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シャープの定番スタンダードスマホの新製品「AQUOS sense4」をレビュースタート! |
NTTドコモが「2020-2021冬春モデル」として発表した4G対応のスタンダードスマートフォン(スマホ)「AQUOS sense4 SH-41A」(シャープ製)。すでに同社の公式Webストア「
一方、それ以外の通常カラー(ライトカッパー、ブラック、シルバー、ライトブルー)は11月12日に発売予定です。価格は限定カラーと通常カラーで共通となっており、ドコモオンラインショップなどの直営店では37,224円(税込)で、他社から乗り換え(MNP)では16,500円が割り引かれて20,724円(分割575円/月×36回など)です。
今回は素晴らしい濃いめの“赤”が限定カラーで出るということで、赤いガジェット大好きな筆者は(当然、レッドを)さっそく購入しましたので、数回に分けてのレビューをお送りします。まずは外観や同梱品、プリインストールアプリなどを紹介していこうと思います。
【まずはAQUOS sense4 SH-41Aの箱と同梱品を確認】
AQUOS sense4 SH-41Aの個装箱はシンプルな白地なもので、中央に大きく「AQUOS」と書かれた箱となっています。その中身はAQUOS sense4本体と「クイックスタートガイド」のみと非常に簡素で、(SIMカードを取り出すのにSIMピンが不要なこともあって)SIMピンすら入っていません。
よって、使いまわしのきくUSB(Type-C)ケーブルや充電器が必要な場合はあらかじめ自分で用意する必要があります。もちろん、これまでに利用していた製品でUSB Type-Cケーブルや充電器を使っていてた場合にはそれらを使いまわせることもあります。
【AQUOS sense4 SH-41Aの外観をチェック】
続いて外観をチェックしてみましょう。なお、外観についてはすでに『NTTドコモのスタンダードスマホ「AQUOS sense4 SH-41A」を写真と動画で紹介!歴代最大容量で電池長持ちや限定カラー含む7色展開【レポート】 - S-MAX』も掲載しているので、他の本体色なども含めて参考にしてみてください。
本体前面側には上部中央にノッチ(切り欠き)のある約5.8インチFHD+(1080×2280ドット)IGZO(TFT)液晶ディスプレイが搭載され、ノッチ部分には約800万画素CMOSのフロントカメラが内蔵され、その他にも通話用スピーカー、近接センサー、照度センサーも配置されています。
そしてディスプレイ下の真ん中に指紋センサーを内蔵したホームキーが配置され、新たにホームキーを長押しすることで任意で設定したアプリを立ち上げるようにすることができ、デフォルト設定では「Google Pay」が設定されていることもあり、シャープでは「Payトリガー」と呼んでいます。
一方、背面側には約1200万画素CMOS/広角カメラと約1200万画素CMOS/超広角カメラ、約800万画素CMOS/望遠カメラのトリプル構成のリアカメラや撮影用フラッシュライト、おサイフケータイ用マーク(アンテナ)があります。リアカメラは3つのカメラで光学0.75〜2.2倍相当に対応しています。
本体上側面には3.5mmイヤホンマイク端子とサブマイク、下側面にはUSB Type-C端子、外部スピーカー、通話用マイクがあります。
左側面にはnanoSIMカード(4FF)サイズの「ドコモUIMカード」およびmicroSDXCカードスロット、右側面には音量上下キー、電源キー、アシスタントキーがあります。前述通り、カードスロットの取り出しはSIMピンが不要で、窪みにツメを引っかけるだけで取り出すことができます。
サイズは約148×71×8.9mm、質量は約177g。チップセット(SoC)はQualcomm製「Snapdragon 720G mobile platform(SM7125)」(2.3GHz×4+1.8GHz×4のオクタコアCPU)、内蔵メモリー(RAM)は4GB、内蔵ストレージは64GB(ユーザー領域は約38.5GB程度)です。
また外部ストレージスロットは最大1TBまでのmicroSDXCカードに対応しています。バッテリー容量は4570mAhで、AQUOS senseシリーズにおいては最大となり、シャープでは「一般的なスマホの使い方」においては1週間の電池持ちが可能であるとしているほか、急速充電「USB PD 3.0」にも対応しています。
本機は最近のAndroidスマホの中では比較的小ぶりで(もちろん最近でも4インチ台という少々変わり種のものもありますが、あくまでも大手通信事業者が取り扱っている主要な製品という範囲内)、大画面モデルが主流の昨今において「Androidスマホで手軽で取り回しの良いものが欲しい」というニーズも拾えそうな大きさとなっているのではないでしょうか。
参考例として、AQUOS sense4 SH-41Aを同社の5G対応フラグシップスマホ「AQUOS R5G SH-51A」(シャープ製)やちょうど2年前の2018年11月に発売されたスタンダードスマホ「Galaxy Feel2 SC-02L」(サムスン電子)を使って大きさ比較してみました。
まずは同社のフラグシップ級スマホのAQUOS R5Gと大きさ比較ではディスプレイサイズが5.8インチのAQUOS sense4と6.5インチのAQUOS R5Gではここまで大きく差が開いており、あくまでも参考として比べて見ましたけど、この2機種はそもそもコンセプトが異なるので(ハイエンドモデルとミドルレンジモデルど真ん中)、さすがに違いが明らかです。
やはり比較的にコンパクトなAQUOS sense4のサイズ感が魅力的に感じる方も少なくないのではないでしょうか。もちろん、筆者個人としては“赤”という時点で、AQUOS sense4の方が外観の面で魅力的なのは言うまでもありませんが、それは別の話ですね……。
続いて、Galaxy Feel2 SC-02Lとの比較ではディスプレイサイズにおいてGalaxy Feel2が5.6インチに対してAQUOS sense4が約5.8インチとなっているので、サイズはそのままにディスプレイが大型化(HD+からFHD+に高精細化もしていますが)し、画面から得られる情報量が増加するなどの恩恵があります。
一方でサイズはGalaxy Feel2が約149×70約8.5mmと、AQUOS sense4とほぼ同じ大きさとなっています。Galaxy Feel2 SC-02Lを発売時にすぐに買った人が機種変更を考えたとき、これまでと同じような感覚で持つことのできるAQUOS sense4は良い選択肢になりえるかと思います。
【ホーム画面とプリインストールアプリ】
AQUOS sense4 SH-41Aはデフォルトは「docomo LIVE UX」がホームアプリとして設定されています。ホーム画面は3ページと左にスワイプすると表示される「my daiz NOW」の全4ページ構成となっています。
またホームアプリはdocomo LIVE UXの他に「AQUOS Home」や「AQUOSかんたんホーム」もプリインストールされています。なお、プリインストールアプリに「Disney DX」がセットされていますが、AQUOS R5G SH-51Aと違って「Disney DXホーム」はプリインストールされていません。
プリインストールアプリは「Gmail」や「Google Playストア」、「YouTube」などのGoogleが提供しているアプリの他に「My docomo」や「Disney DX」、「dメニュー」といったNTTドコモが提供する各種サービスやサポート関連のアプリ、さらにシャープ製ではお馴染みの「エモパー」や「SHSHOW」などが並んでいます。
一方、それ以外のサードパーティー製アプリとしては「マクドナルド」や「ローソン」、「Amazon」、「Amazon Kindle」、「Photoshop Express」、「Facebook」のほか、本機はワイドFMやハイブリッドラジオ(ラジスマ)に対応していることもあって「radiko + FM」がプリインストールされています。
というわけで、今回は外観の紹介やプリインストールアプリなどを駆け足気味に紹介しました。次回以降は基本性能をベンチマーク性能や本機を実際に使ってみて気が付いた点などをお送りしていこうと思います。
機種名 | AQUOS sense4 SH-41A |
サイズ[高さ×幅×厚さ/㎜] | 約148×71×8.9mm(最厚部10.2mm) |
質量[g](電池含む) | 約177g |
OS | Android 10 |
ディスプレイ[サイズ、解像度(横×縦)、方式] | 約5.8インチTFT液晶 Full HD+(1080×2280ドット) IGZO 約1677万色 |
HDR表示 | ○ |
SoC | Snapdragon 720G mobile platform |
CPU | オクタコアCPU (2.3GHz×4+1.8GHz×4) |
内蔵メモリー(RAM) | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部ストレージ(最大対応容量) | microSDXC(1TB) |
リアカメラ[有効画素数/F値] | トリプルカメラ[約1200万画素CMOS(F2.0、広角レンズ)+約1200万画素CMOS(F2.4、超広角レンズ)+約800万画素CMOS(F2.4、望遠レンズ)] |
フロントカメラ[有効画素数/F値] | シングルカメラ[約800万画素CMOS(F2.0、広角レンズ)] |
バッテリー容量 | 4570mAh/17.28Wh(内蔵電池) |
連続待受時間(静止時)[4G(LTE)] | 約820時間 |
連続通話時間(LTE)[VoLTE/VoLTE(HD+)/VoLTEビデオコール] | 約2330分/約2250分/ー |
電池持ち時間[4G(LTE)] | 約180時間 |
充電時間 | ポータブルACアダプタ 01kuruko:約210分 ポータブルACアダプタ 02:約160分 ACアダプタ 05:約210分 ACアダプタ 06:約150分 ACアダプタ 07:約150分 |
接続端子 | USB Type-C |
ワイヤレス充電(Qi) | ー |
4G(LTE)通信速度(受信時/送信時の最大速度) | 350Mbps/75Mbps |
VoLTE/VoLTE(HD+) | ○/○ |
WORLD WING[対応ネットワ−ク:LTE/3G/GSM] | ○/○/○ |
テザリング同時接続数[Wi-Fi/Bluetooth/USB] | 10台/4台/1台 |
Bluetooth | ○(5.1) |
防水・防塵 | ○(IPX5、IPX8)/○(IP6X) |
ワンセグ/フルセグ | ー/ー |
FMラジオ | ○(ワイドFM・ハイブリッドラジオ対応) |
おサイフケータイ[FeliCa/NFC(FeliCa搭載)] | −/○ |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
ハイレゾ | ○ |
スグ電 | ○ |
SIMカード | nanoUIM |
本体カラー | ライトカッパー、ブラック、シルバー、ライトブルー、レッド、ブルー、イエロー |
メーカー | シャープ |
記事執筆:河童丸
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