オッポのハイスペックSIMフリースマホ「OPPO R17 Pro」を開封!

既報通り、オッポジャパンは11月26日に、日本市場向けのSIMフリースマートフォン(スマホ)「OPPO R17 Pro(型番:CPH1877)」および「OPPO AX7(型番:CPH1901)」(いずれもOPPO Mobile Telecommunications製)を12月中旬以降に発売すると発表した。

このうちのOPPO R17 Proは発売時の市場想定価格が税抜69,880円(税込75,470円)になる予定。販路はビックカメラグループおよびノジマ、ヤマダ電機、ヨドバシカメラ、Amazon.co.jp、IIJmio、楽天モバイルといった量販店およびECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)での取り扱いとなる。

すでにAmazon.co.jpや楽天モバイルなどでは予約受付を開始している。なお、楽天モバイルではオンラインおよび一部店舗でのみ取り扱う予定で、オンラインにおける機種変更時には価格が62,892円(税抜き)となっている。また一部の量販店では現時点で12月21日の販売開始と案内している。

今回はそんなOPPO R17 Proの評価機をオッポジャパンより借りることができたので、まずは開封して外観や同梱品をチェックしつつ、基本機能の指紋認証や顔認証の設定を中心にレビューする。

【まずは開封して内容物の確認】

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内容物一式

はじめに今回、OPPO R17 Proを新品の状態で借りることができたが、主にソフトウェア面において現時点ではあくまでも評価機ということなので、製品版とは仕様が異なる場合があることをあらかじめ了承いただきたい。

OPPO R17 Proのパッケージには本体のほか、保護ケース、ACアダプター、USBデータケーブル(USB Type-C)、SIMカードスロットピン、イヤホン、重要情報ガイド(安全ガイド)、クイックガイドが同梱品一式となる。

中でもACアダプターは同社の超高速充電「SuperVOOCフラッシュチャージ」に対応したもので、イヤホンは3.5mmイヤホンマイク端子がないため、端子部分が3.5mmイヤホンジャックではなく、USB Type-C端子に対応したものになっている。

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SIMカードスロット

OPPO R17 Proの本体の下部側面の右側にあるSIMカードスロットは、2枚のSIMカード(DSDV:デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応した「デュアルnano-SIM」仕様だ。

先に[http://s-max.jp/archives/1761209.html[開封レビューで紹介したOPPO AX7]]では、microSDカードも利用できるトリプルスロットだったが、OPPO R17 ProはSIMカードのみ利用できるスロットになっており、OPPO R17 Proでは外部ストレージ(microSDカードなど)には対応していないので注意が必要だ。なお、OPPO R17 Proの内蔵ストレージの容量は128GBとなっている。

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電源を入れると言語選択画面からはじまる


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初期設定を終了するとホーム画面に


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背面にはカメラレンズが縦方向に並ぶ

電源投入後、画面表示される案内の通り初期設定を進めていき、初期設定が終了すればホーム画面が表示される。OPPO R17 Proは、SIMフリースマホのため、通信キャリア系の設定画面が表示されることがなければ、プリインストールされている通信キャリア系のアプリもない。

ディスプレイは水滴型ノッチ(切り抜き)デザインを採用した約6.4インチFHD+(2340×1080ドット)有機EL(AMOLED)を搭載し、スクリーン比率は9:19.5、画面占有率は91.5%となる。背面には約1200万画像+約2000万画素のA.I.デュアルカメラを搭載し、前面にはA.I.ビューティー機能に対応した約2500万画素のフロントカメラを搭載する。

なお、オッポジャパンでは今年9月に発売した前機種「OPPO R15 Pro」では日本向けに防水・防塵やおサイフケータイ(FeliCa)に対応させていたが、OPPO R17 Proはフラッグシップモデルをできるだけ早く日本で展開したいということで対応していない。


【付属の純正保護ケースを装着してみた】

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保護ケースを装着した状態の背面

続いて、同梱する保護ケースを装着してみた。保護ケースはやや緑がかった脱着しやすいクリアなソフトケースで、左右側面のボタン類は、ケースを装着したまま操作できる。下部側面も、USB Type-Cのケーブルはケースを外すことなく接続できる。

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保護ケースは本体よりも厚みがある

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保護ケースを装着した状態で手に持った様子

しかしながら、同じく下部側面にあるSIMカードスロット部分は覆われているため、スロットを引き出す際はケースを外す必要がある。

またディスプレイ側は保護ケースのでっぱり(厚み)があるため、机などに裏面を向けて置いた場合、ディスプレイ面に傷が付くのを防ぐ仕様だ。

ケースを装着した状態で手に持った印象だが、ケースを装着したことによる大きさはそれほど感じず、滑り難い印象を受けた。ただ、本体背面の手触りが心地良いため、ケースを装着せずに使いたいという気持ちと葛藤することになりそうだ。


【指紋認証と顔認証を設定してみよう】

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端末情報画面(右)と設定画面(左)

設定画面内にある「端末情報」をタップすると、本体の仕様を確認できる。OPPO R17 ProのOSは、Android 8.1(開発コード名:Oreo)をベースにした最新バージョンの独自ユーザーインターフェース(UI)「ColorOS 5.2」を搭載する。またCPUや、内蔵メモリー(RAM)や内部ストレージの確認もこの画面でできる。

設定画面にある「指紋、顔およびパスコード」をタップすると指紋認証や顔認証の登録・設定ができる。「指紋、顔およびパスコード」の画面では、指紋や顔の登録をし、認証を有効にするかどうかの設定ができる。どちらも、画面の表示にあわせて進めていくことで、難しい操作などはなく登録や設定ができる。

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指紋、顔およびパスコード画面で、未登録(左)と登録済み(右)


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指紋認証の登録画面


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ロック解除時にはディスプレイに指紋認証の位置が表示される

OPPO R17 Proでもっとも特徴的と言えるのが、ディスプレイ指紋認証だろう。通常は物理的な指紋センサーを背面などに搭載し、そのセンサーに指を当てることで認証するが、OPPO R17 Proではディスプレイの下部に表示される指紋認証の位置に指を当てて認証する。

ディスプレイ指紋認証の位置表示は、ディスプレイ表示のように見えるが、構造上ディスプレイ自体の表示とは異なるため、スクリーンショットに反映されない。といっても、一般ユーザーが利用する分には得に不便を感じることはないだろう。

スリープ状態ではこの指紋位置表示は消えるが、本体を持ち上げることによって指紋位置が表示されストレスを感じない程度の速度で認証する。顔認証と併用することも可能で、顔認証を設定した場合は、ロック画面に「鍵マーク」が表示される。顔認証後、鍵マークが開き、スワイプ操作をすることでホーム画面に推移する。

指紋認証では、スワイプ操作が必要ないので、ロック画面の解除に関しては、指紋認証のほうが手順がひとつ簡略化できることになる。





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