AppleがiPhoneなど向けiOS 12.4をリリース!

Appleは22日(現地時間)、iPhoneやiPadなど向けプラットフォーム「iOS」の最新バージョン「iOS 12.4(16G77)」を提供開始したとお知らせしています。対象機種は、iOS 12の対象機種であるiPhone 5s以降およびiPad 5・iPad Air・iPad mini 2・iPad Pro以降、iPod touch(第6世代)以降で、無料でアップデート可能。

変更点は古いiPhoneから新しいiPhoneにデータを直接転送して移行できる機能や日本と台湾のHomePodのサポートなどが追加されているほか、脆弱性が見つかったので一時機能を停止していたApple Watchのトランシーバー機能のセキュリティーを修正して再有効化しており、その他にも各種のセキュリティー対策および不具合修正が行われています。

これでカメラのポートレートモードで被写界深度エフェクトが適用されない不具合でiOS 12.3.2が唯一提供されてブランチしていたiPhone 8 Plusも再度統一されていました。なお、手元のiPhone XS Maxなどでは各仮想移動体通信事業者(MVNO)でも「mineo」のAプラン(VoLTE対応)などのau回線を用いたサービスも含めて引き続き利用できていますが、どうしても心配な人は公式の動作確認を待ってみてください。

その他にもApple Watch向け「watchOS 5.3(16U569)」やApple TV向け「tvOS 12.4(16M568)」および「Apple TV Software 7.3.1(12H864)」、Mac向け「macOS Mojava 10.14.6(18G84)」、開発者向け「Xcode 10.3(10G8)」も合わせてリリースされています。

iPhoneやiPadなど向けの最新プラットフォームであるiOS 12は、昨年9月に正式版がリリースされ、その後、eSIMによるデュアルSIM対応などの新機能が追加されたiOS 12.1、AirPods(第2世代)や新しいアニ文字などの新機能が追加されたiOS 12.2、Apple TVアプリやAirPlay 2が追加され、日本の新元号である令和にも対応したiOS 12.3がリリースされていましたが、今回は日本と台湾のHomePodのサポートなどの新しい機能が追加されています。

更新は各機種本体のみでOTA(On-The-Air)によりダウンロードで行え、方法としては、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から行えます。また、iTunesをインストールしたWindowsおよびMacとUSB-Lightningケーブルで接続しても実施できます。

なお、単体でアップデートする場合のダウンロードサイズは手持ちのiPhone XS Maxで394.4MBとファイルサイズがかなり大きいため、携帯電話ネットワークのデータ通信量(GB)を減らしたくない場合にはWi-Fiなどを利用しましょう。Appleが案内しているアップデートの内容は以下の通り。

iOS 12.4では、古いiPhoneから新しいiPhoneにデータを直接転送してiPhoneを移行できるようになります。また、iPhoneとiPadのセキュリティの改善が含まれます。このアップデートには以下が含まれます:

iPhoneの移行
・設定中に古いiPhoneから新しいiPhoneにワイヤレスでデータを直接転送し移行する機能を導入

その他の改善と修正
・Apple Watchの“トランシーバー” Appのセキュリティを修正し“トランシーバー”機能を再有効化

このリリースには、日本と台湾のHomePodのサポートも含まれています。

Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/kb/HT201222








記事執筆:memn0ck


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