチ領域もカメラ部のみわずかに飛び出す程度と極限まで小さくデザインされています。
またノッチ形状も「水滴が落ちるような形」と説明担当者が語るように、ただの邪魔な機能ではなく端末のデザインの1つとしてうまくまとめられていて非常に良い印象を受けます。
全画面デザインの究極を求めるなら同社の最上位スマホ「OPPO Find X」のようにカメラをスライドギミックなどで収納する必要がありますが、そういった機構は設計や部品コストが上昇して廉価モデルには採用しづらいものでもあります。
また細かな可動ギミックは故障や不具合のリスクも高くなるため、本機のように外観デザインに落とし込みつつ最小限のデザインに留めるというやり方は普及価格帯の機種としては良い落としどころだと思われます。
背面のデザインの美しさにも目を見張るものがあります。ツヤ感の強い流行りのグロスカラー塗装に加え、ヘアライン状にキラキラと輝く背面は高級感や豪華さを強く主張します。
本体カラーはレッドとブルーの2色となっていますが、ブルーは本体下部に向けて徐々にピンク色へとグラデーションがかかっており、実に印象的な美しさを放ちます。
担当者によれば「空が白んでくる朝焼けの美しさを表現した」とのことで、前面の水滴型ノッチデザインとともにオシャレな印象を一層強く感じさせるカラーです。
側面も背面カラーで包み込まれており、丸みを帯びつつも削り込むように薄くデザインされています。元々厚さ7.4mmと非常に薄い本体を、さらに薄く見せています。
また背面から左右側面に向かう楕円状の曲面のおかげで本体の薄さにもかかわらずテーブルなどから手に取りやすく、実用面でも理にかなったデザインです。
本体重量も156gと同クラスのディスプレイサイズを持つ他端末と比べても非常に軽量で、6.4インチの大画面の印象から手に持った際に「お、軽い」と感じるほどでした。
■衝撃の画面内指紋認証機能!
そして何よりも本機を特徴付けている機能は画面内指紋認証機能でしょう。一見するとどこにも指紋認証センサーは見当たりませんが、実は画面下部のディスプレイ裏側に備えられており、ディスプレイを通して指紋認証を行っているのです。
技術的には非常に単純な実装でもあり、「バックライトや反射板が必要な液晶方式では実現できなかった。有機ELだからこそ実現できた」と担当者は語ります。
指紋の登録作業や認証動作、認証精度などは一般的な指紋認証センサーと何ら変わりません。登録作業時にごく僅かに時間が多く掛かる印象はありましたが、一度登録してしまえばほぼ利用することのない手順なので実利用上不便を感じることはないでしょう。
ほとんどデメリットのない見事な画面内実装ですが、直射日光下や画面を斜めから見た際に僅かに指紋認証センサーの場所が黒ずんで見えることがあります。これは薄いディスプレイの裏側にあるセンサーユニットが透けて見えているためですが、画面を凝視しなければ分からない程度のものです。
以下の動画でもセンサーユニットが透けて見える様子が確認できます。どうしても気になる方は家電量販店や直営店の「UQスポット」などで実機を確認してみると良いでしょう。
S-MAX:「OPPO R17 Neo」ファーストインプレッション
動画リンク:https://youtu.be/gab6JkDI0tE
■ミッドレンジながらも充実したスペック
主な本体性能は、チップセット(SoC)にクアルコム製「Snapdragon 660」(1.95GHz×4+1.8GHz×4、オクタコア)を採用、内蔵メモリー(RAM)が4GB、内蔵ストレージが128GB、外部ストレージとして最大256GBまでのmicroSDXCカードを利用できます。
SoCはミッドレンジ向けの中でも十分に高速なクラス。RAM容量にも余裕があり、何より内蔵ストレージとして128GB搭載している点は、もはや外部ストレージを必要としない人も多いかもしれません。
写真やアプリなど用途ごとに保存領域を選択する手間や外部ストレージの接触不良などでデータの読み書きが行えなかったり、データが消失するといったリスクを気にする必要がないのは、一般利用において大きなメリットです。
スペック上で面白い点はカメラ機能です。背面のリアカメラは約1600万画素+約200万画素のデュアルカメラですが、正面のフロントカメラは約2500万画素となっており、リアカメラよりも高画素になっています。昨今のセルフィー(自撮り)ブームに合わせた選択といえ、ニーズを良く研究している様子が伺えます。
■圧倒的なコストパフォーマンス!完成度も高く万人にオススメできる1台
本機は手に取ってすぐにその完成度の高さを感じさせるほどで、美しいAMOLEDディスプレイ、先進性を感じさせる画面内指紋認証や水滴型ノッチ、7.4mmの薄い筐体、156gの軽さなど、すべての要素が快適さにつながっています。
そしてそれらが税込で4万円を切る価格(実質価格では約26,000円)だという点が衝撃的で、にわかには信じられないレベルです。仮にこの端末が6~7万円台だと言われても多くの人が納得するでしょう。
超ハイコストパフォーマンススマホと呼んでも良い本機にデメリットがあるとしたら、それは「派手すぎて使う人を選ぶ」点やOSがAndroidのカスタムOSであるという点などです。
OSにはAndroid 8.1(開発コード名:Oreo)をベースにした「ColorOS 5.2」が実装されており、独自のホームアプリが標準実装されているほか、ユーザーインターフェース(UI)がiOSに酷似していてiPhoneユーザーなども違和感なく利用できる点がメリットですが、独自カスタマイズOSであるがゆえに、AndroidのOSがアップデートされてもColorOSのアップデートはしばらく後になるというデメリットがあります。
3万円台のスマホと言えば他社製品ではエントリークラスやローエンド製品すらあり得るだけに、処理の重いゲームのヘビーユースでもない限り、本機で満足できないユーザーはほとんどいないかもしれません。
料金プラン | プランS | プランM | プランL |
本体価格 | 38,988円(分割初回1,728円+1,620円/月×23回) | ||
マンスリー割 | -540円/月×24回(総額-12,960円) | ||
実質負担額 | 26,028円(分割初回1,188円+1,080円/月×23回) |
機種名 | OPPO R17 Neo CPH1893 |
寸法(高さ×幅×厚さ) | 約158.3×75.5×7.4mm |
質量 | 約156g |
OS | ColorOS 5.2(Based on Android 8.1 Oreo) |
ディスプレイ (サイズ:インチ、解像度、方式、発色数) | 約6.4インチ FHD+ (1080×2340ドット) 有機EL 1677万色 |
CPU (チップ名、クロック) | Snapdragon 660 1.95GHz×4+1.8GHz×4 オクタコア |
内蔵メモリー (ROM/RAM) | 128GB/4GB |
外部メモリー (最大対応容量) | microSDXC(256GB) |
バッテリー容量 | 3600mAh |
接続端子 | USB micro-B |
連続通話時間 (音声通話時/日本国内使用時) | 約1260分 |
連続待受時間※1 (日本国内使用時) | 約300時間 (4G LTEエリア/WiMAX 2+エリア) |
充電時間 | micro-B(5V・2A):約150分 |
電池パック取り外し | ー |
背面カメラ (画素数、F値) | 約1600万画素+約200万画素 |
前面カメラ(画素数、F値) | 約2500万画素 |
防水/防塵 | ー/ー |
ワンセグ/フルセグ | ー/ー |
おサイフケータイ(FeliCa) | ー |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
au VoLTE | ○ |
キャリアアグリゲーション | ○ |
最大通信速度(受信/送信) | 279Mbps/25Mbps |
Wi-Fi (対応規格:IEEE802.11a/b/g/n/ac) | ○/○/○/○/○ |
Bluetooth(対応バージョン) | ○(5.0) |
赤外線 | ー |
Miracast | ○ |
HDMI出力 | ー |
ハイレゾ音源 | ○ |
バッテリー節電 | ー |
SIMカード | nanoSIMカード |
色 | ・ブルー レッド |
メーカー | オッポジャパン |
記事執筆:秋吉 健
■関連リンク
・エスマックス(S-MAX)
・エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
・S-MAX - Facebookページ
・OPPO R17 Neo 関連記事一覧 - S-MAX
当方、R15 Neoを所有しているのですが、
正直、買って後悔しています。
むしろ、R11のほうが良かったなー……と。