グーグルスマホ「Pixel 3・3 XL」のおサイフケータイ(FeliCa)に不具合でソフトウェア更新!

Googleは13日、最新スマートフォン(スマホ)「Pixel 3」および「Pixel 3 XL」においておサイフケータイ(FeliCa)がまれに使えなくなる不具合を修正したソフトウェア更新を提供開始しています。すでにネットワーク経由による配信(OTA)がはじまっているほか、ファクトリーイメージも公開されています。

Pixel 3・3 XLでは更新内容が「重大なバグが修正され、パフォーマンスと安定性も改善されています。」としか記載されていませんが、ソフトバンクでは「まれにおサイフケータイアプリが動作しなくなる事象の改善」であることを案内しています。

実際にPixel 3・3 XLのおサイフケータイにおけるモバイルSuicaで改札を通る際に問題が生じて通れなかったといった報告も利用者から出ていたため、利用している人は更新しておいたほうが良さそうです。なお、問題が生じた場合でも再起動すれば通れるとのこと。更新後のビルド番号は「PQ1A.181205.006.A1」。

02 03

Pixel 3およびPixel 3 XLはGoogleが開発する「Pixel」シリーズの最新スマホで、日本でははじめてのPixelシリーズとなり、NTTドコモおよびSoftBankに加え、公式Webショップ「Google ストア」にて販売されています。日本で販売されている製品は、日本向けにFeliCaを搭載しており、おサイフケータイが利用可能となっています。

また、Googleの決済サービス「Google Pay」もFeliCaによるサービスが利用可能で、Suicaやnanaco、WAON、楽天Edy、QUICPay、LINE Payといった電子マネーが使えるようになっています。そんなPixel 3・3 XLですが、今回、特に日本向け製品に向けたおサイフケータイ関連の不具合を修正するソフトウェア更新がリリースされました。

ファクトリーイメージについても「9.0.0 (PQ1A.181205.006.A1, Dec 2018, Docomo)」と記載されており、恐らくNTTドコモが不具合を修正したものと見られます。モバイルSuicaは改札でも利用できるため、問題があって改札を通れずに流れを止めてしまったりすると危なかったりするので利用している人は是非更新しておきたいところです。

なお、東日本旅客鉄道(JR東日本)ではそういったことが起きないように個別試験を設けてモバイルSuicaに対応している製品はクリアしているはずですが、完全に不具合をなくすのはなかなか難しいといったところでしょうか。ソフトバンクが案内している更新を実施する上での注意点は以下の通り。

・ソフトウェア更新中は、発着信を含むスマートフォンの各機能をご利用できません。また、緊急通報(110番、118番、119番)をご利用することもできません。
・ソフトウェア更新の完了までに最大40分程度かかる場合があります。
・ソフトウェア更新を行う際は通信が切断されないよう、電波状態のよい場所で移動せずに実施してください。
・ソフトウェア更新中は、絶対に本機の電源を切らないでください。故障の原因となります。
・ソフトウェア更新は電池を十分に充電した状態で実施してください。ソフトウェア更新中に電池切れになると、故障の原因となる可能性があります。
・本機の状況(故障・破損・水濡れ等)によっては、保存されているデータが破損・消失されることがあります。必要なデータは、ソフトウェア更新前にバックアップしておくことをおすすめします。なお、データが破損・消失した場合の損害につきましては、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。
・ソフトウェア更新による個々のアプリケーションの動作保証はできません。更新前に、ご利用のアプリケーションに関する対応OSバージョンをご確認の上で実施してください。
・その他のご注意点はソフトバンク公式サイト<<ソフトウェア更新>>をご確認ください。






記事執筆:memn0ck


■関連リンク
エスマックス(S-MAX)
エスマックス(S-MAX) smaxjp on Twitter
S-MAX - Facebookページ
Pixel 3 関連記事一覧 - S-MAX
Pixel 3 XL 関連記事一覧 - S-MAX
Google Pixel 3、Google Pixel 3 XLをご利用中のお客さまへ | モバイル | ソフトバンク
Factory Images for Nexus and Pixel Devices  |  Google APIs for Android  |  Google Developers